カテゴリー「昆虫」の37件の記事

2025年9月10日 (水)

武田信玄と上杉政虎(謙信)の一騎打ち(永禄4年 1561年9月10日)

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 永禄四年(1561年)9月9日、武田信玄と上杉将虎(謙信)が幾度となく雌雄を決してきた川中島の合戦の最大の激戦となる第四次合戦が開戦した。

信州川中嶋合戦之図(故人春亭画 応需広重模寫)
信州川中嶋合戦之図(故人春亭画 応需広重模寫)

 第四次合戦では武田軍約2万と上杉軍訳1万3千の軍勢が対峙しにらみ合いが続きました。信玄は軍師の山本勘助が提案した作戦「啄木鳥戦法」を採用しました。この作戦は武田軍を本隊と別働隊の二手に分け、別働隊が妻女山に布陣する上杉本陣を奇襲をかけ八幡原へ追い落としたところを本隊が迎え撃つというものでした。しかし、政虎は海津城からの炊煙がいつもより多量だったことから武田軍の動きを察知し、闇夜に乗じて息を潜めるように全軍を妻女山から下山させ「鞭声粛々、夜河を渡る」と詠われたように千曲川を静かに渡りました。そして上杉軍は深い霧が立ちこめる中、武田軍の本陣へと静かに迫りました。

 9月10日朝、霧が晴れると武田軍本陣の前に突如として上杉軍が現れました。不意をつかれ武田軍は驚愕し、上杉軍は車懸りの陣で武田軍本陣を急襲しました。武田軍は鶴翼の陣で応戦しましたが上杉軍の勢いに圧され武田信繁や山本勘助など多くの重臣が討ち死にし武田軍は壊滅寸前まで追い詰められました。

 このとき政虎は先陣を切って武田本陣に突撃し信玄と対峙したと伝えられています。政虎は床几に座った信玄に馬上から馬上から太刀を振るいました。信玄は立ち上がって軍配で受け止めました。政虎は三度に渡って信玄に斬りかかりましたが、原虎吉が槍で応戦し政虎を追い払いました。

武田信玄と上杉政虎(謙信)の一騎打ち(川中島の合戦 第四次合戦)
武田信玄と上杉政虎(謙信)の一騎打ち(川中島の合戦 第四次合戦)
(Microsoft Copilotで生成)

 やがて武田軍の別働隊が八幡原に到着すると戦況は武田軍が優勢となり上杉軍は奮戦するも八幡原から撤退していった。この第四次合戦は信玄と政虎の一騎打ちを含む最大規模の死闘となりました。両軍とも多くの犠牲者を出し明確な勝敗は定まりませんでしたが後世に語り継がれる戦となりました。

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2025年8月18日 (月)

ヤンマ科のトンボではないコオニヤンマ

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 10mほど先の川の中の岩にトンボがとまっているのが見えたのでズームで撮影してみました。このあたりはアカトンボばかり飛んでいのですが、これはオニヤンマのように見えます。

コオニヤンマ
コオニヤンマ

 しかし、オニヤンマは休息するときには枝などにぶら下がる習性があります。一方、コオニヤンマはオニヤンマに似ていてやや小型のトンボで休息するときは水平にとまる習性があります。ですから、このトンボはコオニヤンマと考えられます。

 コオニヤンマは小型のオニヤンマという意味ですがヤンマ科でもオニヤンマ科でもありません。サナエトンボ科のトンボです。東アジアの温帯域に分布する大型のトンボです。

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2025年7月18日 (金)

夏の風物詩「ミンミンゼミ」

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 ミンミンゼミはカメムシ目セミ科ミンミンゼミ属の昆虫です。日本の夏を象徴するセミの一種です。その特徴的な鳴き声から夏の風物詩として親しまれています。成虫の体長は約35ミリメートルで翅を含めると55~64ミリメートルです。アブラゼミと同じぐらいの大きさです。体色は黒を基調としいますが水色や緑色の鮮やかな斑紋があります。翅は透明で茶褐色の斑紋が2列に並んでいます。和名は鳴き声に由来します。

ミンミンゼミ
ミンミンゼミ

 ミンミンゼミは北海道南部から本州、四国、九州まで広く分布しています。東日本では平地や丘陵地でよく見られますが、西日本では高温多湿の平地を避け涼しい丘陵地や山地に生息しています。地域によって差がありますが成虫は7月下旬から10月頃まで観察されます。一般的には8月が最盛期となります。鳴き声は名前の通り「ミーン、ミンミンミンミンミーーー」です。気温が上昇していない午前中あたりから鳴き始めく暑さが増すと鳴き止んで静かになる傾向があります。ミンミンゼミの鳴き声は夏を印象づけるものとして効果音に使われます。

