カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の195件の記事

2022年5月 5日 (木)

うどん温めますか?

 コンロで温めるタイプの鍋焼きうどんをコンビニで買ったときの話です。あのアルミ鍋に入ったうどんです。最近は冷凍になってしまいましたが以前は季節になるとお弁当と一緒に売っていました。

ルミ鍋の鍋焼きうどん
アルミ鍋の鍋焼きうどん

 レジには新人らしき若いアルバイトのお兄さん。

 お兄さんが手際よくピッピッと商品のバーコードを読んでいく。

 するとお兄さんが「温めますか?」と。

 「温めるのはないはずですよ」と答えると、

 「これっ」と言って鍋焼うどんを指さします。

 「こりゃ電子レンジは無理でしょ」と言ったら、

 「そうなんですか」という返事がきました。

 このお兄さんこのタイプのうどんを自分で作って食べたことないのかな。

 表からは見えないけどツユは袋に入っているし。

 アルミ箔をレンジで加熱すると火花が散ってたいへん危険です。

 アルミに限らず金属は自由電子がたくさん存在しており、その自由電子が電磁波の影響を受けるのです。

 難しい話は抜きにして「金属はレンジに入れてはいけないんだよ」と教えてあげました。

 「そうなんですか!」とお兄さん。

 頑張れお兄さん!

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2022年3月25日 (金)

自販機の消えた注意書き

 いつも出勤時にバス停の近くの自動販売機で缶コーヒーを買っています。この日は小銭の持ち合わせがなく初めてお札で買おうとしたときに目についたのが次の写真の注意書きです。

自販機の注意書き:濡れた紙幣・シワのあル紙幣はどうなるの?
自販機の注意書き
濡れた紙幣・シワのあル紙幣はどうなるの?

 なんと「肝心な部分」が消えているではないですか!

   濡れた紙幣・シワのある紙幣は、______    

   となりますのでご使用はお止めください。

 おそらく強調するため赤字で書いたあったのだと思いますが紫外線などの影響(耐候性)で消えてしまったのでしょう。

 こうなると ______ に何か入れてえみるかと、とんちをひねり出したくなってしまいます。

 さぁ濡れた紙幣・シワのある紙幣はいったいどうなってしまうのでしょうか?

 ショッカーの罠でも仕込まれているのだろうか?

 紙幣がどうかなるのか?

 あるいは問題のある紙幣を使った自分がどうかなるのか?

 感電でもするというのか?

 その運命はいかに!

(※)もともと入っていた文字は「故障の原因」ですね。

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自動販売機のチェックサムエラー

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2022年3月22日 (火)

3回目の新型コロナウイルスのワクチン接種

 先週の日曜日20日に3回目の新型コロナウイルスのワクチンを接種してきました。1回目と2回目はファイザー製のワクチンを接種しましたが3回目はモデルナ製のワクチンを接種することにしました。 ファイザー・ファイザー・モデルナの交差接種は2種類のワクチンを接種する効果で抗体量が増加するようです。

3_20220321114401

 実は最初からファイザーとモデルナの交差接種を考えていたわけではありません。過去2回とも副作用がほとんど出なかった経験から3回目もファイザー製にしようと考えていたのですが、同じような考えの人が多いようで土日のファイザー製のワクチン接種の予約がいっぱいだったためモデルナ製を接種することに決めました。

 モデルナで副反応が出るのではないかと心配していましたがほとんどありませんでした。接種後8時間ぐらいからワクチンを打った左腕に違和感を感じ次第に痛みへと変化していきました。腕を動かさなければ痛みはない程度です。寝ているときは寝返りのときに痛みを感じましたが、別件で痛めていた右肩の方が痛みが強いぐらいでした。体温はスマートウォッチの履歴によると36℃ぐらいで推移していました。20時間経過し発熱なし、頭痛なしです。結果としてファイザー1回目、2回目と変わりませんでした。

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新型コロナウイルスのワクチン接種(2回目)

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2022年1月11日 (火)

手織りのマフラー頂きました

 年末に素敵な手織りのマフラーを頂きました。たくさんの色が織り交ぜられているので巻き方によって見える色合いが変わります。先日の雪の日はこのマフラーのおかげで外出時も暖かく過ごすことができました。手織りのウールが空気をたっぷり含んでいるので冷気をしっかり遮断してくれるのです。他にもいろいろなデザインのものがありますが、このマフラーはメーカー品ではなく神奈川県のマフラー工房さんの作品です。いろいろな手織りマフラーを製作しています。

