カテゴリー「書籍・雑誌」の145件の記事

2025年1月 6日 (月)

名探偵シャーロック・ホームズの誕生日(1854年1月6日)

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 イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズシリーズ」の主人公である名探偵シャーロック・ホームズは1854年1月6日に生まれたとされています。

シャーロック・ホーム
シャーロック・ホーム

 一連の小説ではジャーロック・ホームズの誕生日の言及はありません。しかし短編小説「最後の挨拶」(1817年)の中で1814年に発生した事件においてスパイのアルタモントのことを「背が高く痩せた60歳の男」と表現しています。アタルモントの正体がシャーロック・ホームズの生年は1854年と比定されました。

 月日については1934年に結成された世界最古のシャーロキアン団体ベイカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)の創設者クリストファー・モーリーが1月6日と提唱したことによるものです。

1887年にコナン・ドイルが発表した小説「緋色の研究」でシャーロック・ホームズはジョン・H・ワトスンと初登場して以来、シャーロック・ホームズシリーズは大人気の小説となりました。小説の内容から読者がいろいろなことを想像したり検証したりするようになりました。クリストファー・モーリーもその一人で彼は雑誌のコラムでシャーロック・ホームズの誕生日は1月6日と提唱したところ読者から大きな反響がありました。その後、クリストファー・モーリーはBSIを設立し会報を出すようになると1月6日説が定着するようになりました。

 クリストファー・モーリーが何を根拠に1月6日と比定したのかは良くわかっていませんが、彼の弟でBSIの入会資格のクロスワードパズルを作成していたフェリックス・モーリーの誕生日が1月6日であることがわかっています。クリストファー・モーリーが弟の誕生日を流用したのか、あるいは何かを根拠に1月6日としたのかは良くわかっていません。

 現在、BSIは不確定要素がありながらも決定的な誕生日の証拠が出てくるまでは1月6日をシャーロック・ホームズの誕生日としています。

 

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2025年1月 4日 (土)

学研まんが ひみつシリーズ 忍術・手品のひみつ

 

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 子どもの頃によく「学研まんが」を読んでいました。書庫を片付けていたら「学研まんが ひみつシリーズ 忍術・手品のひみつ」が出てきました。懐かしくて読んでしまいましたよ。

 主人公の小学生の男の子のタケシが宇宙人ペコポンと戦国時代にタイムスリップして忍びの里の忍者の子どもサスケに出会い忍術を学びます。成長の早い植物アサを毎朝飛び越えて跳躍力を鍛えたり、着色した米をまいて仲間との連絡や目印として使ったり、敵国に入るときには変装したりするなど、実際の忍者が行っていた術を学ぶことができます。忍者の服装の秘密、その他、手裏剣、撒菱など多種多様の忍具の説明など読んでワクワクする知識が満載していました。

 ある事件がきっかけで宇宙人ペコポンが暴走し、ペコポンとともにタケシとサスケは現代に戻ります。サスケは現代でマジックショーをみて忍術の参考にします。大がかりな手品や科学の原理で家庭でもできる手品を紹介しながら手品のネタや仕掛けを説明していきます。手品の監修は初代の引田天功さんが担当しています。

学研まんが ひみつシリーズ 忍術・手品のひみつ
学研まんが ひみつシリーズ 忍術・手品のひみつ

 Amazonで検索してみたところ「学研まんが ひみつシリーズ 忍術・手品のひみつ (もう一度見たい!あのころの学研) Kindle版」が販売されていました。他にも当時の「学研まんがひみつシリーズ」が販売されているようです。

 自分は「恐竜のひみつ」をもう一度読みたいのですが中古本は入手可能のようですがKidle版はありませんでした。ロボットと一緒に恐竜の世界にタイムスリップし恐竜について学ぶ本です。途中で恐竜に襲われてロボットが故障して背中を縛って直すみたいなシーンもありました。恐竜の知識は昔と現在ではかなり異なるので当時のものをそのまま販売できないという判断があるのかもしれません。

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2024年10月19日 (土)

童謡「赤い靴」の女の子が連れて行かれたところは?

