カテゴリー「Windows」の15件の記事

2024年8月 1日 (木)

ATOKでタスク切り替えやGoogle ChromeやMicrosfot Edgeのタブ切り替えが遅くなる問題

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 昔から日本語入力に Just System のATOKを使っているのですが、Windows 11もしくはATOKのアップデートをしたのが原因と思われますが、Google ChromeやMicrosfot Edgeのタブの切り替えが遅くなったり、ソフトウェアの動作が遅くなったりする現象が出て使いものにならない状態になっていました。アプリケーションのWindowの表示切替も遅いので、おそらくタスク切り替え全般に影響していると思われます。

 日本語変換や辞書の豊富さを考えるとATOKが一番使いやすいので何とか解決できないか調べてみました。ATOKの負荷がかかりそうな機能を環境設定で停止するなど試してみたのですがまったく効果がありませんでした。

 動作環境は下記の通りです。

  • OS  Windows 11 Pro 22H2 
  • ATOK ATOK for Windows v34.04 (ATOK Passport [プレミアム]1年一太郎2024 

 現象としては、Google Chromeを起動直後はタブ切り替えに問題はないのですが、一度でもATOKで日本語入力を行うとタブの切り替えが遅くなります。ブラウザ以外で入力を行っても同じ現象に陥ります。Micosoft IMEやGoogle日本語入力に変えると症状は消えます。ATOKに戻した直後は症状は出ませんがATOKで日本語入力を行うとタブ切り替えが遅くなります。Microsfot Edgeでも同じ現象になります。

 ATOKメニューの環境設定以外の項目の設定をON/OFFをしながら動作確認してみたところ、[プライバシーモード]の[学習機能を抑制する]を有効にしてチェックマークをつけるとGoogle Chromeのタブの切り替えが早くなりました。快適に動作するようになりました。

ATOKメニューで[プライバシーモード]の[学習機能を抑制する]を有効にする
ATOKメニューで[プライバシーモード]の[学習機能を抑制する]を有効にする

 しかし、この設定を無効にするとそのうちまたもとに戻って症状が出ます。症状が出てしまうと有効にしても改善しませんが、いったんATOKからMicrosoft IMEに戻したり、Google Chromeを再起動すると症状が出なくなります。

 このメニューでの設定はテンポラリのもののようでコンピュータを再起動すると環境設定の同じ設定に戻るようです。常に有効にするには環境設定(プロパティ)を開き、次の手順で[学習機能を抑制する]を有効にしておきます。

  1. [入力・変換]のタブを開き左側の設定項目の下の方にある[プライバシー]を選択します。
  2. [学習機能を抑制する]にチェックを入れます。
  3. [OK]をクリックし設定を終了します。
ATOKのプリパティ(環境設定)
ATOKのプリパティ(環境設定)

 この設定をしておくと症状が出なくなりました。グラフィックソフトウェアで画像データを切り替えるときにも動作が緩慢になる現象も出ていましたが解決できました。

 他の影響もあるかもしれませんので同じ現象がこの方法で解決できるかどうかはわかりませんが試してみてください。

【関連記事】

一太郎で文書校正ができない 編集モードの切り替えで解決

ATOKオンメモリマネージャを停止する方法

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2024年6月13日 (木)

日本語入力中に半角スペースを打つ方法|Shift + スペースの活用

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 日本語を入力しているときに「スペース」キーを打つと全角スペースが挿入されます。

 日本語入力中に半角スペースを入力するために、「Alt + 漢字」キーで日本語入力モードを一旦解除し、「スペース」キーを打っている人が多いかもしれません。これはずいぶん手間な作業です。

日本語入力中に半角スペースを打つ方法|Shift + スペースの活用
日本語入力中に半角スペースを打つ方法|Shift + スペースの活用

 実はWindowsでは「Shift + スペース」キーで半角スペースを入力することができます。日本語入力中でも半角英数字入力中でも「Shift + スペース」キーを打つと必ず半角スペースとなります。

例えば、山田 太郎 と入力するとき、

「Shift + スペース」を使わないと

[Alt+漢字][y][a][m][a][d][a] [変換][Alt+漢字][space][Alt+漢字][t][a][r][o][u][変換]

となります。

「Shift + スペース」を使うと

[Alt+漢字][y][a][m][a][d] [a][変換][Shift+space][t][a][r][o][u][変換]

となります。

ちょっとしたことですが入力が楽になり速くなるはずです。

 

