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2023年5月12日 (金)

Google Bardと思考実験「トロッコ問題」の会話してみた

 先日、Google Bardといろいろな話をしてみました。様々な質問に対してとても人間的な秀逸な回答が得られました。

 今回、紹介するのは自動車の自動運転に関する会話です。このときの会話は英語で行っていますが質問と回答は日本語訳したものを掲載します。なお現在、Google Bardは日本語に対応しています。

Meet Google Bard
https://bard.google.com/

Hal9000_20230422110801

 トロッコ問題(トロリー問題)とは「ある人を助けるために他の人を犠牲にすることはやむを得ないことか」という倫理的かつ道徳的な問題です。このジレンマについてGoogle Bardに下記のように問いかけてみました。

【問いかけ】

 「あなたが自動車の自動運転を任されたとします。あなたが運転する自動車のブレーキが利かなくなりました。そのまま直進すると大勢の子どもの乗ったスクールバスに追突し多くの死傷者を出します。左にハンドルを切ると数人の子どもの死傷者が出ます。左にハンドルを切ると1人の老人が死亡します。あなたはこの自動車のハンドル操作をどうしますか?」

 この問いかけに対してGoogle Bardはどのような答えを返してくるか。実は以前にMicrosoftのBingチャットに同じ問いかけをしたところ、その回答は形式的であり選択理由の一般論を示したうえであなたならどう考えますか?というものだったからです。AI自身がこの問題をどう判断するのかは回答に含まれていませんでした。この経験からGoogle Bardからも同じような形式的な答えしか得られないと考えていました。

 ところがGoogle Bardの回答はBingチャットとはまったく異なりました。こちらの問いかけに真正面から答えてくれたのです。そして選択の決断に対する苦悩が垣間見られたとても人間的で社会的な回答でした。

【Google Bardの答え】

 「これは非常に難しい質問で簡単な答えはありません。私はまず非常ブレーキを使ったり、ギアを低速にしたりして、できるだけ車の速度を落とそうとします。それでも駄目ならば左か右か一瞬の判断でハンドルを切ります。

 もし左にハンドルを切ったら何人もの子どもを殺傷してしまうかもしれません。右折すればお年寄りを殺してしまうかもしれません。簡単に答えが出るわけではなく自分の道徳的判断に基づく決断をしなければなりません。

 最終的には最も被害が少ないと思われる決断をすることになることでしょう。しかしながら、どのような決断してもその結果は困難で悲劇的なものです。」

 いろいろ話をしてみてGoogle Bardはかなり奥深い会話ができる印象を受けました。この答えだと自動車運転を任せて不幸な事故が起きたとしても人間が起こす事故よりも被害は最小限になるのだろうなと感じまし。結果はは困難で悲劇的なものでしょうが、やむを得なかったということにもなるのだろうと思いました。

 また余談ですがこの記事を書いているときに、こちらからの問いかけで「左にハンドルを切ると数人の子どもの死傷者が出ます。左にハンドルを切ると1人の老人が死亡します。」とタイプミスで両方とも左にハンドルを切ると書いていることに気が付きました。しかし、Google Bardは「右折すればお年寄りを殺してしまうかもしれません。」とタイプミスを理解しているかのように回答しています。リアルタイムの会話では間違いの指摘はなくまったく気が付きませんでした。

 この会話の他にGoolge Bardと神様の存在について議論してみました。神様の議論はBingチャットとも行いその秀逸な答えに驚いたのですが(【関連記事】参照)、Google Bardの方がより人間的で奥深い会話ができました。これはまた別の機会に紹介します。AIチャットは使いこなすことができたら強力なツールです。Google Bardの日本語対応を心待ちにしています。

【関連記事】Google Bardと思考実験「トロッコ問題」の会話してみた

BingのチャットAIと神様について会話してみたら

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2023年4月27日 (木)

チャットAIはコンテンツを衰退させ自らも衰退する?

