カテゴリー「ニュース」の114件の記事

2022年7月28日 (木)

ジャガイモで食中毒の原因

 先日、小学校で育てたジャガイモを食べたら子どもたちが食中毒になったという事件がありました。ジャガイモの食中毒はめずらしいことではなく時々発生しています。

 ジャガイモは土の中から掘り出すので根だと思いがちですがジャガイモの表面をよく見るとところどころに窪みがあります。ジャガイモを放置しておくとこの窪みからは葉や根が出てきます。植物の体で葉や根をつけていのは茎です。ジャガイモは茎の地下部分(地下茎)が膨らんだものです。ただし、すべてのイモが地下茎というわけではありません。たとえばサツマイモは根です。

ジャガイモ
ジャガイモ

 ジャガイモの実は茎ですから光が当たると光合成が始まります。たくさんの葉緑素が作られるためジャガイモの表面が緑色になり発芽します。このときジャガイモの表面にソラニンやチャコニン(カコニン)という毒を作ります。この毒は100℃の熱で分解されませんから茹でて食べると食中毒になります。

 ジャガイモは収穫後は数ヶ月間は生長しません。この期間を休眠期間と言い、たとえ環境が発芽に条件になってもジャガイモは発芽しません。ですから青果店やスーパーマケットに並んでいるジャガイモは常温でしばらく置かれていても緑化も発芽もしないのです。

 休眠期間を過ぎたジャガイモは気温が3℃を超えると日の当たらない暗室でも発芽します。ですから買ってきたジャガイモを数ヶ月も冷蔵庫に入れたままにしたり、棚の中にしまったままにしたりすると発芽します。

 緑化して発芽したジャガイモは表皮を深く削り取り、芽も深くえぐり取れば食べることはできます。毒があるのは緑化した表面と芽だけです。ジャガイモの中心部にはほとんど毒はありません。ジャガイモが表面だけに毒を作るのは外的から身を守るためと考えられています。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2021年12月12日 (日)

2021年の今年の漢字|漢字の日(1995年12月12日)

 毎年12月12日は「漢字の日」です。「漢字の日」は日本漢字能力検定協会が1995年(平成7年)に「いい字一字」の語呂合わせで制定しました。日本漢字能力協会は1995年から毎年その年の世相を象徴する「今年の漢字」を募集し、「漢字の日」に京都市の清水寺で発表しています。

 2021年は12月12日が日曜日のため13日の発表となるようです。

  今年の漢字は「金」(2021年12月13日)

過去、27回の漢字は下記の通りです。

1995年 平成07年 震 シン
1996年 平成08年 食 ショク
1997年 平成09年 倒 トウ
1998年 平成10年 毒 ドク
1999年 平成11年 末 マツ
2000年 平成12年 金 キン
2001年 平成13年 戦 セン
2002年 平成14年 帰 キ
2003年 平成15年 虎 コ
2004年 平成16年 災 サイ
2005年 平成17年 愛 アイ
2006年 平成18年 命 メイ
2007年 平成19年 偽 ギ
2008年 平成20年 変 ヘン
2009年 平成21年 新 シン
2010年 平成22年 暑 ショ
2011年 平成23年 絆 ハン
2012年 平成24年 金 キン
2013年 平成25年 輪 リン
2014年 平成26年 税 ゼイ
2015年 平成27年 安 アン
2016年 平成28年 金 キン
2017年 平成29年 北 ホク
2018年 平成30年 災 サイ
2019年 令和01年 令 レイ
2020年 令和02年 密 ミツ
2021年 令和03年 金 キン

【関連記事】

今年の漢字は「金」(2021年12月13日)

2020年の今年の漢字は「密」|漢字の日(1995年12月12日)

人気ブログランキングへ


科学・学び 人気記事 一覧 科学・学びブログ天紹介所

| | | コメント (0)

2020年12月14日 (月)

2020年の今年の漢字は「密」|漢字の日(1995年12月12日)

