カテゴリー「随筆」の19件の記事

2024年2月16日 (金)

迷探偵 おじさんはどこに?|志賀高原ゲレンデ迷子事件

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 いまから30年以上前、職場でスキー旅行をすることになった。行き先は志賀高原に決まった。週末の夕方に5台ぐらいの車に分乗して出発し夜半には目的地の旅館に到着した。温泉も快適だった。翌日は朝食後にスキーの準備をし旅館のバスで近くのゲレンデまで送ってもらった。夕方5時半頃に迎えに来てくれるとのこと。

 さっそくスキーを装着しリフトに乗って山頂へ登っていく。何度か同じゲレンデで滑った後、少し遠出をしてみようということでリフトを乗り継いであちこち滑り降りた。何度滑ってもどこに行ってもとにかく終わりがない。志賀高原の広大さを改めて実感したのである。

 やがて夕方になり最初のゲレンデに戻ることにした。リフトを乗り継いでもとのゲレンデの山頂にやって来た。メンバーも全員揃っていることを確認。では最後の滑りを楽しみましょうと皆ゲレンデに向かって滑り降りていった。急なコースが良いと少し遠回りする者もいたが、最後は同じところに降りてくるので問題ない。

Photo_20240214131101

 めいめいが山頂から滑り降り始め順次ゲレンデに集結。滑り降りていくと仲間たちのいる場所がすぐわかりそこへ向かって降りていった。全員が集まっただろうと思って確認したところ1人だけいない。当時50代後半のスキーが上手なおじさん。山頂には確かにいたのである。

 皆でゲレンデを眺めていたがそれらしき姿は見つけられない。特徴のある滑り方だったので降りてきたらすぐにわかるはずである。途中で転んで怪我でもしたのかと心配になるが特にパトロールや救助隊が動いている気配もない。まだ17時前で旅館のバスが迎えに来るまでには30分あるのでもう少し待つことにしたが10分たっても20分たっても降りて来ない。

 皆が心配になって山頂の方からゲレンデあたりを見ている。

 すると「みんな何を見ているの?」との声が。

 皆が声の方に視線を向けると皆につられて山頂やゲレンデを心配そうに見つめているおじさんがいたのである。

 一同びっくり。おじさんに「いつからそこに?」と聞くと「数分ぐらい前」とのこと。いったいどうなっているのか聞いたところ、山頂から降りたときに少し難しいコースに入ったら隣のゲレンデに降りてしまったとのことである。リフトに乗り直すと時間がかかるので、ちょうどいたタクシーに乗ってやって来たそう。バスが迎えにくる時間には間に合うので本人はまったく心配していなかったのである。

 現在ならスマホで電話をかけて連絡することができるが、当時は携帯電話を持っている人はほとんどいないし、スキー場で携帯電話が繋がるかどうかもわからない時代です。

 そう言えば朝、旅館のバスがゲレンデまて送ってくれたとき、運転手さんが志賀高原は降りるコースを間違えると全く違う場所のゲレンデに出てしまうので注意するよう教えてくれていたのです。

 もうほとんどチャップリンやドリフのコントの状態でしたが、おじさんが無事でやれやれでした。

 その日の宴会はおじさんの話で盛り上がったのは言うまでもありません。

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2023年10月20日 (金)

迷探偵 仮面ライダーな影の謎を探る

ココログ「夜明け前」公式サイト

 ある日の晩に大通りを歩いていたら歩道にこんな影。

 あのヒーローの目の形である。

 「近くにいるのか彼が!」

 誰のこと?

仮面ライダーな影
仮面ライダーな影

 きっとどこかに潜んでいるのでしょう。

 「出たな!仮面ライダー!」 

 いやいや「出たな!」は怪人に使う言葉です。

出たな!仮面ライダー!
出たな!仮面ライダー!

 「どこだ?どこだ?」

 いやそれはキカイダーことジローを探すときの合言葉です。

 ギターの音も聞こえません。

 この影の正体を探るべくあたりを見回してみる。

 影に伸びる棒が手がかりだ。

 「仮面ライダーどこにいるんだ!」

 あれ? オレンジ色の棒があるぞ。

仮面ライダーな影の正体を探る
仮面ライダーな影の正体を探る

 なーんだ。上方を見てみるとこれはただのカーブミラーではないか。

 「そうか彼がいたわけでなかったのか」

カーブミラーだった
カーブミラーだった

 何かおかしいな。待てよ、このミラーカーブ、道路側ではなくて歩道側を向いているぞ。

 カーブミラーの舗道側空き地になっているのだ。なぜこんなところにカーブミラーが。

 昔の写真を探してました。もともとはこんな感じだったようです。

駐車場用のコーナーミラーの影だった
駐車場用のコーナーミラーの影だった

 この建物がなくなって更地になってしまったのですね。

 つまりこの建物の敷地(駐車場)に入るためのコーナーミラーだったというわけです。

 仮面ライダーはいなかったのか、いやあの晩は・・・

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2023年5月 4日 (木)

迷探偵 日本食レストランの謎を探る|フランスで見つけた残念な看板「すき火尭」

 フランスのグルノーブルという町に仕事で何度か出かけた。

 フランス人の知人が町のちょっと外れに日本食のレストランがあるというので一緒に出かけることにした。

 知人は「この店は日本人が経営している」と言う。しかし、迷探偵を自称する私は店の看板を見て「絶対にそんなことはない」と断言したのである。だって、それがこの看板なのである。

 ありゃー!こんな看板見たことない!