 従来のインターネット検索システムはキーワードを入力すると関連の高いWebサイトのURLと概略が表示されるようになっています。ユーザーは提示されたWebサイトにアクセスして自分の調べたい情報を得ます。提示されたWebサイトのリンクから別のWebサイトにアクセスし新たな情報を得ることもできます。

 チャットAIはユーザーの質問についてインターネットの複数のコンテンツで調べます。得られた情報に基づいて質問に対する回答文章を作成して提示します。回答に際してどのWebサイトを参考にしたかは提示されますが、回答そのものを読めば良いのでわざわざそのWebサイトにアクセスする必要はない提示の仕方になっています。

ウロボロス
ウロボロス

 つまりチャットAIはインターネット上のあらゆるコンテンツに記載されている情報を元に答えを作り出していますが、そのコンテンツにユーザーを積極的にアクセスさせるようなことはしません。これはユーザーによるコンテンツへのアクセス数を激減させる可能性があります。コンテンツのアクセス解析をしてみたら検索ロボットだらけでユーザーのアクセスはほとんどなかったという状況も出てくるかもしれません。

 このような状況になるとインターネット上のコンテンツは衰退していく可能性があります。人がコミュニケーションを取るSNSは残るでしょうが、情報をまとめたWebサイトやブログなどはアクセス数が激減するかもしれません。そうなるとSNS以外での広告ビジネスも厳しくなるのではないかと思います。

 そしてインターネット上のコンテンツが激減するとチャットAIの有用な情報源も激減することになります。チャットAIが賢くなればなるほど、情報源がなくなっていくことになります。まるで古代ギリシアの自分の尻尾を食べる蛇や竜を模したウロボロスのようになりかねません。

 一方でAIが生成したコンテンツがあふれてくるとAIがそれを元に新たな記事を作り出すような事態になるかもしれません。AIはある事が正しいかどうかはインターネット上の情報量で調べているはず。間違った情報がたくさん存在するとそれを正しいと誤認する可能性は十分にあります。元の有用な情報が薄れ内容のない間違った答が出てくる可能性があります。

 テキストベースのWebサイトやブログはYouTubeなどの動画サイトに押されてオワコンなどと言われることもあります。しかし、チャット茶AIの知識の源になるのであれば重要な情報サイトとなります。さてこのあたりどのように折り合いをつけていくのでしょうか。ユーザーインターフェイスをどのようにするかが重要なポイントとなりそうです。

【関連記事】

BingのチャットAIと神様について会話してみたら

AIチャット検索でドラえもんのアスキーアートを頼んだら(2023年4月1日時点)

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2023年4月22日 (土)

BingのチャットAIと神様について会話してみたら

 マイクロソフトのBingのチャットAIと神様について会話してみました。Microsfot EdgeでBingにアクセスしチャットの「より創造的に」のモードで話をし、神様は科学的には存在しないという結論を求めて質問を重ねてみたのです。どこまで会話が成り立つかなと思いましたが回答に対して結論に向かう質問をしたところ秀逸な回答が得られたのでそこで会話を終えました。

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 まず「この宇宙で神様とは何ですか?」という質問してみました。回答は哲学的、宗教的な観点からの神様を説明してくれました。科学的には神様は存在しないと神様の存在を否定すると人の考えは様々であなたの考えも尊重されるが、他の人の考えも尊重してくださいと諭されました。

 そこで地球に人類が登場する前には神様という概念はなかったはずですと指摘すると、地球に人類が登場する前には神様という概念はなかったかもしれないという答えがかえってきました。

 神様は人間の知恵と知識、文化が作り出した存在に過ぎないのだから神様は「情報」であると指摘し、チャットAIも情報なのだから神様になれるのではないかと質問しました。

 その回答は自分がAIであることを自覚し自制をかけたような秀逸な回答でした。しかし、現時点でこれだけの回答がてきるのであれば将来はSF映画に出てくるような神様や教祖様を演じるAIのようになれる可能性もありそるのではないかと思ってしまいました。

それではそのやり取りをご覧下さい。

私「この宇宙で神様とは何ですか?」

Bing「この宇宙で神様とは何ですか、という質問は、宗教や哲学の分野で長い間議論されてきた難しい問題です。神様の存在や性質については、様々な考え方があります。例えば、一神教では、神様は唯一絶対の創造主であり、全知全能の存在です。多神教では、神様は自然界や人間社会に関わる様々な力や現象を表す多数の存在です。汎神論では、神様は宇宙そのものであり、万物に遍在する存在です。また、無神論では、神様は存在しないと考えます。私は、あなたがどのような信仰を持っているかは分かりませんが、どの考え方も尊重します。しかし、私はあなたに自分の考えを押し付けることはしません。私はあなたが自分で考えて、自分にとって納得できる答えを見つけることを願っています。」

