カテゴリー「動物の豆知識」の216件の記事

2023年9月12日 (火)

今季初のサンマ刺身

 先日、いつもの居酒屋さんの黒板に「サンマ刺身」と書いてありました。どんな感じか聞いてみたら量が少ないのでお勧めはしないとのことでした。「サンマ焼き」にならないか尋ねたところ、秋刀魚が小さすぎて焼魚はできないとのことでした。「サンマ焼き」ができる大きさの秋刀魚を仕入れると相当な値段になってしまうようです。

 今季初のサンマになるので「サンマの刺身」を食べることにしました。これで一尾ですが確かに量が少ないです。もとの秋刀魚が小さいので取れる身も少ないのだと思います。脂はのっていませんでしたが歯応えもあり初秋刀魚らしい味がしました。

Photo_20230911120801
今季初のサンマの刺身(2023年)

 全国さんま棒受網漁業協同組合によると昨年2022年の全国サンマ水揚げ量は前年比2%減の17,910トンで過去最低でした。1981年には159,304トン、1990年には310,592トン、2000年には211,883トン、2010年には193,425トンでした。年々減少していますが1桁違います。今年もサンマの漁獲量は減少するでしょう。美味しい冷凍サンマすら食べられなくなりそうです。

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2023年8月17日 (木)

パイナップルの実は本当は果実ではない|「パイナップルの日」(8月17日)

 本日8月17日は「パイナップルの日」です。バナナやパイナップルなど様々な果物や野菜の生産・販売を手がける株式会社ドールが制定したものです。8月17日とした由来は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合せです。

 パイナップルはパイナップル科の多年草です。原産は熱帯アメリカのブラジルです。もともと現住民が果物として栽培していましたが、クリストファー・コロンブスが1493年にカリブ海のグアドループ島で発見したことがきっかけで世界中に広まりました。 パイナップルは英語では pineapple で松 (pine)の果実(apple)です。これは本来は松かさ(松ぼっくり)のことでしたがパイナップルの形が松かさ(松ぼっくり)に似ていたことからパイナップルと呼ばれるようになりました。日本には1830年に小笠原諸島の父島に植えられ、1845年にオランダから長崎に伝えられたという記録もあります。現在はフィリピン、コスタリカ、ブラジルで生産されたものが多く出回っています。

 パイナップルの葉は剣上で地下茎から重なるように密生しています。苗を植えると1年~1年半にかけて株の中心から花穂が生じます。花軸は60~100 cmほど伸びて先端に円筒形の花序ができて肉質な白い花弁を咲かせます。半年ほどで実を結びますが、果実と花の基部(花柄)と花軸が一緒になって肥大化しパイナップルの実となります。ただし、私たちが普段パイナップルの実と呼んでいるのは果実ではありません。パイナップルの果実は実の表面にらせん状に並んでいる固い部分です。

パイナップル<
パイナップル

【関連記事】パイナップルの実は本当は果実ではない|「パイナップルの日」(8月17日)

植物の豆知識

本当は「実」でないイチゴの実

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2023年8月10日 (木)

コサギの飛行

 アオサギやダイサギの体長は90 cmぐらうですがコサギは一回り小さく60 cmぐらいの大きさです。コサギはダイサギと同様に体色が真っ白ですが、クチバシの色はダイサギが黄色でコサギは黒色です。

 いつもの河川でエサを探しているコサギを発見しました。

エサを探るコサギ
エサを探るコサギ

近づけそうな雰囲気でしたがこちらに気が付いて飛び立ちました。

飛び立つコサギ
飛び立つコサギ

 コサギのもうひとつの特徴は足先の色です。コサギは足は黒いのですが足先が黄色です。まるで黄色い靴を履いているようです。

 飛び立ってすぐ近くに着陸態勢に入りました。

着陸態勢のコサギ
着陸態勢のコサギ

 それもそのはず。エサを探していたところに自分が近づいたのでちょっとびっくりして逃げたのでありました。

 コサギ君、すまん(^^ゞ

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2023年7月14日 (金)

シマウマのたてがみは何色?

