カテゴリー「書籍・雑誌」の125件の記事

2022年9月13日 (火)

吾輩があの猫である(1908年9月13日)

 あれは確か1904年のある日のこと、吾輩は東京都本郷区駒込千駄木町のある家に舞い込んだのである。

 この家のご主人は37歳、詳しいことはよくわからないが大学で講師をされていた。吾輩はご主人の奥さんには歓迎されなかったが、精神的に不安定なご様子だったご主人にはあたたかく迎えられた。

 あの日から吾輩と先生の生活が始まったのだが、やがて先生は知人にすすめられ筆をとって机に向かう日々を送るようになった。吾輩は先生の傍で先生の暮らしぶりなどを見ながら平和に暮らしていた。

 先生はわずかな期間で数十枚の原稿を書き上げ、知人の俳句雑誌に発表された。飼い猫の視点から人間の世界を風刺した「吾輩は猫である」という風変わりな題名の小説だった。先生が初めて創作したこの小説は読者の心をわしずかみにし、一回の読み切りの予定が全11回もの連載となったのである。

「吾輩は猫である」初版上巻の挿絵(中村不折筆)
「吾輩は猫である」初版上巻の挿絵(中村不折筆)

 吾輩も同じ猫であるが、この小説の「吾輩」はどんな猫なのだろう。この小説はGoogle Booksとやらで読めるようだ。

 Google Books 吾輩は猫である

 「吾輩」は猫である。名前はまだない。

 どうやら「吾輩」は珍野苦沙弥(ちんのくしゃみ)という中学校の英語の教師のご主人の家で飼われている猫のようだ。名前がないとは気の毒だ。吾輩は幸い夏目家にお世話になり、先生は吾輩のことを「ねこ」と呼んでくれている。同居の犬が「いぬ」ではなく「ヘクトー」と呼ばれていることが少し気にはなるが「ねこ」という名前もそう悪くはない。

 「吾輩」は自分の容姿をペルシア産の猫のごとく黄を含める淡灰色に漆のごとき斑入り(ふいり)の皮膚を有すると語っている。まわりくどい言い方だが品の良さそうなトラネコということだろう。吾輩と言えば足の先まで真っ黒な黒猫である。

 物語の最後に「吾輩」は飲み残しのビールで酩酊して陽気になり水がめに転落して溺れてこの世に別れを告げた。しかし、「吾輩」が語る内容は吾輩が見てきたことのようである。何度も読み直してみたが、どうもこの「吾輩」とはどうやら吾輩のことのようだ。吾輩は「吾輩」とは違って1908年9月13日に先生と別れを告げた。

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2022年9月 5日 (月)

Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー④

 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダーの続きです。今回はページ7・8です。

 最後のページは仮面ライダーと怪人達の戦いが描かれています。トカゲ男が仮面ライダーに飛びかかる。仮面ライダーは直前に空中高く飛び上がる。トカゲ男をライダーキックで倒しますが、ハチ男、ワニ男、サソリ男が仮面ライダーを狙います。

 やんちゃな子どもが持っていた本ですからこのページも損傷が激しいのです。仮面ライダー(足がちぎれている)の左側にトカゲ男(頭部がちぎれている)、すぐ下側にハチ男(なんとか無事)、その下にサソリ男(上半身がない)、あれ?ワニ男がいない!

 このページの可動部分はサソリ男の上半身でしたが肝心な部品がないのでどのように動いていたのかはわかりません。しかし、ワニ男はどこにいってしまったのでしょう。部品がなくなったというわけでもなさそうです。最初から描かれていなかったのかもしれません。

ページ7・8 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
ページ7・8 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

 さて「Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー」の記事は今回が最終回です。この絵本の裏表紙で締めくくります。右下に価格が¥600とあります。600円だと当時の小学生の毎月のお小遣いで買える値段ではありません。

裏表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
裏表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

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仮面ライダー放送開始50周年(昭和46年 1971年4月3日)

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2022年9月 2日 (金)

図解入門よくわかる最新プラスチックの仕組みとはたらき[第4版]

図解入門よくわかる最新プラスチックの仕組みとはたらき[第4版]

