カテゴリー「学問・資格」の7件の記事

2021年12月10日 (金)

初のノーベル賞授賞式(1901年12月10日)

 1895年11月27日、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが自ら発明したダイナマイトで得た巨額の財産を基金として人類のために貢献をした人に賞を与えると遺言状に書いて署名しました。賞の対象とする分野は物理学・化学・医学または生理学・文学・軍縮は平和推進に貢献した個人や団体としました。1969年には経済学が追加されました。ノーベルは1896年12月10日に他界し、その後ノーベル財団が設立され、この賞は「ノーベル賞」と名付けられました。

 ノーベル賞の授賞式は毎年ノーベルの命日に行われます。第1回のノーベル賞は1901年12月10日に授賞式が行われました。第1回のノーベル賞の授賞者は次の通りです。

・物理学賞 

 ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(ドイツ)エックス線を発見

・化学賞

 ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ(オランダ)熱力学でファント・ホッフの式を発見

・生理学医学賞 

 エミール・アドルフ・フォン・ベーリング(ドイツ)ジフテリアに対する血清療法を開発し

・文学賞 

 シュリ・プリュドム(フランス)文学や科学、哲学の調和を図った業績

・平和賞 

 アンリ・デュナン(スイス)赤十字社の創立 

 フレデリック・パシー(フランス)列国議会同盟や国際平和会議の創設

 ノーベル賞の授賞式は物理学・化学・医学または生理学・文学・経済学はスウェーデンのストックホルムのコンサートホールで行われ、平和賞はノルウェーのオスロの市庁舎で行われます。授賞者の選考は平和賞以外はスウェーデンの研究機関が行い、平和賞はスウェーデンと連合王国だったノルウェーのノーベル委員会が行います。選考委員会が全世界の専門家に推薦依頼を送り、その結果から受賞者を選びメダル、賞状、賞金を贈ります。

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ノーベル賞の授賞式(ストックホルムコンサートホール)

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エックス線の発見(1895年11月8日)

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2021年11月27日 (土)

ノーベル賞制定記念日(1895年11月27日)

 スウェーデンの化学者アルフレッド・バルンハート・ノーベルは1833年に貧しい建築家の家庭に生まれました。父は1837年にロシアのサンクトベルぐで機械や爆発物の製造で成功し兵器開発を手掛けるようになりました。

 ノーベルは父の影響で幼少期から爆発物に興味をもちその原理を学んでいましたが、父が事業成功し家庭が裕福になると化学と語学の英才教育を受けました。1850年にフランスの化学者テオフィル=ジュール・ペルーズの講座を受講し、1851年から4年間米国に留学しました。

 ペルーズの元にはニトロセルロースの研究でパイログリセリンを開発したアスカニオ・ソブレロがいました。パイログリセリンは後にニトログリセリンと改名されますが、ソブレロはニトログリセリンが非常に扱いにくい危険な物質であると警告していました。 ニトログリセリンは黒色火薬より7倍の爆発威力を持つため鉱山の発破に使われていました。しかし、導火線で点火しても爆発せず、そのくせ衝撃や摩擦で爆発してしまうため非常に扱いにくい物質でした。そのため事故が多発していました。

 1856年にクリミア戦争が終結すると父の事業はうまくいかなくなり、1859年に父はノーベルと一緒にスウェーデンに戻りました。ノーベルは1855年頃にはニトログリセリンのことを知っていたようで、スウェーデンに戻るとニトログリセリンの安全な製造方法、保管方法、使用方法などの研究開発を始めました。1863年に特許を取得するものの、この爆薬が危険であることには変わりありませんでした。

 1864年にノーベルの弟と助手の計6名がグリセリンの精製中に爆発事故で亡くなりノーベル自身も怪我を負いました。この事故でスウェーデンにおけるニトログリセリンの研究開発が許可されなくなり、ノーベルはドイツで研究を進めることにしました。ノーベルはニトログリセリンを安全に扱う方法を求め続け、1866年にニトログリセリンを珪藻土に染みこませ雷管を用いて爆発させるダイナマイトを発明しました。1867年に米国と英国でダイナマイトの特許を取得しました。

 ダイナマイトは鉱山や工事現場などで使われ人々の生活を豊かにするものとなりました。同時に軍事にも使われるようになりました。ノーベルはダイナマイトが軍事目的で使われることは想定していたようですが、ダイナマイトの破壊力が戦争を抑止すると考えていたようです。しかし、ダイナマイトは多くの人の命を奪うことになりました。「死の商人」とまで揶揄されたノーベルは自身の評価を気にするようになりました。

 ノーベルは自らの発明が多くの人命を奪っことに対する償いや自身の名誉回復のため何かできないかを考えました。そして1895年11月27日にダイナマイトで手に入れた巨額の財産を基金として人類のために最大の貢献をした人たちに賞を与えると遺言状に書いて署名しました。賞の対象となる分野は物理学、化学、医学または生理学、文学、軍縮や平和推進に貢献した個人や団体とされました。その後、経済学が追加されました。