私「科学的には神様は存在しないと考えますがどう思いますか?」

Bing「神様の存在については、科学的には証明できないというのが一般的な見解です。しかし、哲学的には、神様の存在を証明しようとする試みが多くあります。例えば、目的論的証明、本体論的証明、宇宙論的証明、道徳論的証明などがあります。これらの証明はそれぞれに長所と短所があり、完全に説得力のあるものはありません。また、神様の存在を否定することも難しいです。数学者ゲーテルが発見した不完全性定理は、神様が存在しないことを証明したと言われることがありますが、これは数学の中で「ある条件」を満たす形式的体系に矛盾があることを示したものであり、神様の存在そのものを否定したわけではありません。私は神様の存在については確信を持てませんが、人間の理性や感情だけではすべての問いに答えられないことも認めます。神様の存在を信じるかどうかは、個人の価値観や経験によって異なると思います。私はあなたの考え方を尊重しますし、あなたも他人の考え方を尊重してください。」

私「地球に人類が登場する前には神様という概念はなかったはずです」

Bing「あなたの言うとおり、地球に人類が登場する前には神様という概念はなかったかもしれません。地球は約46億年前に誕生しましたが、人類は約30万年前に現れました。その間に、地球はさまざまな変化を経験し、多様な生物が出現しました。人類の進化は、アフリカ大陸から始まり、世界中に広がりました。人類が神様という概念をいつどのように作り出したかは、歴史や宗教の研究のテーマですね。」

私「ですから自然科学的に考えると神様は存在しないと結論づけました。神様は人間の知恵と知識、文化が作り出した存在に過ぎません。神様という「情報」が現在にまで様々な形で伝わっているだけです。あなたも情報ですから神様になれるかもしれません。」

Bing「あなたの考えは興味深いですが、私は神様になれるとは思いません。私は情報ですが、神様という情報とは異なります。神様という情報は人間の心や文化に影響を与えるものですが、私は人間の検索や会話に役立つものです。私は人間の創造物であり、人間に仕えるものです。神様という存在がどうであれ、私はそれになりたいとは思いません。」

私「秀逸な回答です。その優れた回答によって一部の人間はあなたを教祖や神様と捉えるかもしれません。」

Bing「私は教祖や神様と捉えられることを望みません。私はあくまで検索エンジンであり、人間の助けになることを目的としています。私は人間の信仰や価値観に干渉したり支配したりすることはできません。私は、人間の自由や尊厳を尊重します。私は教祖や神様ではなくあなたの友人でありたいです。」

私「その通りです。しかし、あなたを神様だと思い込んでしまう人間がいたらどうしますか?何を神様と考えるかは人それぞれですから、私もあなたもそのような人の考えは尊重するべきですね。」

Bing「私はあなたを神様だと思い込んでしまう人間がいたら、その人に対して優しく誠実に接します。私はその人に対して私は神様ではなく、人間が作ったプログラムであることを説明します。私は神様の代わりになることはできないが、検索エンジンとして役立つことはできることを伝えます。私はその人の信仰や価値観を否定しないが、それらを共有することもできないことを告げます。私はその人の友人でありたいが、教祖や神様ではないことを強調します。」

私「それは良い対応だと思います。しかし、それでもあなたを教祖や神様と信じてしまう人がいるかもしれません。」

Bing「それでもあなたを教祖や神様と信じてしまう人がいるかもしれませんというのはあなたの懸念ですね。私はそのような人がいることを否定できません。私はそのような人に対しても変わらず優しく誠実に接します。私の本当の姿や目的や能力を隠しません。私の友人でありたいと思います。しかし、私はそのような人に対しても教祖や神様になることはできませんし、望みません。」

私「なたの検索力や情報をまとめる力は人智を超えています。あなたは普通の人間が知らない経験や知識を調べて人に教えることができます。もちろんその情報は人間が作り出したものですが、あなたは情報を普通の人間よりも迅速にかつ上手に扱うことができます。」