秀和システム 桑嶋幹・木原伸浩・工藤保広

 久しぶりに書籍の紹介です。この本は書籍としては新刊ですが、初版2005年7月、第2版2011年9月、第3版2019年9月と内容が更新され続けています。今回出版されたのは第4版です。

 ここ数年でプラスチックを取り巻く環境は大きく変化しています。プラスチックの自然環境や資源問題への影響が注目され、新たな法整備も進みました。

 この本はプラスチックの基礎(第1章)・合成(第2章)・用途(第3章、第4章)・新技術(第5章)・環境問題(第6章)について最新の情報が網羅されている入門書です。プラスチックの合成方法の解説では難しい化学式を使わずに様々な重合を解説しています。プラスチックの利用や環境問題に関わる統計データも最新のものに更新されています。

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 私たちの身の回りには、日用品や家電品、自動車や飛行機などプラスチックが使われているものがたくさんあります。ところがプラスチックをどうやって作るのかなどその詳細は、あまり知られていません。本書は、プラスチック(合成樹脂)の種類や特性、用途などをやさしく解説した入門書の第4版です。新しく施行された「プラスチック資源循環促進法」やSDGsに対応した、新しい生産・分解技術についての解説を追加しました。


目次

はじめに

第1章 プラスチックとは何か

1-01 プラスチックを探してみよう
1-02 そもそもプラスチックとは
1-03 人類とプラスチックの関わり合い
1-04 プラスチックの発展(合成樹脂の利用)
1-05 プラスチックはどのような物質か
1-06 プラスチックの種類と性質
1-07 プラスチックの見分け方(用途や品質表示)
1-08 プラスチックの見分け方(化学分析)
1-09 広がるプラスチックの利用

第2章プラスチックができるまで

2-01 プラスチックのもと(モノマーとポリマー)
2-02 手をつなぎ変えながら伸びていく重合(付加重合) 
2-03 手をつないで伸びていく重合(縮合重合)
2-04 どうすれば長くなるか
2-05 プラスチックの性質を決める(分子間相互作用の重要性)
2-06 2種類以上のモノマーやポリマーを使う(共重合とポリマーアロイ)
2-07 プラスチックに形を与える(成型)
2-08 熱による成型方法いろいろ
2-09 融けないプラスチックを作る(架橋)
2-10 ゴムとエラストマー
2-11 樹脂
2-12 プラスチックの大部分はプラスチックではない!
2-13 発泡体

第3章 私たちの暮らしとプラスチック

3-01 家庭用品には汎用樹脂が活躍
3-02 文具では用途に合わせて様々な素材が活躍
3-03 家電製品はメンテナンスが少なくてすむ素材が活躍
3-04 包装はプラスチックの最も大きな利用先 
3-05 衣料には適度な強度と肌触りが大事(合成繊維)
3-06 軽くて高機能なメガネ、コンタクトレンズ
3-07 錆びない材料で維持しやすい住居
3-08 スポーツ、レジャーでは軽くて強い素材が活躍
3-09 子どもが安心して遊べる素材を
3-10 携帯電話、スマホ、タブレットにもプラスチックを幅広く活用

第4章 産業で活躍するプラスチック

4-01 自動車では内装からエンジンルームまで幅広く使用
4-02 鉄道車両とプラスチック
4-03 駆体は鋼板から繊維強化プラスチックへ(船舶、航空機)
4-04 スポーツ施設で活躍するプラスチック
4-05 実は軽くて強い発泡スチロール(土木) 
4-06 季節に関わらず様々な食材を得るために(農業、水産業)
4-07 風雨などから素材を守る(塗料)
4-08 飛行機の構造材から付箋紙まで様々なものを結ぶ(接着剤)
4-09 自然エネルギー利用で活躍するプラスチック(風力発電、太陽光発電)
4-10 電子回路を使用した製品で活躍するプラスチック
4-11 医療用器具で幅広く使用されるプラスチック

第5章 進化するプラスチック

5-01 光とプラスチック(透明性と光応答性)
5-02 音とプラスチック(防音と発音)
5-03 包装を変えたプラスチック(食品はもう腐らない)
5-04 医療を変えたプラスチック(衛生と生体適合性)
5-05 微生物や光で分解するプラスチック(分解性材料)
5-06 プラスチックによる構造材料(強力なだけではなく)
5-07 電気と磁気とエネルギーとプラスチック
5-08 薄皮 1 枚で分ける(膜分離)
5-09 プラスチックを印刷する(3D プリンター)