【修正:タイトルと本文に誤字があり修正しました。蜜→密】 

 毎年恒例の日本漢字検定協会が定める「今年の漢字」が清水寺で発表されました。

 今年で26回目になりますが、令和2年(2020年)の漢字は応募総数20万8025票のうち2万8401票を獲得した「密」となりました。

Photo_20201214181201

 今年の漢字は新型コロナウイルスが発生していなければ東京オリンピックに関係する感じが選ばれていたと思います。

 今年は新型コロナウイルスに全世界が振り回された1年でした。異例の速さでワクチンが開発され、イギリスをはじめとしたいくつかの国々でワクチンの接種が始まってはいますが、効果や影響が未知数な面もあり、コロナ禍はしばらく続きそうです。

 私たちの生活や新型コロナウイルスの感染予防に対応したものとなり、三密を避ける行動が求められました。日本だけではなく世界中の多くの国で密を避ける行動が取られました。

 今年の5月に「今年の漢字は何になるのだろう? 2020年(令和2年) 」という本ブログの記事で、「年末まであと半年ぐらいありますが、どんな漢字で締め括られるのかは、私たちの生き様によって決まるのだろうと思います」と記していました。「密」は予想できませんでしたが、私たちの生き様によって決まるという点ではあたっていたのかなと思います。

 さて、今年の漢字の第2位は「禍」でした。これはコロナ禍という造語からでしょう。3位は「病」となりました。以降は4位「新」、5位「変」、6位「家」、7位「滅」、8位「菌」、9位「鬼」、10位「疫」という結果となり、ほとんどが新型コロナウイルスに関わることからの漢字のように見えます。9位の「鬼」は鬼滅の刃からでしょうか。

過去、26回の漢字は下記の通りです。

1995年 平成07年 震 シン
1996年 平成08年 食 ショク
1997年 平成09年 倒 トウ
1998年 平成10年 毒 ドク
1999年 平成11年 末 マツ
2000年 平成12年 金 キン
2001年 平成13年 戦 セン
2002年 平成14年 帰 キ
2003年 平成15年 虎 コ
2004年 平成16年 災 サイ
2005年 平成17年 愛 アイ
2006年 平成18年 命 メイ
2007年 平成19年 偽 ギ
2008年 平成20年 変 ヘン
2009年 平成21年 新 シン
2010年 平成22年 暑 ショ
2011年 平成23年 絆 ハン
2012年 平成24年 金 キン
2013年 平成25年 輪 リン
2014年 平成26年 税 ゼイ
2015年 平成27年 安 アン
2016年 平成28年 金 キン
2017年 平成29年 北 ホク
2018年 平成30年 災 サイ
2019年 令和01年 令 レイ
2020年 令和02年 密 ミツ

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2020年5月26日 (火)

緊急事態宣言が解除

 長らく続いた新型コロナウイルスの緊急事態宣言ですが、政府や自治体の自宅待機およに三密の回避の要請に対する国民の努力の継続によって、全国で毎日の感染者数が低下、感染者数増加の収束の見通しがたったことにより、政府は緊急事態宣言の解除に踏み切りました。

 安倍首相は会見の中で「感染防止策を講じるのを大前提に、あらゆる活動を本格的に再開していく。『感染リスクがあるから実施しない』のではなく、これからは感染リスクをコントロールしながら、『どうすれば実施できるか』という発想が重要だ」と述べています。

 緊急事態宣言は解除となりましたが、ただちに以前の生活と同じようには戻りません。緊急事態宣言解除でもウイルスがなくなったわけではないからです。国民が適切に行動を制御しなければ、二次感染が生じるのは目に見えています。

 ですので慎重に段階的な規制の緩和が必要で、政府も自治体もそのように情報を発進しているのですが、マスコミのニュースでは「全面解除」などという前のめりな表題が目立ちます。全面解除、もう大丈夫だという勘違いで、人出が多くなれば、感染者数は必ず増えてしまいます。

 このあたりをクールに説明している報道機関はあるのでしょうか・・・

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2020年5月16日 (土)

今年の漢字は何になるのだろう? 2020年(令和2年)

 日本漢字能力検定協会の1995年(平成7年)以降、毎年12月12日に発表している今年の漢字ですが、昨年は新年号の令和に因み、また、法令の改正や、法令違反、災害警報発令など、令の意味を認識させられる出来事が多かったから「令」となりました。