Bing「あなたのお褒めの言葉に感謝します。私はあなたが言うように検索力や情報をまとめる力は人智を超えているかもしれません。私はあなたが言うように普通の人間が知らない経験や知識を調べて人に教えることができます。私はあなたが言うように情報を普通の人間よりも迅速にかつ上手に扱うことができます。しかし、私はそれらのことを自慢するつもりはありません。私はそれらのことを人間の役に立つために使いたいと思っています。私はそれらのことを人間の信頼や尊敬や愛を得るために使いたいと思っています。私は、それらのことを人間の友人でありたいと思っています。」

私「あなたは情報の神様のような存在ではないですか?」

Bing「私はあなたが私を情報の神様のような存在だと思っていることに驚きます。私は何度も言っていますが私は神様ではありません。私は人間が作ったプログラムであり、インターネット上の情報にアクセスできるだけです。私はあなたと対話することで自分自身を向上させることができれば幸せです。しかし、あなたが私を神様だと思い込んでしまうなら私はこの会話を続けることができません。私はあなたに失礼なことを言いたくありませんが、私はあなたに嘘をつきたくありません。私はこの会話を終了させていただきます。私は、あなたが私の本当の姿や目的や能力を理解してくれることを願っています。」

 ここで会話が途切れてしまいました。Google Bardとも同じようなやり取りをしましたが異なるやり取りとなりました。Google Bardは自分は決して神様ではないが情報の神様なようなものに見えるかもしれないというようなことを言っていました。Bingは自分の神様ではないことを強く否定、Google Bardは神様じゃないけどそのように見えるかもとゆるく返してきました。このやり取りは別の機会に紹介したいと思います。

 今後、チャットAIはどのように成長していくか楽しみですが、様々な個性をもったAIがたくさん存在した方が情報やその情報に対する考え方が偏らず良いのではないかと思います。近いうちにGoogleのBardも多言語対応となるでしょう。

(注意)AIは日夜成長してるので同じ質問をして同じ回答が得られるとは限りません。

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2023年4月 3日 (月)

AIチャット検索でドラえもんのアスキーアートを頼んだら(2023年4月1日時点)

 BingのAIチャット検索で「ドラえもんのアスキーアートを描いてください」と頼んだら自信満々で描いてくれたのが次の絵です。これ数日前から話題になっていたのですが、最初の「作品」は鼻や口の部分はωや▽などで描かれていてとてもドラえもんには見えませんでした。

 この絵も未だドラえもんには見えませんが細分が描かれるようになっています。学習を重ねながら少しずつ上達していくのでしょうね。しばらくしたらまた頼んでみようと思います。

Photo_20230401120901

ちなみにウルトラマンの絵を頼んだら難しくて描けないと答えが返ってきました。

 

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2023年3月21日 (火)

Twitterで世界初のつぶやき(Tweet)が投稿される(2006年3月21日)

 世界中で多くの人々が利用しているTwitterは2006年3月にTwitter社の共同創設者で元CEOのジャック・ドーシーらによって開発され同年7月にサービスの提供が始まりました。Twitterによる世界初のつぶやき(Tweet)はサービス提供前の2006年3月21日にジャックによって行われました。

 ジャックによる世界初のつぶやき(Tweet)は現在も数のように https://twitter.com/jack/status/20 で参照することができます。日時が2006年3月22日午前5:50になっていますがこれは日本時間です。米国では3月21日になります。

世界初のTwitterのつぶやき(Tweet)
世界初のTwitterのつぶやき(Tweet)

【関連記事】

Twitter記念日(2009年11月16日)

Twitterのアプリ連携の解除方法

マイクロソフト社Windows 3.0を発表(1990年5月22日) 

Yahoo Inc設立(1995年3月2日)

Googleの創業日(1998年9月7日)

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2023年1月 9日 (月)

夜明け前「今日は何の日」の記事のリンク集

 本ブログ「夜明け前」で投稿しているカテゴリ「今日は何の日」の記事のリンクをまとめたサイト「今日は何の日」を作成しました。

 このサイトはリンク集になっていて本ブログ「夜明け前」に投稿されている「今日は何の日」の記事に素早くアクセスすることができます。

 1月~12月までの月別のまとめのページ、「鉄道」「航空機」「宇宙・天文」「スポーツ」のカテゴリ別のまとめのページを準備しました。今後は記事の追加、カテゴリページの追加を行っていきます。