手織りのマフラー
手織りのマフラー

 さてマフラーは日本語で「襟巻き」ですが英語は「スカーフ」と呼ぶのが一般的です。以前、知人の米国人にマフラーの話をしたところ通じませんでした。自動車のマフラーのことを言っていると思ったようです。

 マフラーは単純な服飾のため古代から使われていたと考えられています。紀元前9世紀のメソポタミアの古代遺跡から発掘された王様の像はショールを身に付けています。古代ローマでは防寒具としてではなく汗を拭うためのものとして使われていました。

 中世では兵士などの階級を識別するために用いられました。フランスのルイ14世が雇っていたクロアチアの傭兵がマフラーを首に巻いており、これがフランス語のクラバットと呼ばれるようになり大流行しました。クラバットはマフラーではなくネクタイの原形となりました。

 現在のようなマフラーが防寒具として使われるようになったのは18世紀頃ですが、性別や年齢を問わず広く使われるようになったのは19世紀に入ってからのことです。現在においてはマフラーは単なる防寒具としてだけではなく衣類アクセサリーとして愛用されています。

マフラー工房

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2021年12月30日 (木)

ワニ退治に成功 剥がれた靴底をとりあえず直す方法

 今朝、道を歩いていて2回ほどつまずいたのですが、変だなと思ったら靴底がつま先から5センチメートルほど剥がれていました。2回目でつまづいたときに、大きく剥がれた感じです。

 なんということでしょう。靴がワニ叩きのワニのようになりました。んが~。

Photo

 安い靴なので今日だけでも何とかならんかなと思ってゴム用の接着剤を探したところありました。合成ゴム・金属・皮用の速乾セメダインです。だいたいこういうセメダインは平らな面を接着するものなので速乾とはいえ靴底がしっかりつくとは思えません。

 乾くまでどうするかな。ずっと手で押さえてないといけないかと思いつつ剥がれた部分に接着剤を塗りワニの口を閉じてしばらく固定。ずいぶん長い時間押さえていたのですが、手を離してみると固定の甲斐もむなしく、またワニになってしまうのです。んが~。

Photo

 もう手はセメダインでベタベタ。ティッシュで手をふいたら、ティッシュが手にベタっとくっついてしまって大変な状況に。なかなか取れない。

 あれっ?とそこで思いついたのですが、剥がれた靴底と靴の底の両面にセメダインを塗り、さらにセメダインでべとべとにした小さく切り刻んだティッシュを挟みつつ接着したらどうなるんだろう。

 実際やってみたところ靴底が一瞬のうちに接着されそして剥がれないではないですか。

 セメダインが漏れた部分をこそぎとり靴墨を塗ったら!

 なんということでしょう!元通りです。

 こうしてワニを退治することができたのです。

 とりあえず直ればと思っていたのですが、この靴はこの後もしばらく使えました。

 買えよって・・・

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2021年9月29日 (水)

招かれざるスリッパ

 とある温泉SPA。ある日ロッカールームに謎の物体をふたつ発見して思わず後退り。

 なんだー?と近づいて見たら、ここにあるはずのないスリッパ。

ロッカールームに謎の物体がふたつ
ロッカールームに謎の物体がふたつ

 次の写真と同じ類のスリッパです。

トイレのスリッパ
トイレのスリッパ

 うろたえるではない。たまに見る光景だし、自分もやってしまいそうになったことはあっただろう。もちろん、すぐ気がついて元に戻しましたが(^^

 しかし、この現場のロッカールームはトイレから50メートル以上の距離がありますし、そもそも館内は基本的には裸足です。

 どうして気がつかなかったのか謎です。

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迷探偵 バス停の靴の謎を解く

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2021年8月24日 (火)

年齢×3回の顔のマッサージを守り続けたら

 30代の終わり頃にカリスマ美容師のおねえさんに「だまされたと思って今の年齢から保湿クリームで年齢×3回の顔マッサージを続けてみて」と教えてもらいました。若い頃からマッサージを続けると顔のシワができにくいということでした。