 

フランスで見つけた残念な看板「すき火尭」
フランスで見つけた残念な看板「すき火尭」

 横書きの看板にすれば問題はなかったはずである。縦書きにするからこのようになってしまったのだろう。

  寿 す
  司 き
    火
  刺 尭
  身 き

 日本人が経営するのであればこのような間違いはしないはずだが、このレストランは「SAPPORO」という名前の店だった。北海道では「寿司」や「刺身」は良く食べるが「すき焼き」はそれほどポピュラーではない。おそらくこのレストランは日本人以外のアジア人が経営しているのではないかと推理する。

 ところでこのレストランの場所をGoogle Mapのストリート・ビューで調べてみた。既に店の名前は「SAPPORO」ではなかったが建物の壁を見ると、冒頭の写真と同じであることがわかる。ここに間違いない。

大きな地図で見る

 店は日本レストランではないようだ。看板には「NUEF LAMEN」「玖拉面」とある。

「NUEF LAMEN」「玖拉面」
「NUEF LAMEN」「玖拉面」

 NUEFというのはフランス語で9番目という意味である。漢字では「玖拉面」と書いてある。拉面はラーメンであり、玖は九の代用字である。つまり「NUEF LAMEN」と「玖拉面」は同じ意味である。この表記には誤りがない。もしも「SAPPORO」と「玖拉面」の経営者が同じだとするならば経営者は中国人なのかもしれない。

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2023年2月12日 (日)

迷探偵 ケビンの正体を探る|ケビンが来た

 先日、知人から聞いた話である。

 日本語がとても上手な外国人女性の友達から携帯にメールが来たそうです。

 そのメールには「昨日、家にケビンが来ていろいろと聞かれたんだけど」と書いてあったそうです。

 知人は彼女に「ケビンってお友達?」と返したそうですが「友達のわけないよ」という返事がきたそうです。

 いったい、このケビンって誰のことでしょう。

 ケビン、ケビン、ケビン・・・

 外国人であることを頼りにいろいろと考えてみました。

 後日、当人にあって話を聞きました。

 アパートを引っ越したらやって来たんだって。

 やって来たのはたぶん交番のお巡りさんだよ。

 警備員ではないよ。

ケビンの正体はおまわりさん
ケビンの正体はおまわりさん

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2023年1月18日 (水)

迷探偵 コーヒー無しクリームコーヒーの謎を探る

 昼休みの昼食が終わると自動販売機コーナーに行く。いつも飲むのはカップコーヒーである。この自動販売機はコーヒー、カフェオレ、緑茶、ポタージュスープその他いろいろな飲み物を作れる賢い装置である。

 自分はいつも豆を挽くコーヒーを飲んでいる。今日も自動販売機に100円を入れコーヒーを買う。豆を挽くので40秒ほど時間がかかる。美味しいコーヒーができあがるまでのいつもの待ち時間。LEDランプが点灯していきやがてコーヒー出来上がりの合図の音が鳴りドアが開く。

 今日選んだのはクリーム入りのコーヒーである。コーヒーを取り出し飲もうと思った瞬間、目を疑い言葉を失った。

 出てきたのはコーヒーが入っていないクリームコーヒー。コーヒー無しクリームコーヒー、またの名はホットミルクである。いやいやクリームのお湯割り、クリーム液だ。いったい何故こんなクリーム液になってしまったのだろう。コーヒー切れだろうか。

コーヒー無しクリームコーヒー
コーヒー無しクリームコーヒー

 同じトラブルが午前中にも起きたという。そして自動販売機の修理をしてもらったとのことだ。午前中のトラブルはお湯が出なくなったそうだ。コーヒーは品切れておらず、どうも配管系の問題のようだ。今回はたまたまコーヒーの抽出液が出なかったのだろうが、午前中のトラブルを考えると何が出てこなくなるかはその場にならないとわからないのかもしれない。

 たいへんな故障である。 この自動販売機の内部構造は相当にややこしい。配管が縦横無尽に走っている。原因を究明するのも難しいかもしれない。賢い自動販売機がおかしくなってしまったのである。配管が詰まったのか、あるいはノズルへの切り替えが出来なくなったのか、そんなところだろう。そこに別の知人が現れた。いきなり自動販売機に100円を入れようとしたので、