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1)赤い靴 履いてた 女の子
異人さんに 連れられて 行っちゃった

2)横浜の 埠頭から 汽船に乗って
異人さんに 連れられて 行っちゃった

3)今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう

4)赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢うたび 考える

 童謡「赤い靴」は大正11年(1922年)に野口雨情作詞・本居長世作曲で発表されました。「赤い靴」の作詞については諸説ありますが、野口雨情が実話をもとに作詞したという説があります。

 次の写真は北海道函館市末広町23に設置されている童謡「赤い靴」の少女像「きみちゃんの像」と石碑です。

童謡「赤い靴」の少女像「きみちゃんの像」と石碑(北海道函館市)
童謡「赤い靴」の少女像「きみちゃんの像」と石碑(北海道函館市)

 赤い靴の少女像「きみちゃんの像」は金森赤レンガ倉庫の近くにあります。


 Google Map 北海道函館市末広町23 赤い靴の少女像「きみちゃんの像」

 明治40年(1907年)、野口雨情は札幌の北鳴新聞社で働いていたときに鈴木志郎と妻の岩崎かよと知り合いました。この岩崎かよの娘きみが赤い靴の女の子のモデルとされています。

 岩崎かよは山梨県の紡績工場で働いていましたが子どもを宿したため単身で故郷の静岡県に戻りきみを生みました。明治36年(1903年)に北海道に渡り鈴木志郎らと留寿都の平民社農場に入植することになりましたが、幼い娘を連れて行くことは困難と考えきみを養女に出しました。かよと志郎は明治39年(1906年)に結婚しています。

童謡「赤い靴」の少女像「きみちゃんの像」
童謡「赤い靴」の少女像「きみちゃんの像」

 きみを養女に迎えたのが函館に在住していたアメリカ人宣教師のヒュエット夫妻でした。やがてヒュエット夫妻は本国に戻ることになりましたが、きみは結核にかかり渡米することができず東京の麻布の鳥居坂にあった鳥居坂教会の孤児院「永坂孤女院」に預けらました。かよはきみがヒュエット夫妻と一緒に渡米したと思い込んでいたため、きみは母かよと会うこともできず9歳で他界しました。きみの青山墓地に埋葬されました。墓にはきみの戸籍上の名前である佐野きみが刻まれています。

 かよは鈴木志郎と結婚後に札幌に移住しましたが隣に住んでいた野口雨情夫妻と懇意になりました。野口雨情はかよからきみの話を聞いて大正10年(1921年)に「赤い靴」を作詞したとされています。「赤い靴」は児童雑誌「小学女生」で発表され、大正11年(1922年)に本居長世が曲をつけて童謡となりました。

童謡「赤い靴」の石碑
童謡「赤い靴」の石碑

 「赤い靴」の歌詞は4番までですが昭和53年(1978年)に発見された草稿には5番が記されていました。 「赤い靴」の歌詞はきみの死を知らないかよの話から作詞されていますから、きみは渡米したことになっています。

5)生まれた 日本が 恋しくば
青い海眺めて ゐるんだらう
異人さんに たのんで 帰って来

 さて上述が「赤い靴」の歌詞の定説とされていますが、この話は北海道テレビ記者の菊池寛の調査によるものです。菊池は昭和48年(1973年)にきみの異父妹の岡そのが新聞に投書した「私の姉は赤い靴の女の子」の記事を見て「赤い靴」の調査を開始しました。菊池の調査に基づいて昭和53年(1978年)に北海道放送で「ドキュメント・赤い靴はいてた女の子」が放送されました。昭和54年(1979年)に発表した小説「赤い靴はいてた女の子」(現代評論社刊)を発表し、この小説の記述が定説になりました。

 この定説には反論もあり「赤い靴」の物語は真実ではなく捏造だったという指摘もあります。きみは北海道には行っていない、ヒュエット夫妻はきみを養女にしていない、きみを引き取った佐野がかよを安心させるために嘘をついたなどの説があります。しかし、岡そのの投書やきみの墓は青山霊園の鳥居坂教会の墓地に残されています。この物語の下地になった何らかの事実があったことは間違いないと思います。

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2024年9月30日 (月)

色彩学貴重書図説

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 光や色彩の探求の歴史上重要な資料が多数掲載されています。冒頭は古代壁画などの解説に始まります。また、ニュートンが光についてどのような実験をやったのかなど、ニュートンが描いた図を見ることができます。ゲーテの色彩に関するニュートンへの反論なども図で楽しむことができます。

 色彩学貴重書図説: ニュ-トン・ゲ-テ・シュヴル-ル・マンセルを中心に

北畠 耀 (著)