 熱心に教えてくれたので、それから毎日ではありませんが顔マッサージを続けてみました。最初の頃は年齢×3回=120回〜150回で済んでいたマッサージも今では面倒なので200回やることにしています。

 本当かなと思っていたのですが、そうかもしれないと思ったのが保革クリームです。革ジャンなども着ているとシワが増えていきますが、保革クリームで手入れをしておくと防カビにもなりシワもできにくくなります。自分はいつもミンクオイルを使っているのですが、皮革の表面がしっとりして確かにシワになりにくそうだし、多少のシワや傷であれば目立たなくなります。年季の入ったシワや大きな傷には効果は期待できませんが、皮革の手入れは大切ということがわかります。

[コロンブス] 靴用クリーム ミンクオイル シューズ・レザーグッズ用 45g

 

 保革クリームの話をそのまま当てはめるわけにはいきませんが、顔マッサージも皮膚のお手入れですから保湿クリームによるマッサージの効果は間違いなく期待できるでしょう。ただシワが深くなってからだと効果は期待しにくくなるでしょうから、なるべく若い頃から始めるのが良いのではないかと思います。

 保湿クリームにはいろいろな成分がありますが使ってみて皮膚がしっとりするのが良いと思います。

アクアモイスト 発酵ヒアルロン酸の化粧水 もっちりぷるぷる 180ml

一番、効いているはあのカリスマ美容師さんが教えてくれた「年齢×3回」ではないかと思います。15年以上、続けてこんな感じです。

額と目尻のシワ(58歳男性)
額と目尻のシワ(58歳男性)

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2021年8月 3日 (火)

新型コロナウイルスのワクチン接種(2回目)

 新型コロナウイルス(COVID-19)のファイザー製ワクチンの接種を8月1日(日)に受けてきましたし。

 21日前の7月11日(日)に受けた1回目の接種(ココログ 世赤江前「新型コロナウイルスのワクチン接種(1回目)」)では、接種後5〜6時間後に肩に違和感が出始め、12時間後には「肩の重だるさ」「腕をあげると軽い筋肉痛」を感じましたが重い副作用は出ませんでした。

 2回目の接種の予約時間は12時30分〜45分でした。12時15分に会場に到着しましたが、同じ時間帯の予約者は3人しかいませんでした。その後、何人か来ていると思いますが受付開始時点では全部10人程度でした。受付は予約時間より少し前に始まりました。受付→問診→接種→待機まで非常にスムーズで待ち時間ゼロでした。12時25分には接種が終わり、12時40分には会場をあとにしました。人員の配置や動線がしっかり最適化されており、運用も効率的で受付から待機まであっという間で非常に快適でした。かくして予防接種証も2回分揃いました。

新型コロナワクチン予防接種証
新型コロナワクチン予防接種証

 さて接種の副作用ですが、まず1回目の接種は注射針がチクッとする程度でしたが、2回目はまったく痛みがなく、いつ針が刺さったのかもわかりませんでした。接種後、6時間経過しても肩に違和感は出ませんでした。12時間後に肩の注射をしたあたり違和感が出た程度で、発熱もありませんでしたが少し倦怠感がありました。翌朝、普段より血圧と心拍数が低下し、倦怠感が強く出ました。発熱はありませんでしたが3時間ほど安静にしていました。血圧は元に戻りましたが、これがワクチンの副作用だったのかどうかはわかりません。24時間後は肩の痛みもそれほどなく血圧も元に戻り、体温は平熱、倦怠感もありません。

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2021年7月13日 (火)

新型コロナウイルスのワクチン接種(1回目)

 自分が居住している市が行っている新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンを日曜日に接種してきました。場所は近隣の小学校の体育館で先日の東京都議選でも訪れたばかりです。

 指定された時間に到着すると、ひとつ前の時間帯の長い行列があり20分ぐらい待ちました。会場に案内されると受付を行います。その後、問診があり医師と話をします。問題がなければワクチンの接種を受けます。ワクチンを接種したら待合所で15分待機し、問題なければ帰宅となります。

 接種には非常にたくさんの人々が訪れていました。介添が必要な高齢の方もいますし、書類が不備な人も少なからずいます。そのような中で職員の方々が一生懸命対応されているのですが、本当に頭が下がる思いでした。「ありがとう」「お疲れ様です」「気をつけて」など声を掛け合いながら、受付・問診・接種・待機と進み、45分ぐらいで全行程が終了しました。

