カテゴリー「野鳥」の172件の記事

2023年6月 7日 (水)

ツバメの水浴び

 夕方になるとツバメがたくさん出てきてエサをとりはじめます。

 すばしっこいのと少しあたりが暗くなってきているので写真を撮るのはひと苦労です。

 こんな感じで飛んできて

水面すれすれに飛ぶツバメ
水面すれすれに飛ぶツバメ

 水面ぎりぎりに飛んでダイブします。これはエサを取っているように見えますが実は水浴びをしているのです。

水にダイブして水浴びするツバメ
水面に身体をつけて水浴びするツバメ

 ツバメは他の鳥と異なり水たまりでバシャバシャと水浴びすることはありません。ツバメは飛びながら水浴びをします。羽根を大きく広げて水面すれすれに飛び身体を水につける行動を繰り返します。

【関連記事】

気持ち良さそうなカラスの行水

ココログ夜明け前

ココログ夜明け前|Googleニュース

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2023年5月31日 (水)

枝に魚を打ち付けるカワセミ

 日暮れ時あたりがずいぶん暗くなってきたところに魚を加えたカワセミがやってきました。暗い上にズーム撮影なのでさらに暗くなって画像がよくありませんが何とか撮影することができました。画像を明るくして色の濃淡を調整してあります。

 あまり大きくないカワセミです。生活環境があまり良くないのか痩せているようにも見えました。自分の身体に比べて体長の長い魚を捕まえたようです。

魚を捕まえたカワセミ
魚を捕まえたカワセミ

 自分と同じぐらいの長さの魚です。しっかりとクチバシでくわえていますが魚もあばれるのでかなり持て余しています。

クチバシに加えた魚を持て余すカワセミ
クチバシに加えた魚を持て余すカワセミ

 さてフィニッシュに持っていけるでしょうか。ゆっくりと身体を揺らし始め魚がクチバシから外れないことを確認すると、枝に魚を叩きつけ始めました。魚を弱らせています。身体をねじ曲げてのけぞってジャーマンスープレックスみたい。

魚を枝に叩きつけるカワセミ
魚を枝に叩きつけるカワセミ

 本当に暗かったのでF値もシャッタースピードもぎりぎりで撮影しました。もう少し明るい時間だったらと思いましたが、カワセミさんの食事の時間を撮影させてもらっているで仕方ありません。

【関連記事】

岩に魚を打ち付けるカワセミ

ココログ夜明け前

ココログ夜明け前|Googleニュース

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2023年5月14日 (日)

ダルメシアンとカルガモ

 河原で犬が大喜びで走り回っています。白地に黒(茶)のブチの特徴的な模様をもつこの犬はダルメシアンです。ダルメシアンはディズニー映画「101匹わんちゃん」のモデルになった犬種です。

ダルメシアン
ダルメシアン

 ダルメシアンの原産はアドリア海に面するクロアチアのダルマチアです。ダルメシアンは体力と持久力が高く脚力も強いため、かつては激しい作業を必要とする狩猟犬や馬車の先導や護衛を行うキャリッジドッグとして利用されました。

 さてこのダルメシアン、河原で何か見つけたようです。どうやらカルガモのようです。

ダルメシアがカルガモを発見
ダルメシアがカルガモを発見

 すぐに掛けよりカルガモにちょっかいを出します。カルガモはすぐに気が付いて飛び立ちます。

カルガモにちょっかいを出すダルメシアン
カルガモにちょっかいを出すダルメシアン

 もたまらんという感じで逃げていきます。

び立つカルガモ
飛び立つカルガモ

このダルメシアンとカルガモは同じことを何度も繰り返していました。

【関連記事】

川を歩くわん!|ダイサギと柴犬

ココログ夜明け前

ココログ夜明け前|Googleニュース

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2023年5月 1日 (月)

川を歩くわん!|ダイサギと柴犬

ダイサギが歩いたり水面をじっと見たり。どうやらエサをとっているようです

エサをとるダイサギ
エサをとるダイサギ

あれ?突然飛び立ちました。

飛び立つダイサギ
飛び立つダイサギ

 なんと柴犬が乱入したようです。こんな熱い日は水遊びに限ると言わんばかりに川の中へ入っていきます。

川辺で自由になった柴犬
川辺で自由になった柴犬

 しかし、川の中で遊んでいいのか。いったん陸地を振り返ります。飼い主が呼んでいます。

飼い主のいる陸地を振り返る柴犬
飼い主のいる陸地を振り返る柴犬.

