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2024年9月 7日 (土)

日枝神社|新選組「燃えよ剣」第10節「スタスタ坊主」の日枝明神

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  東京都八王子市大和田4丁目に甲州街道に面した「日枝神社」の鳥居があります。

日枝神社(八王子市大和田町)
日枝神社(八王子市大和田町)

 この鳥居の奥の急階段を登り小高い丘の上に出ると日枝神社の本殿があります。

日枝神社の本殿(八王子市大和田町)
日枝神社の本殿(八王子市大和田町)

 境内を通り抜けると日枝神社の入り口があり社号碑がありましたのでこちらが正門のようです。

日枝神社の社号碑(八王子市大和田町)
日枝神社の社号碑(八王子市大和田町)

 社号碑の横には案内板があります。読んでみると新選組の土方歳三や沖田総司の名前が出ています。

日枝神社の案内板(八王子市大和田町)
日枝神社の案内板(八王子市大和田町)

案内板の内容

日枝神社の由緒

 日枝神社の御祭神、大山咋神(おおやまくいのかみ)は滋賀県近江の国の比叡山に坐し、山の神であると共に、広く地主(とこぬし)の神として崇められ、大地を支配し、万物の成長発展や産業万般の守護神として、その御神徳は広大無辺であります。

 徳川幕府が安定し、江戸の町が栄えるに伴って、赤坂日枝神社を総鎮守とする日枝神社が各地に分祀され、当神社は「山王さま」と呼ばれて大和田村の人々に崇敬され『新編武蔵風土記稿』の中には

  『山王社社地、四十七間に三十間、村の東よりの境にあり鎮座の

  初を知らず、御朱印社領五石を賜はれり』

と記載されております。
 
また、新撰組副長の土方歳三や一番隊組長の沖田総司が、京の都に上がる以前の血気盛んな頃、昼なお暗い山王さまの社で大暴れしたくだりが、作家司馬遼太郎の不朽の名作『燃えよ剣』に詳細に描かれております。

 現在の社殿は、昭和五十年に氏子の方々のご浄財により造営され、厄除け・商売繁盛・合格祈願・病気平癒等広く崇められております。

 この日枝神社は司馬遼太郎の「燃えよ剣」の第10節「スタスタ坊主」に「日枝明神」として登場します。新選組となる天然理心流剣術道場の試衛館の土方歳三、原田左之助、、 沖田総司、藤堂平助、永倉新八らが「山王さま」と呼ばれたこの神社で八王子宿の千人町にある甲源一刀流比留間道場の志士と斬り合うくだりがあります。

 Google Mapで日枝神社の場所を示します。日枝神社の下の方に大和田町会館とありますがその横に冒頭の鳥居と急階段があります。右上に国土交通省 相武国道事務所がありますがその前の道路に面して神社の正門があり社号碑と案内板があります。なお案内版は急階段の鳥居の前にもあります。

日枝神社(〒192-0045 東京都八王子市大和田町4丁目4−6)

 

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