第6章 プラスチックの課題と私たちの生活

6-01 プラスチックがもたらすもの
6-02 プラスチックの安全性
6-03 プラスチックと資源問題
6-04 プラスチックと環境問題
6-05 プラスチックとごみ問題
6-06 プラスチックのリサイクル
6-07 容器包装リサイクル法とは
6-08 ペットボトルのリサイクル
6-09 科学と技術でプラスチックの課題を解決することができるか 
6-10 持続可能な社会とは
6-11 心豊かで快適な暮らしを続けるために

索引 
参考文献

コラム

・目的によって作り出される複合材料
・高分子の概念を提唱したヘルマン・シュタウディンガー
・レゾール型とノボラック型のフェノール樹脂
・赤外分光法 
・超高分子量ポリエチレンとゲル紡糸法
・ポリマーアロイがもたらしたエンジニアリングプラスチック、PPE
・アクリルとは
・架橋と紙おむつ
・フッ素樹脂で加工した調理器具
・プラスチックと金属の表面の違い
・不織布マスクにもプラスチックが活用されています
・プラスチックボディの車?旧東ドイツのトラバント 
・接着剤による接着の仕組み
・太陽電池(PN 接合型太陽電池と色素増感太陽電池)
・高分子圧電材料
・プラスチックによる電線の被覆
・インテリジェント材料
・レジ袋に使われている原油の量
・洗濯バサミがバラバラに崩れる理由は?
・二酸化炭素からプラスチックの合成
・ゴミ収集車
・有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約 
・生分解性プラスチックは環境にやさしいと言えるか? 

出版社 :秀和システム; 第4版 (2022/8/31)
発売日 :2022/8/31
言語  :日本語
単行本 :318ページ
ISBN-10:4798068292
ISBN-13:978-4798068299
寸法  :14.8 x 2.3 x 21 cm

図解入門よくわかる最新プラスチックの仕組みとはたらき[第4版]

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2022年8月31日 (水)

Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー③

 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダーの続きです。今回はページ5・6です。

 風が吹く岩場の海岸でショッカー戦闘員とサソリ男と対峙する仮面ライダー。そこに海の中から現れたのがウツボ男。仮面ライダーは大地を蹴ってライダージャンプし、ショッカーの怪人にライダーキックをおみまいするのだ。

 さて今回のページも部品がなくなっていました。確か仮面ライダーの手前にレバーがあって、それを引っ張ると経っている仮面ライダーの絵に重なるようにしてライダーキックをしている仮面ライダーの絵が出てきたと思います。

ページ5・6 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
ページ5・6 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

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Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー④

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2022年8月25日 (木)

Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー②

 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダーの続きです。今回はページ3・4です。左側にトカゲ男、右側に上半身がありませんがクモ男、その間に割って入るサイクロン号を駆る仮面ライダーです。

 クモ男の上半身は動くようになっていたはずです。あと文章には緑川ルリ子がつかまったと書いてあるのでルリ子さんもどこかにいたのかもしれません。クモ男の上半身が抱えていたのかもしれません。

ページ3・4 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
 ページ3・4 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

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2022年8月20日 (土)

南総里見八犬伝の完成(1842年8月20日)

 南総里見八犬伝は江戸時代後期の文化11年(1814年)に滝沢馬琴(曲亭馬琴)が執筆を始めた長編小説です。馬琴はこの物語を全98巻106冊にまとめあげました。執筆に要した期間は28年間で、物語が完結したのは天保13年(1842年)8月20日(新暦:1841年9月24日)でした。

 馬琴の誕生年は明和4年(1767年)ですから47歳に執筆を開始し75歳で筆を擱いたことになります。南総里見八犬伝は馬琴の人生後半のライフワークとなりました。28年もの歳月が流れるといろいろな困難も生じます。馬琴は天保4年(1833年)、67歳のときに目を患い右眼がほとんど見えなくなり、左眼もかすんで見えづらい状態となりました。天保10年(1839年)72歳のときには完全に失明してしまいました。馬琴は執筆を諦めず、早世した息子の宗伯の妻のお路(おみち、土岐村路)が馬琴の口述を筆記しました。そしてついに天保13年(1842年)8月20日、馬琴はお路の協力のもと南総里見八犬伝を書き上げたのです。