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2025年7月16日 (水)

夏の風物詩「ニイニイゼミ」

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 ニイニイゼミはカメムシ目セミ科ニイニイゼミ属の昆虫です。日本の夏の始まりを告げる身近な存在のセミです。成長の体長は20~24ミリメートルです。翅を含めても30~40ミリメートルでやや小型のセミです。体色は黒褐色で全身に斑紋があり保護色にもなっています。体型は他のセミに比べてやや丸っこい形をしています。和名の由来には諸説ありますが、鳴き声が「ニイニイ」に聞こえるからとも、羽の模様が新しい衣装(新衣)のように見えることからとも言われています。

ニイニイゼミ
ニイニイゼミ

 ニイニイゼミは北海道から九州まで日本全国に分布しています。主に平地から低山地にかけて生息しています。都市部の公園、街路樹、住宅地の庭などでもよく見られます。他のセミに比べて乾燥への耐性が強く多種類の樹木に対応可能なため都市環境にも適応しやすくなっていると考えられ近年は個体数が増えています。地域によって異なりますが6月下旬から9月上旬までが活動の時期です。気温が高くなる午前中や夕方に鳴き声が盛んになります。鳴き声は「チー」「ジー」といった金属的な音です。名前の由来のニイニイには聞こえません。

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2025年6月21日 (土)

カギバアオシャク

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 カギバアオシャクはチョウ目シャクガ科アオシャク亜科の蛾です。緑色の身体に黄白色の斑紋があります。斑紋の形状は特徴的で本種を見分けるのに役に立ちます。羽を開くと50~70 mmになる大型の蛾です。日本のカギバアオシャクは亜種で中国東部や朝鮮半島にも分布しています。この個体はアパートの階段の壁にはりついていました。

カギバアオシャク
カギバアオシャク

 よく見ると頭部は芝生のようにフサフサです。

カギバアオシャクの頭部
カギバアオシャクの頭部

 

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2024年8月21日 (水)

エグリヅマエダシャク

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 エグリヅマエダシャクはチョウ目シャクガ科エダシャク亜科の蛾です。外壁に張り付いていました。エグリヅマエダシャクは本州、四国、九州、対馬、南西諸島に分布しています。翅を開いてときの大きさは4~5 cmです。両翅に黒い縁取りのある白い斑点がひとつずつあります。また滑らかな曲線の黄褐色の外横線があります。名前の「エグリヅマ」は翅頂に近い外縁がえぐれていることに由来します。

エグリヅマエダシャク
エグリヅマエダシャク

 

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2023年6月 9日 (金)

【おもしろ映像】セミの抜け殻と脱皮の様子

 ずいぶん前の話ですが、いつも良く行く居酒屋さんが店の前でセミの抜け殻を見つけてとっておいてくれました。当時ガラケーで撮影したものですので画像の分解能はあまり高くありません。しかし、よくまあうまく抜けるものだなと感心します。脱ぐという感じですね。

セミの抜け殻
セミの抜け殻 撮影:2008年7月31日 (木)

 実はセミは幼虫から成虫になるまで成長するにつれて何度も脱皮をします。最初の脱皮は孵化直後で最後の脱皮は成虫になる直前の脱皮です。最期の脱皮を「羽化」といいます。ですから上の写真は最後の脱皮の抜け殻です。

 セミは夕方から夜にかけて羽化します。土の中から出てきた幼虫が草や木などに登ります。羽化が始まると背中の皮膚が割れて成虫が現れます。成虫はしばらくの間じっと動かず休み、その後羽を広げて飛び立ちます。この様子を映像で見ると脱皮は人間が服を脱ぎ捨てるようなわけにはいかない大仕事だということがわかります。

セミが土から出てくる瞬間~羽化 The moment when a cicada comes out of soil

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2023年5月22日 (月)

アブとハチの違い|アオメアブ

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 河原にいたら変わった形の昆虫が飛んできました。ムシヒキアブの仲間のアオメアブです。アオメアブはハエ目(短角亜目)ムシヒキアブ科クシヒゲムシヒキ亜科の昆虫でアオメムシヒキとも呼ばれます。

アオメアブ(アオメムシヒキ)
アオメアブ(アオメムシヒキ)