ノーベルと遺言書
ノーベルと遺言書

 ノーベル本人は遺言書に書いた賞に名をつけませんでしたが「ノーベル賞」と呼ばれるようになりました。そして翌年12月10日にノーベルは永眠したのです。ノーベル賞の授賞式は毎年ノーベルの命日に行われています。

ノーベル (コミック版 世界の伝記)

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2010年9月28日 (火)

ラプラスの確率

普通の6面のサイコロを1回だけ投げたときに、1~6のある目が出る確率は1/6です。サイコロの目の出方を簡単に確率で結論づけてしまって良いのでしょうか。

19世紀のフランスの数学者ピエール・シモン・ラプラスは「確率とは計算された常識である」と述べています。これは、未来に起きるあらゆる現象は、過去に起きた現象によって決まるという意味です。

 ラプラスの考えをサイコロの例で考えると、サイコロのどの目が出るかは、サイコロを投げたときの初期条件とその後の力学的条件によって決まるのであって、決して確率によって決まるものではないということです。つまり、手からサイコロが投げ出される速度、サイコロのどの部分が床にぶつかり、その後、どのように跳ね返って転がるのかなどを詳細に調べればサイコロのどの目が出るかを求めることができるということです。

 私たちがサイコロのどの目が出るのか予め求めることができないのは、サイコロの運動の条件が複雑すぎるためです。サイコロを投げてからある目が出るまでの時間が短すぎて、その間に一連の計算をすることができないのです。十分に時間をかければ理論的にどの目が出るかを導き出すことはできるでしょうが、そのような苦労をしてまでサイコロのどの目が出るかを求めることは非効率的です。それよりも、サイコロのある目が出る確率は1/6であると考えた方が合理的なわけです。だから、ラプラスに言わせると「確率とは計算された常識である」ということになります。

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2010年9月27日 (月)

思考実験とは

 思考実験とは実際に実験を行わず、設定した前提条件をもとに、理論的に導かれる現象を思考のみによって実験することです。言い換えれば、実際に実験できないことを、頭の中であれこれと考えてみることと言っても良いでしょう。

 思考実験はあれこれ考えることができると言っても、あくまで科学法則に忠実に則って進めなければなりません。その約束が守れている限りにおいては、思考実験によって、従来の科学の枠を超えた新しい理論を導き出すことも可能です。

 事実、たくさん新しい科学の理論体系が思考実験によって生まれてきました。

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2007年7月21日 (土)

夏休みの自由研究@folomy 理科大好き

昨年までは@niftyのフォーラム「化学の広場」で夏休みの恒例だった特設掲示板【自由研究】ですが、今年からは<folomy>の「理科大好き!」(芸術・学問分野)の【自由研究】質問箱に設置しました。folomyはメールアドレスを登録するだけで参加できるコミュニティです(発言にはメールアドレスの登録が必要ですが、【自由研究】質問箱はインターネット上に公開されますので誰でも読むことができます)。

本日、掲示板を設置しました。なお、昨年までの過去ログは下記で見ることができます。

http://sci.la.coocan.jp/fchem/log/log.html#jiyukenkyu

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2007年7月 9日 (月)

学研・夏休み自由研究プロジェクト

学研のキッズネットで2007年の夏休み自由研究プロジェクトが始まりました。キッズネットに登録すると自由研究なんでも質問箱で、夏休みの自由研究についての質問ができます。

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2007年3月23日 (金)

新しいコミュニティサイト folomy

2007年3月31日(土)24:00で@niftyのフォーラムが終了します。以後、フォーラムへの書き込みはできなくなり、フォーラム内の記事は2007年6月28日(木)15:00までは閲覧できますが、その後はインターネットから姿を消すことになります。この件については@niftyのこちらのページをご覧ください。

自分が運営に関わっている「化学の広場」「サイエンスフォーラム」「物理フォーラム」は@niftyのフォーラムとしては終了しますが、サイトを変えて、新たにいくつかのフォーラムを加えて再スタートすることになっています。

その新しいサイトが folomy(フォロミー)です。

folomyは今流行のmixiと同じくSNSですが、メールアドレスさえ登録すれば誰でも無料で参加が可能です。参加するのに会員の紹介も必要ありません(folomy内では参加が承認制の会議室もあります)。

自然科学関係は

○化学の広場
○物理フォーラム
○サイエンスフォーラム
○理科大好き!
○生物の広場
○地球科学・天文の広場
○数学の広場

があります。正式オープンは4月の予定でまだ準備中ですが、参加は既に受け付けています。 興味のある方は是非一度folomy(フォロミー)にアクセスして参加してみてください。

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