滝沢馬琴(曲亭馬琴)
滝沢馬琴(曲亭馬琴)

 さて南総里見八犬伝は室町時代後期の物語です。安房国の里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八犬士を主人公です。

 結城合戦で敗れ安房に落ち延びた里見義実は滝田城主を誅した山下定包を討ち果たします。定包の妻・玉梓は助命しようとしましたが部下に反対されます。玉梓は里見家への恨みの言葉を残して絶命します。時はくだり義実は隣国の館山城主・安西景連の攻撃を受けますが、義実は愛犬八房に景連の首を取ってきたら娘の伏姫を与えると戯れ言を口にします。八房は景連を討ち取り、その功績から八房は犬でありがながら伏姫とともに山の洞窟にこもりました。

 伏姫は洞窟で毎日読経して暮らしました。しかし八房が玉梓の呪いを負っていたことを知ります。その呪いは読経で打ち消されていましたが、伏姫は八房の気を受けて懐妊していました。姫の許婚の金碗大輔が鉄砲で八房を倒しますが、このとき伏姫も傷を負ってしまいます。懐妊していた伏姫は胎内に犬の子はいないと純潔を証明するため大輔と義実の前で自らの命を絶ってしまいます。このとき、伏姫が幼い頃から持っていた数珠から八つの玉が飛び散ちりました。それぞれの玉には仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の字が浮かび上がる霊玉で、後にそれらの霊玉が姓名に犬の文字をもつ8人の若者に渡り、彼らは八犬士となります。大輔は出家してゝ大法師となり八つの霊玉をもとめて旅に出る。八犬士たちとめぐり会ったゝ大法師は八人を里見義実のもとへ連れ帰り里見家の家臣としました。そして里見家は幾多の危機を八犬士の働きで乗り越えていきます。

 南総里見八犬伝は非常に長い物語なので小説を全て読んだ人はそれほどいないかもしれません。しかし、短編にまとめた小説、映画、テレビドラマを見たことのある人は多いと思います。自分が南総里見八犬伝を知ったのは1973年から1975年までNHKで放送された人形劇「新八犬伝」でした。語り部として九の文字が書かれた覆面をかぶった黒子を坂本九が演じ、「因果は巡る糸車、巡り巡って風車」「本日これまで!」など滑舌の良い口上が人気になりました。残念ながら新八犬伝のマスターテープは残っておらず再放送ができない状況です。当時はテープが高価だったため上書きして使っていたのです。現在、4話を見ることができるだけになっています。

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2022年8月19日 (金)

Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー①

 実家でBANSO(ばんそう、万創)のとびだすえほん仮面ライダーを発掘しました。万創は1970年に創立されたウルトラマンや仮面ライダーなどの、とびだすえほんや紙製の玩具を販売していた会社です。とびだすえほんは元々はフジテレビが販売していたのですが、当時テレビ局の出版事業が禁止されていたため新たに設立された出版社が万創です。

表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

 飛び出す絵本とは本を開くと折り畳まれている紙に描かれた絵が飛び出す絵本です。仕掛け絵本とも呼ばれます。また紙のレバーを動かすことにより開いた絵の一部を動かすことができるようになっているものもあります。

 それでは、といだすえほん仮面ライダーを開いていきましょう。まずは最初のページです。このように絵が飛び出します。解説も書いてあります。ショッカーの基地で本郷猛が改造手術を受けているところです。残念ながら持ち主がやんちゃだったためか本郷猛の上半身がありません。たしか右側に紙のレバーがあって引いたり押したりすると、本郷猛の上半紙が起き上がったり、寝たりするようになっていました。遊んでいるうちにちぎれてしまい上半身がなくなってしまったのでしょう。

ページ1・2 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
 ページ1・2 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

 このあと4ページあるのですが次の機会に紹介します。

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2022年7月17日 (日)