色彩学貴重書図説: ニュ-トン・ゲ-テ・シュヴル-ル・マンセルを中心に

 哲学者としてのニュートン、自然科学者としてのゲーテ、色彩調和論の先駆者シュヴルール、“色のものさし”を創案したマンセルを中心に取り上げ紹介。色彩の入門者を歴史探訪へ誘う、しかも見て楽しい色の画集のような一冊(「MARC」データベースより)。

 “色彩文化の歴史的記念碑”あるいは“色彩学三代古典書”と呼ばれる貴重書に、科学史を転換させたニュートンの『光学』(1706)、文豪ゲーテが20年をかけた壮大な著作『色彩論』(1818)、印象派画家から「色のバイブル」と呼ばれた化学者シュブルールの『色の同時対比の法則』(1938)があります。豊かな社会が到来した20世紀には、徐々に色彩計画の重要性が増し「色のものさし」が求められました。このときマンセルは『色表記法』(1905)で画期的な提案を行い、彼が創案したカラースケールは、学問分野のみならず全産業に大きく貢献しました。

 本書では上記4人の著書の図説を中心に主に16世紀から今日までの色彩学の発展に貢献した重要な書籍を図説で解説。色彩研究史年表も充実させました。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 日本塗料工業会 (2006/4/1)
発売日 ‏ : ‎ 2006/4/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 101ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4841904158
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4841904154

目次

01. 古代社会における色彩象徴
02. 古代ギリシアの世界観
03. 中世の色彩文化
04. ルネサンスの造形術と色彩書
05. 17世紀における色彩体系の発想
06. 科学革命時代の群像
07. 哲学者としてのニュートン
08. 自然科学者としてのゲーテ
09. 色彩調和論の先覚者シュヴルール
10. 複製術(版画・印刷・織布・写真)の開発者たち
11. 色を音の類比で構想したフィールド
12. 明治初期の初等教科書『色圖問答』
13. 産業の色彩と教育の色彩
14. “色のものさし”の創案者マンセル
15. 色空間で調和を論じたオストワルト
16. 色名体系の登場と発展
17. メルツ&ポール色名辞典
18. ISCC-NBS色名法
19. 18世紀以降の色彩体系の展開
20. XYZによる表色系の統括
APPENDIX
色と光の文化史年表
色と光の探求者関連年表
巻末折り込み:
太陽光のスペクトルとシュヴルール色相との対応図

 

色彩学貴重書図説: ニュ-トン・ゲ-テ・シュヴル-ル・マンセルを中心に

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2024年9月18日 (水)

青雲の果て 武人黒田清隆の戦い【HOPPAライブラリー】 Kindle版

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 黒田清隆は幕末から明治時代にかけて活躍した薩摩藩出身の軍人・政治家です。黒船来航による幕末の混乱期から明治政府樹立まで軍人として需要な役割を果たしました。箱館戦争を終結させると旧幕府軍の榎本武揚などの助命を嘆願し共に北海道開拓に取り組み、政治家として明治政府を支えて日本の近代化に大きく貢献しました。この本は黒田清隆の生涯について「青雲の果て―武人黒田清隆の戦い―」という題名で北海道開拓協会の広報誌「開発こうほう」2007年1月号から12月号までに掲載された連載をまとめたものです。連載は北海道開拓協会で読むことができます。このページの下の方にリンクを貼っておきます。

青雲の果て 武人黒田清隆の戦い【HOPPAライブラリー】 Kindle版

奥田静夫 (著) 