「待った~!」

 被害を免れた知人は横にある缶コーヒーの自販機でコーヒーを買って飲んだ。

 自分の失われた100円は返ってくるらしい。

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2022年10月 4日 (火)

迷探偵 バス停のズボンの謎を探る

 いつもバス停に到着したらベンチの上に何かがあることに気がついた。

 見ると無造作に折りたたまれたズボンではないか。

迷探偵 バス停のズボンの謎を探る
迷探偵 バス停のズボンの謎を探る

 いったい何故こんなところにズボンが脱ぎ捨てられているのか。

 明治や大正時代の電車やバスが走り始めた頃なら靴を抜いて乗ってしまった人もいただろう。

 さすがにズボンを脱いでバスに乗るというのはあり得ないだろう。

 このバス停の近くには古着屋さんがある。

 このズボンの持ち主はそこで新しいズボンを買ったのではないか。

 そして試着室で新しいズボンに履き替えた。

 古いズボンを持ち帰ったものの不要となり、ここに置き去りにしたのではないだろうか。

 次の日にはズボンは消えていました。

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鉄道記念日から鉄道の日へ(1922年10月14日)

円太郎バス走る|都バスの日 (大正13年 1924年1月18日)

 

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2022年6月24日 (金)

迷探偵 不思議な屋根のペンキ塗りを探る

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 ある日、隣の工場の屋根でペンキの塗り替えをしていました。2人のペンキ塗りの作業員が屋根に上って、せっせとペンキを塗っていきます。これだけの面積ですからそこそこ時間がかかります。

不思議な屋根のペンキ塗り
不思議な屋根のペンキ塗り

 さて見ていて不思議に思いました。この2人は屋根全体にどうやって最後までペンキを塗るのだろう?

 屋根の右側には途中で中断しています。なぜすべて塗り終えずに放置してあるのだろう?

 屋根の左下側を拡大してみたところ作業員がペンキを塗った部分に立っています。

不思議な屋根のペンキ塗り(拡大)
不思議な屋根のペンキ塗り(拡大)

 どうやら速乾性のペンキなのでしょう。しかし屋根の右側には途中で中断しています。なぜすべて塗り終えないで移動したのでしょうか。そして、塗り立ての屋根をどのように移動したのでしょうか?

 謎は深まるばかりだが、最後まで見ているわけにもいかないのであった。

 

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2022年6月14日 (火)

夢でパーマンになった話

 子どもの頃から時々見る夢にヒーローになった夢がある。

 その中のひとつがパーマンになった夢である。

 本当はスーパーマンになりたかったのに。

 あるとき手に入れたのはパーマンセットだった。

 まぁスーパーマンもパーマンも空を飛べるし力もあるのだからいいだろう。

 さっそくパーマンセットを装着する。

パーマン参上
パーマン参上

 マスクをかぶった瞬間にみなぎる力。

 これでいいのだ。

 続いて肝心の空飛ぶマントを装着する。

 手をまっすぐに伸ばして大空に向かって飛び立つのだ。

 よし!飛び立つことができたぞ。

 飛ぶってこういうことか。

 初めての空飛ぶ体験である。

 あれっ地面から空中には飛び立つことができたが空高く上昇できない。

 高度1メートルぐらいしか浮いていない。

 スピードも遅い。

 なんだこれ?

 あー!塀にぶつかる!

 と思ったら塀の1メートル手前で塀に沿うように垂直に上昇。

 塀の縁まで上昇して塀の上を飛んでいく。

 堀の縁から1メートルの高さを飛んでいる。

 なんかおかしい。

 セットについてきた取扱説明書を読んでみた。

 「このマントを使うと物体から1メートル離れたところを時速20キロメートルで飛ぶことができる」とある。

 つまりだ。

 このマントでは地面から高度1メートルのところしか飛べないのだ。

 だから山登りであれば山肌を高度1メートルで飛んで頂上までいける。

 ビルなどは壁から1メートル離れたところを上昇して行くことができる。

 だから塀の上に登ることができたんだ。

 しかし、スピードは時速20キロメートル。

 自転車なみである。

 このマントの機能はあまりにもしょぼい。

 このマントでヒーローの仕事をこなすのは大変だぞ。

 人々のピンチにかっこよく空を飛んで駆けつけるなんてできない。

 とりあえずやってみよう。

 おっ東京はビルだらけだから高度は稼げる。

 このあたりじゃスピード出す必要もない。

 時速20キロメートルもまんざらじゃない。

 スピードあげるにはどうしたら良いのか。

 自動車の屋根の上で高度1メートルを維持してみる。

 おー自動車のスピードで進めるのだ。

 飛行機の背中ならもっと速く移動できるはず。

 これならヒーローの仕事もなんとかなりそうだ。

 さっそく事件発生のようだ。ふっ!出動して解決してやろう。

 パーマンセットを装着して空を飛んで現場に向かう。

 川もひとっ飛びだ!

