航空自衛隊YS-11FC 160号機(機体番号12-1160)|八王子「自衛隊まつり」
八王子駅の駅ビルで「自衛隊まつり」(2023年7月15日 ~17日、八王子オクトーレ)というイベントが開催されていました。航空自衛隊の装備品の展示やグッズの販売が行われていました。ひときわ目に付いたのが「八王子航空基地プロジェクト」という1/144スケールの自衛隊機の模型や格納庫などのジオラマ展示です。たくさん並んでいた模型のなかに航空自衛隊の飛行点検機YS-11FCの160号機を見つけました。
飛行点検機は航空保安無線施設の機能を点検るための機体でFCはFlight Checkerの略です。YS-11FCにはアンテナや様々な無線機材や検査機器が搭載されています。
YS-11FCには機体番号52-1151(151号機)、62-1154(154号機)、12-1160(160号機)がありました。このうち最初から飛行点検機として導入されたのが160号機で1971年に納入され運用が始まりました。151号機と154号機はそれぞれ1965年、1966年に要人(VIP)輸送仕様のYS-11Pとして導入されたものをYS-11FCに改造したものです。YS-11FCとしての運用開始は151号機は1992年、154号機は1991からです。
現在は3機とも退役しています。154号機は2015年、160号機は2019年に退役しました。最後の151号機は2021年3月17日に退役し、日本の空から「ダートエンジン」と親しまれたオリジナルエンジンを搭載した4枚プロペラのYS-11が姿を消しました。
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・YS-11初公開|YS-11記念日(昭和37年 1962年7月11日)
・戦後初の国産航空機YS-11の初飛行(1962年8月30日)
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