青雲の果て 武人黒田清隆の戦い【HOPPAライブラリー】 Kindle版

稀代の軍略家 黒田清隆の熱い戦いの日々を描く!!開拓長官 黒田の知られざるもう一つの顔

生麦事件・薩英戦争・薩長連合・長岡城攻防・箱館戦争・江華条約・屯田兵創設・西南戦争での活躍。

そしてライバル山県有朋との確執・榎本武揚との真の友情・家庭の崩壊・大久保利通惨殺事件・清隆の死。

【目次】

第一章 目覚め

 よか二才(にせ)/生麦事件起きる/薩英戦争で目覚める/江戸江川塾に入門

第二章 薩長連合

 蛤御門の変に参戦/薩長連合に奔走/薩長連合成立後の展開

第三章 戊辰戦争

 鳥羽伏見の激戦/北越征討へ/長岡藩河井継之助との会談決裂/山県有朋との確執/再び長岡城を奪還/庄内和平成る

第四章 箱館戦争と榎本助命

 宮古湾海戦前の忠告/箱館戦争に参戦/榎本助命に動く/清隆の結婚/榎本助命に成功

第五章 新政府への出仕

 外務・兵部省入りと開拓使への転任/征韓論、征台論、樺太放棄論などで動く/江華島事件で砲艦外交く

第六章 屯田兵の創設と西南戦争

 弱体だった北海道の防衛体制/屯田兵を創設/家庭の崩壊/西南戦争に参戦/屯田兵の参戦/征討参軍退任と妻の死

第七章 晩年の清隆

 大久保利通の惨殺/榎本武揚との生涯の友情/清隆の死/生前の清隆についての逸話など

おわりに 年表・参考文献

【登録情報】

ASIN ‏ : ‎ B019522PIS
出版社 ‏ : ‎ 北海道出版企画センター (2014/12/26)
発売日 ‏ : ‎ 2014/12/26
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 8881 KB
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
本の長さ ‏ : ‎ 214ページ

 

青雲の果て 武人黒田清隆の戦い【HOPPAライブラリー】 Kindle版

奥田静夫 (著) 

 

青雲の果て 武人黒田清隆の戦い【HOPPAライブラリー】 Kindle版

 

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2024年9月14日 (土)

古文書にみる榎本武揚 〔思想と生涯〕

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古文書にみる榎本武揚 〔思想と生涯〕

合田 一道 (著)

 榎本武揚の手紙や日記などをもとに榎本武揚が幕末から戊辰戦争、明治維新をどのように生き抜いたのかをまとめた伝記です。目次を見るとわかりますが時系列に榎本武揚の人生を振り返ることができます。

古文書にみる榎本武揚 〔思想と生涯〕

近代日本の万能人に資料から迫る!

裏切り者か、新政府の切り札か――日本近代史において榎本武揚ほど評価のわかれる人物は他にいない。一般的なイメージでは捉えきれないその複雑な人間像と魅力を、榎本家に現存する書簡や、図書館等に保管されている日記・古文書類を渉猟しあぶり出す。膨大な資料を読み解く中でその思想、信条に触れながら、逆賊から一転、政府高官にのぼりつめた榎本武揚という人物の実像に迫る。『環』の好評連載に大幅に加筆し、単行本化。
[附]年譜・人名索引

【目次】

この本を手にした方へ

第一章 外国への視線

  • 「鍋」と「釜」 奉行に従い蝦夷地へ 長崎海軍伝習所へ
  • 言葉の壁越えて カッテンデイケの評価 海軍伝習所閉鎖
  • オランダ留学生 西洋の大晦日 十字星を詠む
  • 新年を賀す ナポレオンの墓 汽車に驚く
  • 国際公法を学ぶ

第二章 戊辰の嵐に、立つ

  • 赤松とともに観戦 祖国の老母を思う 開陽丸と命名
  • 大河喜太郎の死 開陽丸、日本へ 武揚、開陽丸艦長に
  • 薩摩の船団を破る 母らへ決意の便り 四艦を朝廷へ
  • 八隻の旧幕艦隊 皇国一和の基を開く 咸臨丸、悲惨
  • 仙台藩、恭順

第三章 蝦夷の大地、燃ゆ

  • 嘆願、吹っ飛ぶ 開陽丸座礁、沈没 英仏艦長に嘆願書託す
  • 武揚、入札で総裁に 岩倉、嘆願書を握り潰す
  • 母、姉、妻への便り 新政府軍、蝦夷地へ 武揚、馬上から叱咤
  • 箱館総攻撃 凌雲通じ、降伏勧告 自刃果たせず
  • 降伏、東京へ護送

第四章 死を前にした化学者

  • 牢獄で新政府を批判 福沢諭吉が偽の嘆願書 武揚の便り
  • 妻、多津への思い 化学者の目 母ことの死
  • 福沢諭吉の策謀 出牢、開拓使へ 三度目の北海道