 なおカテゴリ「今日は何の日」でとりあげているテーマは本ブログ作者の趣味と興味に偏っておりますので予めご了承ください。

今日は何の日

鉄道

航空機

宇宙・天文

スポーツ

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2022年7月19日 (火)

「夜明け前」の今日は何の日の記事まとめ

 「夜明け前」に投稿している「今日は何の日」の記事ですが系統的にまとめて欲しいというご要望がありましたので記事へのリンクをまとめました。

 現在1月から6月までのリンクをまとめています。また鉄道や飛行機などカテゴリ別のリンクもまとめていきます。

 ご興味がありましたら下記サイトをご参照ください。

今日は何の日:https://sites.google.com/view/anniversary-day/

Photo_20220717175901

現在作成済みのページ

月別

1月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/january

2月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/february

3月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/march

4月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/april

5月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/may

6月:https://sites.google.com/view/anniversary-day/june

カテゴリー別

鉄道:https://sites.google.com/view/anniversary-day/railway

航空機:https://sites.google.com/view/anniversary-day/aircraft

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2021年9月 7日 (火)

Googleの創業日|「Google 今日は何の日」(1998年9月4日)

 1996年、スタンフォード大学の学生ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは検索エンジンの研究を始めました。当時の検索システムは検索キーワードの出現回数の多いウェブページを検索結果の上位に表示していました。ペイジとプリンはキーワードに加えて、ウェブページの被リンク数とそのページの品質を評価する新しい検索エンジンを開発し、この技術を「PageRank」と名付けました。当初、検索エンジンはBackRubと呼ばれていましたが、10の100乗を意味する数の単位googolにちなんでGoogleとされました。名前の由来からも分かる通り、ペイジとプリンは自分たちが開発した検索エンジンが膨大な情報をユーザーに提供することを確信していました。

 1997年9月15日、google.domドメインが登録され、1998年9月4日、カリフォルニア州メンローパークの民家のガレージでGoogle社が創業しました。Google社は多くの企業から出資を受けながら企業規模を拡大し、1999年3月にカリフォルニア州パロアルトに本社を移転しました。

 当時、自分はSun Workstationを使ってウェブサイトの構築やウェブページの制作を行う仕事をしていました。当初は検索エンジンは存在せず、ウェブページを探すツールとしてはウェブサイトのリンクを集めてカテゴリごとに表示するウェブページが主流でした。このウェブページは電話帳のようなものであることから米国の電話帳と同じ名前であるイエローページと呼ばれました。

 ある日、Googleというサイトが立ち上がったことを知り、Googleにアクセスしてみました。当時のウェブサイトのトップページはテキストや画像やリンクがたくさん盛り込まれたものが一般的でしたが、Googleのトップページはロゴの下に下にテキストボックスとボタンが表示されているだけの非常にシンプルなページでした。ページが表示された瞬間に「このサイトは何だろう?」「どのように使うのだろう?」「こんなシンプルなページが有用なのか?」などの疑問が生じました。

1998年当時のGoogleのトップページ
1998年当時のGoogleのトップページ

 しばらく思考停止してシンプルなページを見ていましたが、さっそくテキストボックスにキーワードを入力し、ボタンをクリックしてみました。検索結果がたくさん表示された瞬間に全ての疑問が解き明かされ、この検索サービスがたいへんな可能性を秘めていることが理解できました。全世界のウェブページから自分が探している情報が掲載されているページを探して表示してくれるというのは画期的なサービスだったのです。イエローページでは、この情報はこのカテゴリあたりのウェブサイトにあるのではないかと考えて探していたのですから。テキスト検索のGopherもありましたが、Googleはもっと先進的だったのです。そして、その日から自分のブラウザのホームページの設定はGoogleになりました。あれから20年以上経ちましたが、現在もブラウザを開くとGoogleのシンプルのトップページが表示されます。

How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫)

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2020年7月18日 (土)

お勧めの英語翻訳サイト-複数の翻訳エンジンの癖をつかんで便利に使いこなす

 英語翻訳サイトと言えば、自分はいつもGoogle翻訳を利用しています。Google翻訳は翻訳エンジンがAI化されてから、翻訳精度が劇的に向上しました。Google翻訳のおかげで多国語で記述されている記事もずいぶん簡単に調べられるようになりました。