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 自分が受けた地域では1回目の接種が終わらないと2回目の予約ができません。家に帰って予約Webサイトにアクセスしましたが、たいへんな混み具合でなかなか予約サイトが表示されませんでした。幸い数時間後に予約でき、2回目は三週間後の日曜日となりました。いまだにサイトは混雑していてアクセスできない人がたくさんいるようです。何らかの工夫が必要です。

 自分が接種したワクチンはファイザー製のものです。接種時に多少はチクッとしましたが痛みはほとんどありません。ワクチン注入している感じもありませんでした。接種してから6時間後ぐらいから注射した左の上腕三角筋のあたりに重だるい不快感が生じ、10時間後には手を動かしたり、肩をさわると筋肉痛を感じるようになりました。自分は基礎疾患があるのですが特に重篤な副作用は出ませんでした。筋肉痛は翌日も残りましたが、腕が痛くてあげられないほどには至りませんでした。

 1回目の接種後の副作用が軽いと2回目は重くなる事例もあるという話もあります。実際に自分に知人は1回目は単純な肩の痛みで済みましたが、2回目は39度の熱が出たそうです。それ以上の副作用はなかったようですが万人に当てはまるわけではありません。ワクチンの接種自体が心配という気持ちも理解できますし、接種するかしないかの判断は個人の自由です。自分は基礎疾患があるので感染したときのリスクを考えて接種することにしました。

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2021年1月30日 (土)

八王子中町と芸妓衆の思い出|八王子芸妓衆がクラファン

 古くから織物の街として栄えてきた東京都八王子。その商いの場として、大正時代から繁栄してきたのが中町です。中町はJR八王子駅から北西の位置にあり、西放射線ユーロードを歩いていくとたどりつきます。

 八王子市中町には多摩地域で唯一の花街があります。戦後の昭和27年には、料亭が45軒もあり、215人の芸妓が活躍していたそうです。昭和30年代に織物業が衰退し始めると、商談や接待が減り始め、賑わいを見せていた花街にも陰りが見え始めました。

 自分が就職のため八王子に移り住んだのは昭和63年(1988年)4月のことです。さっそく上司や先輩に酒席に誘われ、八王子の街中を歩いたものです。50代の上司の行きつけのバーやスナックが中町にあり、よく連れていってもらいました。黒塀に挟まれた路地が張り巡り、見るからに高級なお店がたくさん佇んでいました。

 当時の中町には芸妓衆を呼ぶことができる料亭が10件ぐらいはあったと思います。もちろん、若輩者がそのような料亭で御座敷をあげることなどできません。中町を歩く芸妓を時々見かけるぐらいでした。綺麗な着物を来て、路地をもの静かに歩く姿を楽しませてもらいました。芸妓は十数人しかいなかったはずですから、街中で芸妓を見かけるのはとても幸運なことだったのです。

 年が開けて昭和64年になると、昭和天皇が崩御し、平成の時代がやってきました(ココログ 夜明け前「平成」の世が始まる(1989年1月8日)」)。気がついてみると、自分は昭和最期の新入社員になっていたのです。さて、4月になると新入社員が入社しました。彼らが平成最初の新入社員ということになります。当時はバブル景気のど真ん中で、例年よりも多くの新入社員が入社してきたのです。

 当時、入社2年目と3年目の社員が新入社員の歓迎会を行うというしきたりがありました。入社2年目の社員が幹事を担当することになり、自分が任されることになりました。自分の同期は5名、3年目の先輩たちは7名、そこに30名近くの新入社員です。どう考えても2年目と3年目の社員だけで歓迎会の費用を賄えるはずがありません。そこで、新入社員の歓迎会の参加者を誘い始めました。すると、あっという間に50名を超える参加者となり大宴会を行うことになってしまったのです。

 さて、当時は大きな居酒屋チェーン店もそれほど多くありませんでした。ホームページで店を探して予約なんてことができる時代ではありませんでしたから、駅近くのお店を巡っては予約の確認をする日々が続きました。ところが大人数を収容できる座敷のあるお店はあまりなく、あっても予約がいっぱいでした。京王プラザホテルもまだなかった頃です。