 川に差し掛かったところで速度が落ちて墜落。

 ドボーン!

 あーなんだこれ!

 ここでどこからともなくあの御方の声。

 「そのマントは水には反発力が働かないんだよ」

 取扱説明書にも注意書きがあった。

 なんでだよー。

 「しかたないじゃない。未来のおもちゃなんだから」

 目の前に現れたのはなんとドラえもんだった。

 ここで目が覚めてすべては夢の出来事と悟る。

 夢は何でもありだな。

 現実に戻り朝ご飯を食べて学校に向かう。

 高度も低いし遅いけどあの感覚は忘れられない。

 自分にとってはあれぐらいが安全でちょうど良かったかも。

 誰にも言えないが心の中で叫ぶ。

 僕はね。空を飛んだんだよ。

 またあの夢見られるかな。

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2022年5月21日 (土)

迷探偵 怪奇・謎の靴底の秘密を追う

 あの日は仕事を5時に終えてすぐに街に出かけたのです。

 いつものように駅前の地下道を通り抜けて反対側の道に出る。

 そしていつもの交差点。おっ青信号だ。

 間に合うかなと思い小走り。

 しかし点滅が始まり赤信号に。

 渡れるタイミングだったはずなのに何か呼び止められたような感じ。

 横断歩道の最前列で信号を待っていたら突然目に飛び込んできたもの。

 よく見ると靴底だ。いったいなぜこんなところに靴底が。

怪奇・謎の靴底「なぜこんなところに靴底が」
怪奇・謎の靴底「なぜこんなところに靴底が」

 周りを見渡すと他の人たちは靴底にまったく気がついていないようだ。

 確かにここにあるよね。靴底が。

 なぜこんなところに靴底があるのだろう。

 それも左足だけ。

 しっかりと横断歩道を向いている。

 交差点の渡る気満々である。

 誰かがここで信号を待っていた。

 青信号になって交差点を渡るときに左足の靴底が外れた。

 気が付かずにそのまま交差点を渡っていった。

 いやいや靴底が外れたら気が付くだろう。

 ここに置き去りにしていくのも考えにくい。

 靴底が外れたのが恥ずかしいから知らぬふりして立ち去ったのか。

 あるいは外れた靴底をわざわざここに置いていったのだろうか。

 でも何のために?

 ちょっとしたいたずらのつもりか。

 謎は深まるばかりだ。

 謎の靴底。

 周りの人は見向きもしない。

 本当にここにあるのか。

 まさかおかしな時空が出現しているわけでもあるまい。

 自分にしか見えないのかもしれない。

 思い切って自分の左足を靴底に乗せてみた。

 「あっ!」

  :

  :

 何も起きなかった。

 すぐに信号が青に変わる。

 交差点を渡り始める。

 後ろを振り向くと大勢の人が信号を渡っている。

 誰も靴底に興味を示さない。

 視界に入っていないようだ。

 謎の靴底。

 どこからやって来てここに置かれたのだろうか。

 誰も知らない、知られちゃいけない。

 謎は深まるばかりである。

 さすがの迷探偵も迷案が浮かばない。

 バス停の靴事件を思い出すのであった。

 

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2022年5月 5日 (木)

うどん温めますか?

 コンロで温めるタイプの鍋焼きうどんをコンビニで買ったときの話です。あのアルミ鍋に入ったうどんです。最近は冷凍になってしまいましたが以前は季節になるとお弁当と一緒に売っていました。

ルミ鍋の鍋焼きうどん
アルミ鍋の鍋焼きうどん

 レジには新人らしき若いアルバイトのお兄さん。

 お兄さんが手際よくピッピッと商品のバーコードを読んでいく。

 するとお兄さんが「温めますか?」と。

 「温めるのはないはずですよ」と答えると、

 「これっ」と言って鍋焼うどんを指さします。

 「こりゃ電子レンジは無理でしょ」と言ったら、

 「そうなんですか」という返事がきました。

 このお兄さんこのタイプのうどんを自分で作って食べたことないのかな。

 表からは見えないけどツユは袋に入っているし。

 アルミ箔をレンジで加熱すると火花が散ってたいへん危険です。

 アルミに限らず金属は自由電子がたくさん存在しており、その自由電子が電磁波の影響を受けるのです。

 難しい話は抜きにして「金属はレンジに入れてはいけないんだよ」と教えてあげました。

 「そうなんですか!」とお兄さん。

 頑張れお兄さん!

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函館いかめし

海鮮弁当「うにいくら殿丼」

戴きました「室蘭やきとり」

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