カテゴリー「ファッション」の2件の記事

2022年3月24日 (木)

マネキンは人形か人間か|マネキンの日(1928年3月24日)

 「マネキン」というと衣料品店で衣服の展示用に使われるマネキン人形を思い浮かべる人も多いと思います。マネキンはフランス語の「mannequin(マヌカン)」に由来しています。「mannequin(マヌカン)」の意味はファッションショーなどに登場する「モデル」のことです。ですから「マネキン」はマネキン人形のことではなく人間のモデルさんのことです。

 日本で初めて「マネキン」が登場したのは昭和3年(1928年)3月24日に昭和天皇の即位を祝うために東京上野公園で開催された「大礼記念国産振興東京博覧会」です。このとき高島屋呉服店が「マネキンガール」を登場させました。この「マネキンガール」もちろんマネキン人形ではありませんが、ファッションモデルでもありません。ブティックなどのモデル兼販売員の「ハウスマヌカン」のことです。

1920年代のマネキンガール
1920年代のマネキンガール

 なぜマヌカンが日本語でマネキンと呼ばれるようになったのかはマヌカンが「招かん」を連想させるため業者が「招き猫」に引っかけて「マネキン」と呼ぶようになったからだそうです。

 いや~昔から「マネキン」と言えばマネキン人形のことだよと思って調べてみました。なるほどそれもそのはず日本で「マネキン」という言葉が使われたのはマネキン人形に対してが最初なのだそうです。大正14年(1925年)に京都で日本初のマネキン人形の製造・販売が始まっており、その人形の名前が「島津マネキン」でした。

 さて、この「島津マネキン」を作っていたのは理化学機器製造メーカーの島津製作所のことです。1930年代に発生した世界恐慌の影響で理化学機器の需要が減ったときに同社の標本部が開発した人体模型をもとにマネキン人形の製造・販売を手がけるようになったそうです。島津製作所によるマネキン人形の製造・販売は第二次世界大戦により中止となり、戦後は関連する各会社が事業を引き継いだそうです。

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2022年1月11日 (火)

手織りのマフラー頂きました

 年末に素敵な手織りのマフラーを頂きました。たくさんの色が織り交ぜられているので巻き方によって見える色合いが変わります。先日の雪の日はこのマフラーのおかげで外出時も暖かく過ごすことができました。手織りのウールが空気をたっぷり含んでいるので冷気をしっかり遮断してくれるのです。他にもいろいろなデザインのものがありますが、このマフラーはメーカー品ではなく神奈川県のマフラー工房さんの作品です。いろいろな手織りマフラーを製作しています。

手織りのマフラー
手織りのマフラー

 さてマフラーは日本語で「襟巻き」ですが英語は「スカーフ」と呼ぶのが一般的です。以前、知人の米国人にマフラーの話をしたところ通じませんでした。自動車のマフラーのことを言っていると思ったようです。

 マフラーは単純な服飾のため古代から使われていたと考えられています。紀元前9世紀のメソポタミアの古代遺跡から発掘された王様の像はショールを身に付けています。古代ローマでは防寒具としてではなく汗を拭うためのものとして使われていました。

 中世では兵士などの階級を識別するために用いられました。フランスのルイ14世が雇っていたクロアチアの傭兵がマフラーを首に巻いており、これがフランス語のクラバットと呼ばれるようになり大流行しました。クラバットはマフラーではなくネクタイの原形となりました。

 現在のようなマフラーが防寒具として使われるようになったのは18世紀頃ですが、性別や年齢を問わず広く使われるようになったのは19世紀に入ってからのことです。現在においてはマフラーは単なる防寒具としてだけではなく衣類アクセサリーとして愛用されています。

マフラー工房

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