第五章 開拓使で鉱山調査

  • 武揚の見た茅ノ澗 「上等ノ汽炭ト称スベシ」
  • 武揚、ケプロンと対立 イクシベツ石炭山
  • 空知川岸に石炭山発見 小樽に土地を入手 北垣国道と再会
  • 釧路の海岸線に石炭層 松本十郎への書簡 突然、海軍中将に
  • 全権公使としてロシアへ

第六章 日露交渉と「シベリア日記」

  • 樺太釜泊殺人の談判 黒田にテンの毛皮送る
  • 妻へ、いたわりの便り 樺太千島交換条約に締結 欧州の旅へ
  • ロシア・トルコが戦争 帰国、延期に
  • シベリア横断と「西比利亜日記」 馬蹄過ぐる所砲煙の如し
  • アザラシの一種を描く 寺院の仏像、日本と同じ

第七章 降りかかる国家の難題

  • 明治十四年の政変 壬午事件で清国公使に 妻子を連れ北京へ
  • 李鴻章と会い昵懇に 天津条約締結の陰に
  • 内閣発足、逓信大臣に 幌内炭鉱の発展に驚く
  • 憲法発布の朝、文部大臣暗殺 教育の責任こそ大事
  • ロシア皇太子、斬られる 同日同時間に便り出し合う
  • メキシコ殖民と妻の死

第八章 隕石で流星刀を造る

  • 三国干渉と「臥薪嘗胆」 足尾鉱毒が社会問題化
  • 大臣を辞任し、市井の人に 隕石で「流星刀」を作る
  • 流星刀の論文 黒田清隆逝く 『瘠我慢の説』
  • 「いずれ愚見を」と返事 碧血碑に詣で、死ぬ

あとがき――榎本武揚が残したもの

参考文献

年譜

人名索引

【登録情報】

出版社 ‏ : ‎ 藤原書店 (2014/9/25)
発売日 ‏ : ‎ 2014/9/25
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 329ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4894349892
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4894349896

古文書にみる榎本武揚 〔思想と生涯〕

合田 一道 (著)

古文書にみる榎本武揚 〔思想と生涯〕

 

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2024年8月29日 (木)

レンズが撮らえた幕末維新の志士たち

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レンズが撮らえた幕末維新の志士たち

小沢健志(監修)

レンズが撮らえた幕末維新の志士たち

 幕末の志士の写真集はたくさん出版されていますが、多くの書籍はインターネットでも見ることができるような有名な写真ばかりです。この書籍は見たことのない写真が多数掲載されています。出版社の説明「薩摩藩鉄砲隊,八王子千人同心など,幕末維新を奔走した激しくも優しい男たち。名もなき志士から維新の英雄まで当時の貴重な写真で紹介する」の通り、地方の図書館・博物館・郷土資料館などに所蔵されているような写真、名も知られていない幕末の志士たちのありのままを見ることができる貴重な写真が掲載されています。

 志士たちの写真は生年順に解説とともに掲載されています。巻末の索引も便利です。

【目次】


【カラー特集】幕末生まれの男たちの記録
サムライの肖像 最新の研究動向を踏まえて
幕末・明治のドキュメント・フォト
幕末生まれの肖像 十八・十九世紀の日本とその時代を生きた男たち

島津斉彬/佐久間象山/鍋島直正/島津久光/大久保一翁/
松浦武四郎/伊達宗城/清水次郎長/村田氏寿/板倉勝静/
勝海舟/下岡蓮杖/岩倉具視/河井継之助/中浜万次郎/
山内容堂/松平春嶽/徳川慶頼/由利公正/西郷頼母/
佐々木高行/大久保利通/木戸孝允/秋月種樹/東久世通禧/
広沢真臣/江藤新平/川路利良/松平頼聴/近藤勇/岩崎弥太郎/
福澤諭吉/大友亀太郎/前島密/有栖川宮熾仁/土方歳三/
小松帯刀/坂本龍馬/井上馨/松平容保/五代友厚/荒井郁之助/
山岡鉄舟/榎本武揚/三条実美/中牟田倉之助/板垣退助/
徳川慶喜/大隈重信/近藤長次郎/後藤象二郎/中岡慎太郎/
山県有朋/上野彦馬/桐野利秋/久米邦武/高杉晋作/毛利元徳/
石丸安世/松本十郎/渋沢栄一/島津忠義/岩村通俊/黒田清隆/
伊藤博文/田中正造/時任為基/大山巌/新島襄/西郷従道/
伊東祐亨/井上勝/田中光顕/品川弥二郎/井上毅/青木周蔵/
黒木為楨/陸奥宗光/内田九一/清水谷公考/奥保鞏/中江兆民/
桂太郎/東郷平八郎/森有礼/西園寺公望/乃木希典/高村光雲/
児玉源太郎/明治天皇/山本権兵衛/北里柴三郎/金子堅太郎/
徳川昭武/犬養毅/田口卯吉/小村寿太郎/原敬/後藤新平/
斎藤実/尾崎行雄/秋山好古/坪内逍遙/加藤高明/三宅雪嶺/
嘉納治五郎/内村鑑三/加藤友三郎/田辺朔郎/森鴎外/
牧野富太郎/新渡戸稲造/岡倉天心/徳富蘇峰/明石元二郎/
森永太一郎/長岡半太郎/謝花昇/宮武外骨/豊田佐吉/
南方熊楠/幸田露伴/正岡子規/尾崎紅葉/鈴木貫太郎  