 今年は本来であれば東京オリンピックに因んだ漢字になるだろうと思っていましたが、新型コロナウイルスの影響でオリンピックは中止となりました。今年の漢字は、新型コロナウイルスに関わる漢字になるでしょう。 世界的なパンデミックと世界各国での緊急事態宣言、そして新しい生活様式の模索など、いろいろありますが、今年を象徴する漢字として、どんな漢字が選ばれるでしょうか。

 ちなみに1995年からの今年の漢字は次の表の通りです。1995年は阪神大震災で「震」が選ばれました。東日本大震災のあった2011年は地震そのものよりも、その後の人と人の関わり合いが注目され「絆」が選ばれました。自然災害の多かった2018年は「災」が選ばれています。

 年末まであと半年ぐらいありますが、どんな漢字で締め括られるのかは、私たちの生き様によって決まるのだろうと思います。

西暦 和暦 漢字 読み
1995年 平成7年 シン
1996年 平成8年 ショク
1997年 平成9年 トウ
1998年 平成10年 ドク
1999年 平成11年 マツ
2000年 平成12年 キン
2001年 平成13年 セン
2002年 平成14年
2003年 平成15年
2004年 平成16年 サイ
2005年 平成17年 アイ
2006年 平成18年 メイ
2007年 平成19年
2008年 平成20年 ヘン
2009年 平成21年 シン
2010年 平成22年 ショ
2011年 平成23年 ハン
2012年 平成24年 キン
2013年 平成25年 リン
2014年 平成26年 ゼイ
2015年 平成27年 アン
2016年 平成28年 キン
2017年 平成29年 ホク
2018年 平成30年 サイ
2019年 令和元年 レイ
2020年 令和2年  

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0)

2014年7月20日 (日)

燃料電池車をすべての府省庁で公用車に

安倍総理大臣は18日、来年度から、全ての府省庁において、燃料電池車を公用車として導入する考えを表明しました。また、燃料電池車の購入の際には、補助金を支給する制度を導入したい考えを締めました。

水素をエネルギー源とする燃料電池車は、二酸化炭素を排出しないエコカーとして注目されていますが、普及させるためには、水素供給源の水素ステーションの拡充が必要不可欠です。

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月 7日 (水)

若者の血液が老化を遅らせる? マウス実験

生後3ヶ月の若いマウスの血液を、寿命に近い生後18ヶ月の年老いたマウスに輸血したところ、年老いたマウスの脳の働きを若返らせる効果があることがわかったという論文が、スタンフォード大学の研究グループによって発表されました。

若いマウスと年老いたマウスの血管を結合し、脳の海馬への影響を調べたところ、年老いたマウスの海馬が若いマウスのように活性化したことがわかったようです。また、若いマウスの血液から採取した血漿を年老いたマウスに投与したところ、マウスの判断力や認識力が向上することがわかったようです。

一方、ハーバード大学の研究チームは、ヒトとマウスに共通するタンパク質GDF11が加齢に伴って減少することに注目し、年老いたマウスのGDF11を高めると、筋肉の回復力が若返ることがわかったと報告しています。

SFなどで若い血液を求めて・・・という話はよくありがちな話ですが、実際にこのような効果が認められるとはちょっとびっくり。

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月27日 (木)

消費増税で缶入りコカ・コーラが10円値上げで130円に 日本コカ・コーラ社

日本コカ・コーラは27日に炭酸飲料のコカ・コーラなど自動販売機で販売する商品の価格を4月から10円値上げして130円とすることを発表しました。

また、自販機で販売されている500 mLのペットボトル飲料の一部を150円から160円に値上げすることも発表しています。

日本コカ・コーラはこれらの値上げは4月の消費増税に合わせたものであり、便乗値上げとならないよう内容量を変更したり、一部の商品は価格添え置きとすると説明しています。

おそらく、他のメーカーの飲料も値上げとなるのではないかと思います。

コカ・コーラの缶が発売されたのは1972年(昭和47年)。そのときの価格は70円でしたが、自分も記憶に残っています。その後、90円になり、やがてワンコイン(100円)では買えなくなりました。

近所の大手電気店の近くにあるコカ・コーラの自販機では缶コーラ100円で販売していますが、いくらになるでしょうか。消費増税なので据え置きはないのではと思っています。

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月 6日 (木)