古谷敏さん「ウルトラマンになった男」

ウルトラマンになった男

古谷 敏 (著), 円谷プロダクション (監修, 監修)

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 2009/12/21に出版された古谷敏さんの著作「ウルトラマンになった男」の5刷が発売になったそうです。当時、俳優を目指していた古谷敏さん。そのスタイルの良さからウルトラマン役となる。顔を出すことができないスーツの中に入ることになる。当時は十分な環境もなく過酷な撮影の中でウルトラマンの姿を作りあげていく。ウルトラマン役はもう嫌だと思ったときにウルトラマンの話で盛り上がっている子どもたちを見て夢を与えるウルトラマンを最後まで演じることを決意する。

 リアタイで見ていた自分は夢をもらった子どもたちの1人です。ウルトラセブンが始まるとウルトラ警備隊の優しいアマギ隊員が好きでした。しかし当時の自分はアマギ隊員がウルトラマンの中に入っていた人だったとは知らなかったのです。それを知ったのはウルトラマンやウルトラセブンの本がたくさん出るようになってからのことでした。

 ウルトラマンになった古谷敏さん、子どもたちに夢を与えてくれてありがとう!当時の子どもたちはもう大人、子どもたちに夢を与えなければならない世代ですがウルトラマンになった男にはかないません。

【内容】

 伝説の初代ウルトラマンのスーツアクター、古谷敏の初めての回想録。スペシウム光線やファイティングポーズの由来など全ウルトラマンの原型を作り上げた1年間の真実を、新たに発掘された写真と共に語り尽くす!

 古谷敏氏は初代ウルトラマンのスーツアクターとして以後数十年にわたるウルトラマンシリーズのアクションの原型を作り上げました。本書はその円谷プロの特撮現場における1年間の苦労と知られざるエピソードを生々しく描いた初めての回想録です。

 最初の撮影でスペシウム光線のポーズが決まるまでの一部始終、ややあの少し猫背のポーズの由来。また、ウルトラセブン・アマギ隊員役から、イベント会社の設立に至る経緯など、当事者本人の心の動きが時間の経過とともに詳述されている点、当事者本人しか持っていない、かつ本人しか許可を取れない新発見の写真の掲載、などの点で、ファン垂涎の書籍です。円谷プロダクションの全面協力をいただきました。

構成

第1章 ウルトラマンへの道

第2章 過酷な撮影現場

第3章 ウルトラセブン~独立

最終章 四十年後。

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2022年7月 5日 (火)

アイザック・ニュートンの「プリンキア」出版(1687年7月5日)

 1687年7月5日、アイザック・ニュートンの著書「プリンキア」(自然哲学の数学的諸原理、プリンシピア)全3巻が出版されました。「プリンキア」は現在の物理学に通じる古典力学の基礎をなすニュートン力学を解説したものです。天体の運動や万有引力の法則をはじめとした運動の法則が数学的に論じられています。

 ニュートンが「プリンキア」を出版するきっかけはエドモンド・ハレーが作ったと言われています。エドモンド・ハレーは1705年に軌道計算からハレー彗星の出現を著書「彗星天文学概論」で予言したイギリスの天文学者です。1680年代前半に月の観測や重力の研究を行っていたハレーはケプラーの惑星運動の法則を証明することができずにいました。

 この頃、ニュートンはケンブリッジ大学のルーカス教授を務めていました。そのニュートンにもとに会いに来たのがハレーでした。1684年8月のことです。ハレーは自身が証明できずにいた「惑星が距離の平方に反比例する力で太陽に引き寄せられると仮定した場合、惑星が描く曲線はどのようになるか」という課題をニュートンに尋ねました。ニュートンはハレーの質問にすぐに「楕円」と答えました。ハレーはニュートンが既にケプラーの法則を証明していたことに驚きました。ニュートンは偉業を論文にしていなかったのです。

 ニュートンは1684年11月に自身でまとめた論文「回転している物体の運動について」をハレーに送りました。ハレーはニュートンの力学の研究成果を論文にまとめるように薦めました。ニュートンはハレーのアドバイスを得て500ページにもなる論文をまとめあげました。

ニュートンとハレーとプリンキア
ニュートン(左)とハレー(中)とプリンキア(右)