 いやいやここまで来たら突入でしょ。ダイサギの真似して?水の中をじっと見てみる・・・

ダイサギの真似して?水の中をじっと見る柴犬
ダイサギの真似して?水の中をじっと見る柴犬

そしてダイサギと同じように水の中を歩いてみる・・・

水の中を歩く柴犬
水の中を歩く柴犬

ココログ夜明け前

ココログ夜明け前|Googleニュース

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (1) | トラックバック (0)

2023年2月 7日 (火)

コガモの雄と雌の違い(性的二形)

 鳥は種類にもよりますが雄と雌で外観が異なるものがたくさんいます。特にカモ類では、雄は鮮やかな色をしているのに対して雌は地味な色をしている場合が多いようです。

 次の写真はコガモの雄です。首が茶色をしていて目の回りには緑色の眼鏡をかけているような模様があります。

コガモのオス
コガモのオス

続いて次のの写真は雌です。 顔には雄のような模様はありません。体色も違います。

コガモのメス
コガモのメス

 マガモも同じような感じです。マガモの雄の首は緑色なのですが雌には色がついていません。こうした色は生殖に関係していますが、カルガモものように見分けがつきにくいものもいます。 雄と雌とで形態が異なることを性的二形といいます。

 いつもの河原にコガモが来るのは冬のシーンです。毎年3月になると多くのコガモたちが越冬を終えて旅立っていきますが、ゆっくりと滞在している集団もいます。こんな時期までいて君たち大丈夫か?と思わず言いたくなります。今年はどうなるでしょう。

【関連記事】

がっくりするカルガモ

気持ち良さそうなカラスの行水

太陽を背に羽根を乾かすカワウ

翼を太陽に向けて|羽根を乾かずアオサギ

キジ(雉子)発見!オスとメスの違いは?

岩に魚を打ち付けるカワセミ

ダイサギの食事

ザリガニを捕まえたダイサギ

アオサギ参上

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2022年12月 6日 (火)

思考実験「ヘンペルのカラス」

 思考実験「ヘンペルのカラス」はドイツの哲学者カール・グスタフ・ヘンペルが1940年代に示した問題です。

 事例から規則や法則を見い出そうとする推論を帰納法といいます。たとえばイタリアのガリレオ・ガリレイは有名な思考実験「重いものほど速く落下するのか?」において様々な実験の事例から落下速度は質量と関係しないことを見い出しました。そして当時常識だったアリストテレスの「重いものほど速く落ちる」という説を否定しました。ガリレオは実験の結果から結論を帰納的に導き出したのです。しかし、帰納法の場合、命題を否定する事例が見つかると証明がくつがえる危うさがあります。

 一方、規則や法則から事例の結論を得る推論を演繹法といいます。イギリスのアイザック・ニュートンは万有引力を発見し運動の法則を確立しました。この法則によって落下実験を行わずとも物体の落下運動を計算で求めることができるようになりました。計算に用いる条件さえ整えば、たとえば月面での物体の落下運動も求めることができます。このように法則からある事例の結論を演繹的に導くことが可能です。演繹的なアプローチにおいて、もし計算結果と実験結果が異なる場合は実験の失敗に気が付いたり、あるいは新たな事実を発見したりすることができます。

 「ヘンペルのカラス」は「カラスのパラドックス」とも呼ばれますが、ヘンペルが「全てのカラスは黒い」という命題を証明する手続きの危うさについて倫理学の対偶を利用して指摘したものです。ヘンベルは「全てのカラスは黒い」という命題を「全ての黒くないものはカラスではない」という等価の命題に言い換えて「全てのカラスは黒い」と証明する論法を提案しました。

ヘンベルとカラス
ヘンベルとカラス

 「全てのカラスは黒い」のように集合に属する全てのものが共通する性質を肯定または否定する命題を全称命題といいます。たとえば「全ての動物は死ぬ」と「全ての動物は空を飛ぶ」はどちらも全称命題ですが前者は真で後者は偽です。また「AはBである」という命題に対して「BでないならAでない」と言い換えた等価の命題を元の命題の対偶と言います。

 「全てのカラスは黒い」を帰納的に証明しようとするならば、カラスを次々と探し出して黒いことを確認していく必要があります。全ての探し出したカラスが黒ければ「全てのカラスは黒い」と証明できる状態に近づいていきます。さらに黒いカラスの数が増えれば「全てのカラスは黒い」は帰納的に証明できたと言えるでしょう。しかしながら、黒くないカラスが1羽でも見つかると証明は覆ってしまいます。

 もしも「全てのカラスは黒い」という規則や法則あるいは揺るぎない常識があるのであれば、次々と出会うカラスは全て黒いと演繹的に結論づけることが可能です。この場合。「全てのカラスは黒い」と「全ての黒くないものはカラスではない」は等価の命題で祖語はありません。

 ヘンベルは「全てのカラスは黒い」という全称命題をその対偶である「全ての黒くないものはカラスではない」を使って証明できるのかを問いかけたのです。具体的には観測者が世界に存在する黒くないものをとつひとつ確認していき、その中にカラスが一羽も存在してなければ全てのカラスが黒いことを証明できたことになるのかということです。

 観測者が黒くないカラスを1羽でも見つかればその時点で「全てのカラスは黒い」は証明できなかったことになります。黒くないカラスが見つからない状態が続いているときは「全てのカラスは黒い」が証明され続けていることになります。黒くないカラスが見つからない回数が増えれば増えるほど「全てのカラスは黒い」の確度は高くなっていき、やがて事実上証明できたことになるでしょう。