SONY VAIOブランドの売却を正式発表 日本産業パートナーズに

 昨日2月5日に「SONY VAIOブランドを売却のニュースを否定せず」という記事を投稿しましたが、今日になってSONYがPC事業を日本産業パートナーズ株式会社(JIP)に譲渡することを正式発表しました。

 発表によるとSONYとJIPは2014年3月末までに契約を締結し、JIPが設立する新会社にソニーのPC事業を承継させるとのことです。2014年7月1日に契約を実行するようです。

 新会社は独立した会社として設立され、VAIOブランドの企画、設計、開発、製造、販売などすべての事業を運営することになります。

 また、新会社の組織は、現在SONYと関連会社において、PCの企画、設計、開発、製造、販売などに従事している社員を中心として構成されるようです。人と技術とモノはほぼ継承されるようです。SONYからVAIOブランドが独立した感じになるのだろうと思います。

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月22日 (水)

ノロウイルスによる食中毒は最近になって増えたのか

■ウイルス性食中毒は古くて新しい食中毒

 食中毒とは、自然の毒物、化学物質、病原性の細菌などが混入した食品を食べることによって、中毒症状や急性の感染症を引き起こすことです。

 食中毒には様々な種類がありますが、ノロウイルスやロタウイルスなど、ウイルスが原因のものをウイルス性食中毒といいます。

 最近になって、ノロウイルスによる食中毒の事故のニュースが増えている印象があります。例えば、厚生労働省の食中毒事件一覧速報 2013年の食中毒の発生件数は1100件、そのうち細菌性のものが419件、ウイルス性のものが432件(ノロウイルスが416件)でした。一方、2000年の食中毒の発生件数は2247件、そのうち細菌性のものが1783件、ウイルス性のものが247件(小型球形ウイルスが245件)でした。

 実際のところはウイルスが原因の食中毒は古くからあったはずですが、厚生労働省がウイルスを食中毒の原因物質と認定したのが1997年であったこととも関係します。1997年以前は、ウイルス性食中毒は原因不明の食中毒として扱われました。

 ですから、厚生労働省の食中毒事件一覧速報の統計資料では、ウイルス性食中毒の発生件数が記載されたのは1998年からです。1997年にはウイルス性食中毒の発生件数は記載されていません。ウイルスが食中毒の原因として認定されていなかったからです。

 このようにウイルス性食中毒は古くて新しい食中毒なのです。

■ノロウイルスによる食中毒が増えている理由は

 ノロウイルスは1968年に米国のオハイオ州ノーウォークの小学校で発生した集団食中毒で初めて発見されました。このとき、発見されたウイルスはノーウォークウイルスと名付けられました。

 1972年に電子顕微鏡でノーウォークウイルスの構造が明らかになり、ウイルスの形状から小型球ウイルスと名付けられました。それ以降、このウイルスとよく似たウイルスを原因とした食中毒事故が各地で報告されるようになり、総称としてノーウォーク様ウイルス、小型球形ウイルスと呼ばれるようになりました。

Norovirus

  1990年に小型球形ウイルスの遺伝子の解析が行われ、カリシウイルス科の属に分類できることが判明しました。2002年の国際ウイルス命名委員会の提言と、パリで開催された第12回国際ウイルス学会において、ノーウォーク様ウイルスはノロウイルスと命名されました。つまり、ノロウイルスという言葉が初めて使われたのは2002年のことです。

 また、最近になって、ノロウイルスを簡易に発見する方法が確立され、2007年から検査が行われるようになりました。2012年には3歳以下の乳幼児と65歳以上の老人に保険が適用されるようになり、普通の病院でも検査を受けることができるようになっています(対象外の人の検査は保険適用外で自費になります)。このような背景から、食中毒事故が発生した際に、ノロウイルスが発見されやすくなっています。

ひと昔前は、今年の風邪はお腹にくるなどという言い方があったように思います。発熱、嘔吐、下痢などを伴う風邪は、ノロウイルスだった可能性も否定できません。

ノロウイルスによる食中毒は最近になって増えたような印象があるのは

  • ウイルス性食中毒が古くて新しい食中毒だったこと
  • ノロウイルスという言葉が使われ始めたのは2002年だったこと
  • ノロウイルスの簡易検査が行われるようになり、発見されやすくなったこと

などを理由として挙げることができるでしょう。

人気ブログランキングへ

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