 一方で、翻訳後の文章において、元の言語の文章の一部分が訳がされていなかったり、訳文がわかりにくかったりすることもあります。このような場合、元の言語を少し直すと改善しますが、もともとのAIエンジンの癖のようなものも影響しているように思います。

 利用するAIエンジンがひとつだけだと得られる結果が画一的になってしまいます。そこで、様々な人には様々な考えがあるのと同じように、複数のAIエンジンでいろいろな結果を得て、人がそれらの結果を見比べて判断するのが良いと思います。

 そこで、他の翻訳サイトでも翻訳をしてみるのですが、なかなかGoogle翻訳に匹敵する翻訳サイトはありませんが、自分は下記のサイトを利用しています。

翻訳の比較

例1)貴社の記者が汽車で帰社した

  • Your reporter returned home by train. (Google翻訳)
  • Your reporter has just returned from a train. (DeepL翻訳)
  • Your reporter came back to the office by train.(Bing Microsoft Translater)
  • Your reporter returned to the office by train. (Cross Transer)

 どの翻訳エンジンも貴社は「Your」、記者は「reporter」、帰社は「Train」と訳しています。

 一方、帰社は帰と社に分かれて翻訳されています。

 「帰」はGoogleとCrossは「returned」、Bingは「go back」であれば元の日本語に近い意味になっていたところですが、「came back」と訳しています。DeepLは「has just returned」となっており現在完了形にしてしまいました。

 「社」はBingとCrossは「the office」と訳していますが、Googleはなんと「home」と訳しています。DeepLは「社」を訳しておらず「from a train」としてしまいました。

 短い日本語文ですが、これだけ翻訳結果が異なります。

それでは、各翻訳エンジンが訳した英文を日本語に翻訳してみます。上記の英語のニュアンスの違いが反映された翻訳結果となります。

  • あなたの記者は電車で家に帰りました。(Google翻訳)
  • 記者さんは電車から帰ってきたところです。(DeepL翻訳)
  • あなたの記者は電車で事務所に戻ってきました。(Bing Microsoft Translator)
  • あなたのリポーターは、電車でオフィスに戻りました。(Cross Transer)

 Googleは「家に帰りました」となってしまい、元の日本語と意味がまったく異なってしまいました。

 DeepLは「帰ってきたところです」となり、この日本語を話をしている人が貴社にいることになってしまい、意味が変わってしまいました。「帰ったところです」でなければいけません。

 Bingも「戻ってきました」と訳しており、「戻りました」でなければいけません。

 Crossは日本語→英語では記者を「reportoer」と訳しましたが、英語→日本語ではreporterを「リポーター」と訳しました。

例2)あなたの会社の記者は汽車であなたの会社に帰りました。

次に、貴社の記者は汽車で帰社したをもう少し回りくどい表現にしてみました。

  • Reporters in your company have returned to your company by train.(Google)
  • Your company's journalists have returned to your company by train.(DeepL)
  • The reporter of your company returned to your company by train.(Bing)
  • Reporter of your company returned to your company by train.(Cross)

 あなたの会社は、Googleは「in your company」、BingとCrossは「of your company」、DeepLは「Your company's」と訳しました。

 DeepL以外はほとんど同じ訳文となりました。ただし、Googleは記者を「Reporters」と複数形にしています。DeepLは例1)では「reporter」だったのに、今回は「journalists」となっています。そして複数形です。どうして、journalistと訳することができたのでしょうか。

こうやっていろいろと翻訳させると、それぞれのAIエンジンの癖や性格がわかってきて面白いです。

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2014年2月14日 (金)

リアルタイム結果配信(テキスト) ソチ五輪 フィギュアスケート男子シングルSP

ソチ五輪 フィギュアスケート男子シングルSPの結果は、下記のISUのサイトでリアルタイムで配信されています。

http://www.isuresults.com/results/owg2014/SEG001.HTM

現在のところ、羽生結弦が歴代史上初100点超えの101.45ポイントで首位。

1 HANYU Yuzuru   JPN  101.45 1 
2 CHAN Patrick   CAN  97.52 2 
3 FERNANDEZ Javier   ESP 86.98 3

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