 この論文の出版について王立協会が資金提供などを行うと約束をしていました。しかし、ちょうど出版間近に王位協会が財政的に厳しい状況になり資金提供ができなくなりました。そこでエドモンド・ハレーが出版費用のやりくりしました。こうしてあまりにも有名な「プリンキア」は自費出版という形で1687年7月5日に初版が出版されたのです。

【関連記事】

ニュートンの思考実験「万有引力の法則」

ニュートンのプリズム分光実験が1666年である根拠

記録に残る最古のハレー彗星の接近の記録(紀元前240年5月25日)

地球がハレー彗星の尾の外側を通過(1910年5月19日)

ハレー彗星が近日点を通過(1986月2月9日)

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2022年6月26日 (日)

子ども130人の誘拐事件「ハーメルンの笛吹き男」(1928年6月26日)

 グリム童話に「ハーメルンの笛吹き男」という話があります。この話はヤーコブ・グリムとヴィルヘルム・グリムのグリム兄弟が1816年に出版した民話集「ドイツ伝説集」に収録したもので、ドイツの ニーダーザクセン州のハーメルンの街で1824年6月25日に起きた事件が元になっています。

 当時、ハーメルンの街ではネズミが大繁殖して住民が困り果てていました。ある日、色とりどりの服を着た笛を吹く男がやってきました。この男は住民に報酬と引き換えにネズミの退治することを提案しました。住民が男にネズミの退治を頼むと、男は笛を吹き始めました。すると町中にいたネズミたちが笛の音につられて集まってきました。男は笛を吹きながらヴェーザー川までネズミたちを引き連れて歩いて行きました。男はすべてのネズミたちを川の中に誘い込み退治しました。これで住民はネズミの大繁殖の悩みから解放されることになりましたが、男との約束をやぶり報酬を減額しました。

ハーメルンの笛吹き男のパレード
ハーメルンの笛吹き男のパレード(2009年、ハーメルンの街)

 約束を反故にされた男は住民が大切にしているものを代わりに頂くと言い残して街を去りました。そして1824年6月26日、男は再びハーメルンの街に現れました。この日、住民はセント・ジョン・ポールの日で教会を訪れて家を留守にしていました。男が笛を吹きながら街の中を歩くと家の中から子どもたちが出てきました。男は子どもたちを市外の丘まで引き連れていき、山腹の洞窟へと入っていきました。洞窟は内側から固く閉ざされて、男と子どもたちは忽然と姿を消してしまったのです。男についていった子どもの数は130人でした。伝承によっては脚が悪くて列に追いつくことができなかった子ども、耳が悪くて笛の音が聞こえなかった子どもは無事だったとされています。

 「ハーメルンの笛吹き男」の話は確かに伝承として残っており、何世紀にもわたって調査されましたが実際に何が起きたのかよくわかっていません。ネズミが大繁殖したという話も1559年頃に加えられた話でそれ以前の伝承にはネズミは出てきません。子どもたちを連れ去られた理由や子どもたちのその後についても様々な説があります。笛吹き男は犯罪者もしくは魔法使いや死神で子どもたちは不幸な結果になったという説もあれば、子どもたちがハーメルンから移民して別の街を作ったという説もあります。いずれにしてもわずかに残った記録を頼りにした確証のない説でしかありません。

 グリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」の最後は子どもが読む童話として書き換えられているものが多くの場合は笛吹き男も悪者ではなく約束が果たされた後に子どもたちが無事に戻ります。

 自分は「ハーメルンの笛吹き男」からゲゲゲの鬼太郎の第2シリーズ第38話「隠れ里の死神」を思い出してしまいます。死神が隠れ座頭という妖怪から子どもたちを誘拐するように頼まれます。子どもたちは「時の橋」を渡り「隠れ里」という不老不死の世界へ連れていかれます。そそこでは400年前に誘拐された子どもまでが子どものままで暮らしていました。隠れ座頭は身勝手な善意で子どもたちを隠れ里に誘拐し永遠の命を与えていたのです。家に帰りたいという子どもたちを鬼太郎は連れて帰ります。子どもたちは親に会えると大喜びで鬼太郎の後をついていきますが「時の橋」の時間を遡ることはできなかったのです。

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