迷探偵 温泉でウルトラセブンを歌うおじさんの正体は
いつも行く温泉の常連のおじさん。このおじさんは本当に良く会うのですっかり顔なじみになりました。年を聞いてみると70歳だそうです。見た感じは60代前半に見えます。
いつもと同じように湯船につかっていたら、そのおじさんが「よ~」と言って入ってきました。さあ、始まるぞと思っていたら、期待通りいつものように演歌を小声で歌い始めました。これがなかなか上手です。そのうち、あれこれ考え事をしていたら、おじさんの歌声が耳に入らなくなりました。おじさんは相変わらず歌っているので、音としては聞こえている状態です。
すると自分の頭の中にウルトラセブンの主題歌が流れてきました。流れたのは「倒せ火を吐く大怪獣、ウルトラビームでストライク!」の部分です。
脳内再生かと思ったら突然おじさんの声が聞こえてきました。なんと、おじさんが歌っているのはウルトラセブンの主題歌でした。「遙かな星がふるさとだ」の部分を「ふぅぁ~るくぁな星ぐぁ~、うぅるぅさぁとぉだぁ~」とこぶしを回しながら歌っています。さらに「進め銀河の果てまでも」の部分や歌詞のわからない部分は鼻歌で歌っています。
自分もウルトラセブンの歌が頭に流れていたので、この偶然にびっくり。おじさんに「ウルトラセブンですか?」と聞いたら、おじさんはちょっと照れた顔をして「そうそう、よく知っているねぇ」と。「よく知っているねぇ」はこちらの言うことです(^^ゞ
なんで、このおじさんはウルトラセブンの主題歌や曲を知っているのだろうと思ったら、その疑問も通じたのか、おじさんがぼそっと一言。
「何度も聞いているので耳についちゃってさぁ~」
自分が「えっ?」という顔をすると、おじさんは、手首を回して、「これこれ」と。
そうおじさんはパチンコウルトラセブンの大ファンだったのです。そして、「狙われた街」などのタイトルや「メトロン星人」など宇宙人や怪獣の名前もよく知っているのです。そして、「ウルトラマンの歌も知っているよ」と。
すると、そのまた横にいた常連のおじさんが声をかけてきてウルトラセブンのパチンコ台の話になりました。温泉で大人3人がウルトラセブンの話をしているというシーンになってしまいました。
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