幕末生まれの肖像 - 人名索引 【カラー特集】上野彦馬の写真アルバム
上野彦馬の写真史における位置
 ●おもな写真
   長崎中島河畔の上野彦馬邸/上野彦馬/島津図書久治/
   ロシア艦上集合写真/軍艦記念写真/金星観測眼視望遠鏡機材/
   金星観測施設/合成写真/朝顔/
   長崎高島炭鉱・長崎造船所・立神第一ドック ほか
上野彦馬のレポート
 ●おもな写真
   長崎県令内海忠勝/長崎県令石田英吉/岩崎彌之助/
   福島安正少佐/上田安三郎/ロシア軍人像/原田保次/
   座った和服女性/二人の和服女性/福池屋の桃太郎/
   踊り衣装着用の女児/机の前に座る彦馬/永見傳三郎/
   上野彦馬一族集合写真/町人たち ほか
上野彦馬の風景写真
 ●おもな写真
   長崎・大浦川沿いの居留地/飽の浦船着場と長崎港/
   長崎製鉄所/工部省長崎造船局の台風被害/樺島湊/
   大波止沿岸/東山手の十二番館/中島川と高麗橋/
   高麗橋と八幡町付近/諏訪神社旧中門/崇福寺楼門/
   清水寺と市街地周辺/飽の浦恵美須神社 ほか
名の知られていないわけではない芸術家
 ●おもな写真
   和装のイギリス海軍主計官補ハーベイと人力車夫/
   ピエール・ロチとお菊さん/中島川と上野彦馬邸/
   西南戦争での吉次廠舎/上野彦馬と家族
彦馬写真の台紙裏デザインの変遷
上野彦馬の生い立ち
(コラム)堀江鍬次郎
(コラム)二つの葛藤

 

出版社 ‏ : ‎ 山川出版社 (2012/5/1)
発売日 ‏ : ‎ 2012/5/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 207ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4634150220
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4634150225

【関連記事】

レンズが撮らえた幕末維新の日本

幕末の蒸気船物語(単行本)

ペリー提督日本遠征記 (角川ソフィア文庫)

 

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2024年8月20日 (火)

レンズが撮らえた幕末維新の日本

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レンズが撮らえた幕末維新の日本

高橋則英 (監修)

レンズが撮らえた幕末維新の日本

 この本には幕末維新の多種多様な写真がたくさん掲載されています。当時の建造物の写真、幕末の志士の写真、庶民の写真、清楚で華麗な女性たちの写真など、当時を様子を撮らえた貴重な写真集に仕上がっています。

 目次を見ると想像がつくと思いますが、幕末維新の歴史に興味がある方は一冊手元にあると当時に思いを馳せることができ見聞も広がるでしょう。

目次

カラー特集 手彩色写真で甦った幕末維新
第1章 幕末維新の暮らしと職人
第2章 清楚で華麗な女性たち
第3章 時代を創った男たち
第4章 写真にドラマあり
第5章 幕末維新の日本の風景
第6章 幕末維新の海外渡航
第7章 幕末の城
特別付録 日露戦争

【登録情報】

レンズが撮らえたシリーズ第17弾。明治維新から150周年を記念し、幕末明治の日本の風景・文化・人物を古写真で紹介する。

出版社 ‏ : ‎ 山川出版社 (2017/12/13)
発売日 ‏ : ‎ 2017/12/13
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 208ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 463415126X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4634151260
寸法 ‏ : ‎ 15.1 x 1.3 x 22.1 cm