 八王子にわずか1年しか過ごしていない幹事は店を探すのに途方に暮れて、やってきたのが中町でした。広い座敷のある料亭があることは知っていましたが、予約の仕組みもよくわからないまま、ある古い料亭に入りました。そこは料亭ではなく置屋さんだったのではないかと思います。時代劇で番頭さんがいるような雰囲気の入り口で、そこには女将さんがいました。宴会をやりたいと事情を話すと、本当は芸妓を呼ぶ宴会をするところなのだけど、お兄さんの宴会を請負いましょうとお座敷の予約を快諾してくれたのです。料理は御膳を出してもらうことになりました。ちょうど予約が空いていたのだと思いますが、「粋なまち」と聞いていた中町で「粋なはからい」をしてもらうことができました。おかげさまで大宴会は宴も酣のうちに終えることができたのです。それから、しばらくして再び宴会の幹事を担当する機会があり、同料亭の御座敷を使わせて頂くことになりました。その頃になると、女将さんとも顔見知りになっていました。宴会が終わったときに「お兄さんたち偉くなったら芸妓さん呼んで御座敷開いてね」の言葉を今でも覚えています。

 それから数年後、中町のとあるカラオケのできるお店に行くようになりました。そのお店も上司に紹介してもらったのですが、ママさんは元芸妓でした。お客さんの年齢層は50代以上がほとんどで、お店で働いている女性も40代以上でした。20代でこの店に行っていたのは、おそらく自分たちだけでした。他のおじさんたちがいくら払っているかはわかりませんが、自分たちは歌い放題で3,000円ぐらいで飲ませてもらったのです。しかも常連のおじさんたちが御馳走してくれるものだから、ボトルを入れたのも最初のうちだけでした。

 この常連のおじさんたちは、よく芸妓さんを連れてきていました。ある日、美空ひばりの「車屋さん」や坂本冬美の「夜桜お七」を上手に歌う20代の芸妓さんがいました。常連のおじさんたちは自分たちを席に呼んくれました。こうして幸運なことに芸妓さんとも何度かご一緒することができたのです。一人3,000円しか払ってないのに・・・常連のおじさんたちの「粋なはからい」でした。織物業の経営者さんの懇親会だったのかもしれません。このとき一人のおじさんが言っていたのが、あの大宴会でお世話になった女将さの言葉「お兄さんたち偉くなったら芸妓さん呼んで御座敷開いてね」と同じだったのです。

 時は流れて、中町の様子も様変わり。黒塀もほとんどなくなり、やがて置屋さんも料亭も、一つ、二つと消えていきました。大宴会でお世話になった女将さんのお店もなくなりました。料亭やお店の跡地にはマンションや駐車場ができ、置屋もなくなり、八王子の花街も非常に厳しい状況となりました。八王子芸妓の文化か途絶えるのではという声も聞こえるようになっていました。

  そのような状況のなかで2001年に一人の芸妓さんが20年ぶりに置屋を開業しました。その芸妓とはは「ゆき乃恵」の女将のめぐみさんです。なんと、めぐみさんこそ常連のおじさんと同席し「車屋さん」や「夜桜お七」を歌ってくれたあの芸妓さんだったのです。めぐみさんは粛々と芸を磨き、後進を育て、八王子の花街を復活させました。芸妓の人数も次第に増え、八王子まつりや多くのイベントで芸妓さんたちの姿を見ることができるようになりました。中町も黒塀の佇まいの雰囲気を取り戻し始めました。テレビや映画にも出演するようになりました。

 さて、ここにきて多くの人たちの活動に立ちはだかっているのが新型コロナウイルスです。一時期は景気の回復の兆しも見えていましたが、陽性者数が増え続け年明けに非常事態宣言、大打撃を受けている人がたくさんいます。

 そのような状況の中で、八王子芸妓衆の活動も大きく制限され、たいへん厳しい状況になっているようです。この状況を乗り越えようと八王子芸妓衆はクラウド・ファンディング「八王子芸者衆を応援してください~桑都の八王子花柳界~」を始めました。応援すると八王子芸妓衆オリジナルのお礼の品を届けてくれるようです。

 あれからちっとも偉くなっていない当時のお兄さんは、今もって芸妓さんを呼んでの宴会をしたことがありません(^^l)。過去に頂いた「粋なはからい」へのお礼として、無形文化を未来に継続してもらうためにも、本当にささやかですが応援したいと思います。

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