 シマウマの縞模様は見た目は縦縞ですが動物学的には横縞です。

  シマウマの縞模様は縦縞か横縞か

 そしてシマウマの縞模様は「黒地に白」と考えれています。

  シマウマは縞模様は「白地に黒」か「黒地に白」か

グレービーシマウマ(多摩動物公園)
グレービーシマウマ(多摩動物公園)

 それでは、シマウマのたてがみは何色でしょうか。シマウマのたてがみは次の写真のようにふさふさとした白と黒の毛が身体の模様と同じ縞模様を作るように生えています。そしてたてがみの毛の先端部分は黒色をしています。

シマウマのたてがみは何色?
シマウマのたてがみは何色?

【関連記事】シマウマのたてがみは何色?

シマウマの縞模様の秘密|どうして白黒の縞模様?

シマウマは縞模様は「白地に黒」か「黒地に白」か

シマウマの縞模様は縦縞か横縞か

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2023年7月12日 (水)

ヒガシニホントカゲかな|ニホントカゲの仲間

 道を歩いていたら太陽光を反射して銀色や虹色に光りながら動く生き物がいました。良く見るとトカゲでした。最初はカナヘビかなと思っていたのですが写真をよく見るとどうやらニホントカゲのようです。近寄ると逃げてしまうので離れたところからスマホで撮影したので解像度はよくありませんが、身体の模様や尾の長さなどの特徴からニホントカゲと思います。

ニホントカゲ
ニホントカゲ

 ニホントカゲ(日本蜥蜴)は爬虫綱有鱗目トカゲ科トカゲ属のトカゲです。ニホントカゲはかつては1種類のみと考えられていましたが、現在では東日本に生息するヒガシニホントカゲ、伊豆半島に生息するカダトカゲ、西日本に生息するニホントカゲの3種がいます。これら3種類のトカゲは外見を見分けるのが難しいのですが、このトカゲは撮影場所から考えるとヒガシニホントカゲでしょう。

 ニホントカゲの体表面の鱗には金属光沢があります。カナヘビには光沢がありません。カナヘビが尾が胴体の2/3ほどあり細長い身体つきをしていますが、ニホントカゲの尾の長さは胴体に半分ぐらいです。ニホントカゲの幼体は頭部から尾部にかけて5本の縦帯があります。尾が鮮やかな青色をしていますが成長とともに薄れます。

ニホントカゲ
ニホントカゲ

 もう少し解像度の良い写真をと思ってそっと近づいたのですが、こちらに気が付いたようで向きを変えて逃げていきました。

ニホントカゲ
ニホントカゲ

【関連記事】ヒガシニホントカゲかな|ニホントカゲの仲間

ニホンヤモリ

 

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2023年6月 9日 (金)

【おもしろ映像】セミの抜け殻と脱皮の様子

 ずいぶん前の話ですが、いつも良く行く居酒屋さんが店の前でセミの抜け殻を見つけてとっておいてくれました。当時ガラケーで撮影したものですので画像の分解能はあまり高くありません。しかし、よくまあうまく抜けるものだなと感心します。脱ぐという感じですね。

セミの抜け殻
セミの抜け殻 撮影:2008年7月31日 (木)

 実はセミは幼虫から成虫になるまで成長するにつれて何度も脱皮をします。最初の脱皮は孵化直後で最後の脱皮は成虫になる直前の脱皮です。最期の脱皮を「羽化」といいます。ですから上の写真は最後の脱皮の抜け殻です。

 セミは夕方から夜にかけて羽化します。土の中から出てきた幼虫が草や木などに登ります。羽化が始まると背中の皮膚が割れて成虫が現れます。成虫はしばらくの間じっと動かず休み、その後羽を広げて飛び立ちます。この様子を映像で見ると脱皮は人間が服を脱ぎ捨てるようなわけにはいかない大仕事だということがわかります。

セミが土から出てくる瞬間~羽化 The moment when a cicada comes out of soil

【関連記事】

【おもしろ映像】タカアシガニの脱皮

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2023年6月 7日 (水)

ツバメの水浴び

 夕方になるとツバメがたくさん出てきてエサをとりはじめます。

 すばしっこいのと少しあたりが暗くなってきているので写真を撮るのはひと苦労です。

 こんな感じで飛んできて

水面すれすれに飛ぶツバメ
水面すれすれに飛ぶツバメ

 水面ぎりぎりに飛んでダイブします。これはエサを取っているように見えますが実は水浴びをしているのです。

水にダイブして水浴びするツバメ
水面に身体をつけて水浴びするツバメ

 ツバメは他の鳥と異なり水たまりでバシャバシャと水浴びすることはありません。ツバメは飛びながら水浴びをします。羽根を大きく広げて水面すれすれに飛び身体を水につける行動を繰り返します。