レンズが撮らえた幕末維新の日本

レンズが撮らえた幕末維新の日本

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2024年7月15日 (月)

幕末の蒸気船物語(単行本)

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幕末の蒸気船物語 単行本 – 2004/4/28

元綱 数道 (著)

 幕末に現れた列強の異国船が日本の社会を大きく変化させました。最初は異国船打ち払い令で厳しい対応をしてきた幕府も圧倒的な軍事力の差を前にして異国船を穏便に追い返すようになります。そしてアメリカ合衆国のマシュー・ペリーが率いる艦隊の来航、いわゆる黒船来航では、それまで日本人が見たこともないような黒い煙をもくもくと吐く蒸気船が浦賀沖に現れました。幕政が混乱していく中で幕府も海軍の増強に取り組みはじめました。

 この本は幕末の異国から来航した蒸気船、幕府や各藩が海外から購入したり自ら造船した蒸気船をエピソードとともに解説しています。単なる蒸気船の紹介だけでなく日本の社会がどのように変わっていったのかまで知ることができます。

 著者の元綱数道氏は東京大学船舶工学科出身で造船に関わってきた方のようで蒸気船の仕組みや構造や抱えていた課題など技術的な解説もしっかりしていて読みごたえがあります。

商品の説明

内容(「MARC」データベースより

幕末期に登場した海外・日本の蒸気船について、各船舶の要目表や実際の図面等からその実像を明らかにする。ペリー来航を期に活躍し始めた蒸気船たちを歴史的エピソードに沿って解説。写真や図版を多数収録する。

幕末期に登場した海外・日本の蒸気船を黒船来航など
歴史的なエピソードに沿って紹介。
幕末期の人々は、大海原を渡って異国の船を見て
何を感じたのだろうか。
ペリー来航、薩英戦争、下関戦争、兵庫開港、箱館海戦など
歴史上に登場する蒸気船の真の姿に迫る。
【住田海事史奨励賞受賞】

登録情報


出版社 ‏ : ‎ 成山堂書店 (2004/4/28)
発売日 ‏ : ‎ 2004/4/28
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 210ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4425302516
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4425302512

幕末の蒸気船物語 単行本 – 2004/4/28

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2024年7月 2日 (火)

アイザック・アシモフの科学と発見の年表 (単行本)

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アイザック・アシモフの科学と発見の年表 (単行本)

アイザック アシモフ (著), Isaac Asimov (原著), 小山 慶太 (翻訳), 輪湖 博 (翻訳)

Photo_20240630114701

 科学の原理や現象が発見されたり、技術が発明されたりしたのがいつ頃なのか調べる必要がときどきあります。そんなときは、インターネットで調べたりするのですが、やみくもに探すことになりがちです。そんなときに便利なのがこの本です。

この本の本文は年代ごとに事項が解説されています。例えば

2500BC

文字

 解説文

ガラス

 解説文

という感じです。そして年表のようにまとめられた目次、人名や事項での索引が目的の記事へアクセスするのに非常に便利です。

出版社/著者からの内容紹介
SFをはじめ、科学、数学、歴史、文学など、その才能をふるってきた著者が、自ら書き下ろして編集した世界史における科学と発見の年表.自然科学全般をコラム形式の読み物としてまとめ、どこから読んでも楽しめるよう構成. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)
紀元前400万年から1992年までの科学の発見・発明に関する事項を解説した事典。アイザック・アシモフの「Chronology of Science and Discovery」の日本語版にあたり、89年から92年に関しては訳者が補記している。事項を年代順に排列し、コラム的に解説。人名索引、事項索引付き。1992年8月刊行のコンパクト版。

単行本: 546ページ
出版社: 丸善; 第2刷版 (1996/03)
ISBN-10: 4621045377
ISBN-13: 978-4621045374
発売日: 1996/03
商品の寸法: 20.6 x 15 x 3.2 cm

目次

二足歩行
石器

宗教
芸術
弓矢
オイルランプ
動物の家畜化
農耕
陶器の製造〔ほか〕

アイザック・アシモフの科学と発見の年表 (単行本)

アイザック アシモフ (著), Isaac Asimov (原著), 小山 慶太 (翻訳), 輪湖 博 (翻訳)

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