 しかし、この証明の手続きをよく考えて見ると奇妙なところがあります。それは観測者が黒いカラスを見ていないということです。黒いカラスを見たことがないのに「全てのカラスは黒い」という命題を証明できてしまうのです。

 ヘンベルはカラスを調べることなく「全てのカラスは黒い」という全称命題を証明できてしまうことからその手続きを危うさを指摘したのです。「全てのカラスは赤い」や「全てのカラスは青い」なども、赤くないカラスや青くないカラスが見つからなければ証明できてしまうのです。

【関連記事】

思考実験の科学史

1-08. 思考実験「重いものほど速く落下するのか」

1-09. 思考実験「重力から万有引力へ」

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2022年10月24日 (月)

がっくりするカルガモ

 カルガモの写真を撮影していたらがっくりしているカルガモが写っていましたよ。

 何があったのでしょう。本当に残念そうです。

がっくりするカルガモ<
がっくりするカルガモ

 いえいえ、がっくりしているわけではありません。実は羽づくろいの真っ最中なのでした。

なんだ手をあげて首を回してポーズ取っているみたいだぞ。 

羽づくろいするカルガモ
羽づくろいするカルガモ

しかし、よく首が後ろにまわるよなぁ~

 

2023野鳥カレンダー ([カレンダー]) カレンダー – 2022/9/15

【関連記事】がっくりするカルガモ

気持ち良さそうなカラスの行水

太陽を背に羽根を乾かすカワウ

翼を太陽に向けて|羽根を乾かずアオサギ

キジ(雉子)発見!オスとメスの違いは?

岩に魚を打ち付けるカワセミ

ダイサギの食事

ザリガニを捕まえたダイサギ

アオサギ参上

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

 

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2022年7月31日 (日)

気持ち良さそうなカラスの行水

 ここのところ暑くなってきたせいもあってカラスが水浴びしているところをよく見かけるようになりました。

 カラスの水浴びを「カラスの行水」と言いますが、これは入浴する時間が非常に短いことを表す言葉です。もともと「行水」とは仏教用語で神仏に祈ったり神事・仏事を行う際に身を洗い清めたりすることです。そんなこともあって「行水」が短いという意味の「カラスの行水」は簡単に済ましてしまう・お粗末などのような意味もありそうです。

河原に行水にやってきた一羽のカラス。

行水にやってきたカラス
行水にやってきたカラス

水の中に入り翼を動か始めます。バシャ!バシャ!バシャ!

カラスの行水 バシャ!バシャ!
カラスの行水 バシャ!バシャ!

フ~ッ!気持ち良さそう!

行水ですっきりするカラス
行水ですっきりするカラス

 いつもだとこの後すぐ飛び立っていくのですが、このカラスとても暑かったのかこの動作を何度も繰り返していました。

 「カラスの行水」ではなくずいぶん長い間水浴びを繰り返していました。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気blogランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2022年7月22日 (金)

太陽を背に羽根を乾かすカワウ

 カワウはカツオドリ目ウ科の鳥です。カワウは全身が黒色の大形の鳥ですが、背中や翼にやや褐色がかっています。クチバシの先は鍵状で基部に橙色をしています。

 このあたりにはカワウの大群がいるわけではありませんが良く見かけます。エサになる川魚が人為的な放流されたためカワウもエサを求めて上流へと進出するようになってきました。

 河川の中ほどの岩の上でカワウが翼を広げて羽根を乾かしていました。カワウの羽根は油分が少なく水をあまりはじくことができないため、長時間をかけて羽根を乾かします。普段は真っ黒に見える翼ですがこのときばかりは光が透けて羽根が綺麗に見えます。

翼を乾かすカワウ
羽根を乾かすカワウ

【関連記事】

翼を太陽に向けて|羽根を乾かずアオサギ

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2022年7月12日 (火)

翼を太陽に向けて|羽根を乾かずアオサギ

 ずいぶん遠くに大きな野鳥を発見しました。色と大きさから判断するとアオサギなのですがカメラを取り出してズームで覗いてみました。やっぱりアオサギでした。しばらく見ていたら翼を開いて太陽に向けて羽根を乾かし始めました。

 翼を乾かすと言えばウ(鵜)が翼を大きく広げている姿が有名ですが、アオサギは写真のようにちょっと翼を折り曲げて中途半端な翼の開き方です。アオサギはだいたい90センチメートルぐらいの身長ですが、翼を広げたときの翼長は160センチメートル以上になります。翼を大きく広げるとバランスを崩してしまうのでこんな広げ方なのかもしれません。

羽根を乾かすアオサギ
羽根を乾かすアオサギ

 いえいえこのスタイルどこかで見たことありませんか。鳥の祖先は恐竜・・・そうプテラノドンです。

 正面からだと恐竜らしい面白い姿が撮影できたのですが残念ながら位置関係からアオサギの正面に回り込むことができませんでした。

【関連記事】

アオサギ参上


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