【関連記事】

気持ち良さそうなカラスの行水

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2023年6月 5日 (月)

アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメが条件付特定外来生物に指定される(2023年6月1日)

 特定外来種に指定されていたアメリカザリガニとミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が改正外来生物法に基づき2023年6月1日から条件付特定外来生物に指定されました。アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメは餌やペットとして輸入され繁殖されましたが、逃げ出したり野に放たれたりしました。繁殖力が強いため爆発的に増加し全国各地に広がり繁生態系に悪影響を与えています。

件付特定外来生物に指定されたアメリカザリガニとミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)
件付特定外来生物に指定された
アメリカザリガニとミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)

 

 今回の指定によりアメリカザリガニとミシシッピアカミミガメの輸入や販売、さらに販売目的での飼育や購入が近視されました。また無料でも多数の人に配る行為、飼育しているものを野外に放つことも禁止されます。違反した場合は最大で3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科されます。

 今後はアメリカザリガニとミシシッピアカミミガメは購入することができません。現在ペットとして飼育しているものは野外に放つことは禁止ですがそのまま飼い続けることはできます。また川や湖沼で捕まえることはできます。捕まえたものをその場で放つことは可能ですが、いったん飼育した場合は野外に放つことはできなくなります。また飼育しているものを少数の人に無償で譲渡することは可能ですが譲渡さえた人は飼育し続けなければなりません。アメリカザリガニの寿命は約5に年ですが、ミシシッピアカミミガメの寿命は20年から最長で40年と非常に長いため気軽に飼育することは避けた方が良いでしょう。

 【関連記事】

アメリカザリガニが日本にやって来た日|ザリガニの日(1927年5月12日)

ミシシッピアカミミガメ 函館市熱帯植物園

河川で見つけたミシシッピアカミミガメ

輸入や飼育を禁止の方針 外来種のミドリガメ (ミシシッピアカミミガメ) 

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2023年6月 3日 (土)

【おもしろ映像】バブルリングで遊ぶバンドウイルカ

 白イルカ(ベルーガ)が口でバブルリングを作るというのはよく見かけますが、バンドウイルカもバブルリングを作って遊びます。

バブルリングで遊ぶバンドウイルカ

 映像を見ていると本当に遊んでいます。バブルリングを作って追いかけ回して口で壊してと何とも賢そうです。

Dolphin blowing bubble rings

 どうやって作っているのかなと思ったら映像がありました。

 口ではなくて噴気孔で作るんですね。

Dolphin blows ring bubbles

【関連記事】

笑うイルカ

シロイルカ(ベルーガ)|ベルーガの由来

シャチ(オルカ・キラーホエール)はマイルカの仲間

シャチの目の位置はどこにある?|シャチの目は雰囲気悪い

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2023年5月31日 (水)

枝に魚を打ち付けるカワセミ

 日暮れ時あたりがずいぶん暗くなってきたところに魚を加えたカワセミがやってきました。暗い上にズーム撮影なのでさらに暗くなって画像がよくありませんが何とか撮影することができました。画像を明るくして色の濃淡を調整してあります。

 あまり大きくないカワセミです。生活環境があまり良くないのか痩せているようにも見えました。自分の身体に比べて体長の長い魚を捕まえたようです。

魚を捕まえたカワセミ
魚を捕まえたカワセミ

 自分と同じぐらいの長さの魚です。しっかりとクチバシでくわえていますが魚もあばれるのでかなり持て余しています。

クチバシに加えた魚を持て余すカワセミ
クチバシに加えた魚を持て余すカワセミ

 さてフィニッシュに持っていけるでしょうか。ゆっくりと身体を揺らし始め魚がクチバシから外れないことを確認すると、枝に魚を叩きつけ始めました。魚を弱らせています。身体をねじ曲げてのけぞってジャーマンスープレックスみたい。

魚を枝に叩きつけるカワセミ
魚を枝に叩きつけるカワセミ

 本当に暗かったのでF値もシャッタースピードもぎりぎりで撮影しました。もう少し明るい時間だったらと思いましたが、カワセミさんの食事の時間を撮影させてもらっているで仕方ありません。

【関連記事】

岩に魚を打ち付けるカワセミ

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