 アブとハチは見た目が似ておりどちらも刺す習性があるので同じ仲間のように思いがちですが実は全く異なる昆虫です。アブはハエ目でハエの仲間、ハチはハチ目でアリの仲間です。

 アブの身体を良く見てみるとハチのようなくびれがありません。羽根もハチは2対4枚ですがアブは2対2枚です。ハチは曲線を描くようにゆっくり飛ぶ場合が多いのですが、アブは直線的に速く飛びます。アブはハチのようにホバリングはしません。

 アブもハチも刺しますが、ハチが毒針で攻撃するのに対して、アブは口で噛んで血液などの体液を吸います。

【関連記事】アブとハエの違い|アオメアブ

チョウとガの違い

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ミヤマアカネのオス

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2022年8月28日 (日)

ミヤマアカネのオス

 ミヤマアカネ(深山茜)はトンボ科アカネ属のトンボです。ヤグルマトンボ、カザグルマトンボとも呼ばれます。また赤トンボと言えば狭義にはアキアカネのことですがミヤマアカネも赤トンボと呼ばれます。

 ミヤマアカネの成虫は体長30~40 mmの中型のトンボです。トンボやハチの翅の前端には小さな縁紋がありますが、ミヤマアカネはその内側に褐色の太い帯があります。国内でこのような褐色の帯を持つトンボを見たらミヤマアカネと考えて良いでしょう。

 さて赤トンボの体色は最初から赤色をしているわけではありません。ミヤマアカネは未熟なうちは雌雄とも黄褐色をしています。

若いミヤマアカネのオス
若いミヤマアカネのオス

 オスは成熟すると次の写真のように全身が赤化し赤トンボとなります。メスは体色が濃くなりますがオスのように赤くなりません。

成熟したミヤマアカネのオス
成熟したミヤマアカネのオス

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2022年6月13日 (月)

スズメバチの巣を発見

 アパートの階段を降りたら踊り場の天板に張り付いたツボのようなものが目に入ってきました。すぐにスズメバチの初期の巣だとわかりました。まったく気が付いていませんでしたがいきなり視界に入ってきました。あっという間にできたのでしょう。

初期のスズメバチの巣
初期のスズメバチの巣

 巣の大きさも小さくあたりにはスズメバチの姿形はありません。まだ一匹の女王蜂が作り始めたばかりの巣です。

スズメバチの女王蜂が作り始めたばかりの巣
スズメバチの女王蜂が作り始めたばかりの巣

 スズメバチの仲間は大型のものが多く攻撃的な性質です。ミツバチと同様に社会性が高く1匹の女王蜂を中心に大きな巣を作って生活します。スズメバチが襲ってくるのは自分たちの住処である巣を守るためです。いきなりスズメバチに刺されたということもありますが、その場合の多くは知らずのうちに巣に近づきスズメバチが警戒する範囲に侵入したときです。

 女王蜂と働き蜂はどちらも同じスズメバチですが幼虫時代に与えられるエサによって女王蜂になるか働き蜂になるかが決まります。女王蜂は夏から年末にかけて羽化し十分に栄養を蓄えて巣から旅立ちます。オスと出会った後はエサを食べなくなり越冬します。女王蜂は翌春に活動を始め巣を作り始めます。十分に大きくなった巣では働き蜂が巣を作ったりエサを捕まえたりしますが、働き蜂が産まれ育つまでは女王蜂も働きます。今回見つけた巣はちょうどこの頃のものです。働き蜂は7月頃から羽化し始め2ヶ月もするとたくさんの働き蜂が生まれ巣も大きくなります。働き蜂はメスでオスはまったく働きません。働き蜂は働くのが役割ですが巣から女王蜂がいなくなると産卵を始めますが生まれてくるのはオスだけです。オスは働かないのでやがて巣は朽ち果ててしまいます。

 女王蜂が産み付けた働き蜂の卵が孵化したらたいへん危険な状態となります。子どもたちも住んでいるのですぐに大家さんと話をして撤去しました。幸い小さい巣だったので危険もなくあっという間に取り外されました。

 しかし、ここにずいぶん長い間住んでいますがスズメバチの巣ができたのは初めてです。あたりには草木のたくさんある公園や大きな庭の家もあるのですがどうしてこんなところに巣を作り始めたのでしょう。可哀想ではありますが階段の踊り場では必ず事故が起こります。

 女王蜂さん、こんなところに巣を作ってはダメだよ。

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