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2024年5月24日 (金)

Antimalware Service Executableが重い|Windows 11が遅い

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 最近、やたらとWindows 11 Proが重いのです。タスクマネージャを開いて調べてみたところ Antimalware Service Executable  がCPU、メモリ、ディスクなどリソースを消費していることがわかりました。

Antimalware Service Executable とは

 Antimalware Service Executable は不正なプログラムから Windows をリアルタイム保護するセキュリティソフトウェアで実行ファイルは MsMpEng.exe です。これまではセキュリティソフトウェアなので負荷が高くてもそのままにしていたのですが、以前よりも重くなっているので対策を調べてみました。

 ひとつわかったのは Antimalware Service Executable が自分自身が存在するフォルダーである C:\Program Files\Windows Defender をスキャンしているため必要以上にリソースを消費しているらしいということでした。

Antimalware Service Executable のフォルダのスキャンを停止する

 Antimalware Service Executable が C:\Program Files\Windows Defender をスキャンしないように設定しました。スキャンしないようにするためには下記の手順で C:\Program Files\Windows Defender を除外フォルダに設定します。

  1.  スタートメニューから[設定]を開く
  2. [設定]の左ペインから[プライバシーとセキュリティ]を選ぶ
  3. [プライバシーとセキュリティ]の右ペインから[Windows セキュリティ]を開く
  4. [Windows セキュリティを開く]のボタンをクリックする
  5.  別ウィンドウで表示された[Windows セキュリティ]の右ペイン[ウィルスの脅威と防止]を開く
  6. [ウィルスの脅威と防止]から [ウィルスの脅威と防止の設定]にある[設定の管理]を開く
  7. [ウィルスの脅威と防止の設定]の下の方にある[除外]の[除外の追加または削除]を開く
  8.  次の画面の[+ 除外の追加]をクリックしメニューから[フォルダー]を選ぶ
  9. [フォルダーの選択]で C:\Program Files\Windows Defender を設定する
  10.  Windowsを再起動する(念のため)
Windows セキュリティ 除外|Antimalware Service Executableが重い
Windows セキュリティ 除外
Antimalware Service Executableが重い

 この設定で Antimalware Service Executable が自分自身のフォルダー C:\Program Files\Windows Defender をスキャンしなくなりリソースの消費を抑えることができます。

 自分の環境ではWindowsの動作がずいぶん軽くなりました。

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2024年5月19日 (日)

Windows 11でGoogle Chromeを恒久的に効率モードにしない方法

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 Windows 11をアップデートしたらGoogle Chromeの動作が遅くなりました。現在のバージョンは22H2(22621.3593)です。タスクマネージャでGoogle Chromeのプロセスを確認したところ見慣れない「効率モード」のアイコンが表示されていました。「効率モード」は稼働しているプロセスの優先度を下げて省電力機能のようです。つまり「効率モード」で稼働しているアプリケーションは効率を下げられていることになります。

 Google Chromeの動作が遅くなったのは「効率モード」によるものかどうかを確認するため「効率モード」を無効にする方法を調べてみましたが一時的に「効率モード」を無効にすることはできるものの使用しているうちに「効率モード」になってしまいます。

 恒久的に「効率モード」を無効にすることはできないかいろいろ調べてみたところ海外のサイトでGoogle Chromeの起動オプションを設定することで可能という情報を見つけました。設定してすぐにGoogle Chromeを再起動してしまったのでそのサイトは見失ってしまいました。サイトの管理者様、貴重な情報を得られたのにたいへん申し訳ありません。

 さて実際にどのような起動オプションを設定すれば良いかというと下記の通りです。

 --disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess

 Google Chromeのショートカットのプロパテの[リンク]先を下記のように設定するだけです。

 "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess

Windows 11でGoogle Chromeを効率モードにしない方法
Windows 11でGoogle Chromeを効率モードにしない方法

この設定をした以降はタスクマネージャのプロセスのGoogle Chromeは「効率モード」にならなくなりました。

 ところがこれだけではあまり改善されなかったのでGoogle Chromeの起動プロセス数を3に制限してみました。具体的には下記のオプションを追加しました。

 --renderer-process-limit=3

 Google Chromeのショートカットのプロパテの[リンク]先を下記のようにしています。

 "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --renderer-process-limit=3 --disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess

 起動したGoogle Chromeをタスクバーにピン留めしここからGoogle Chromeを起動する場合、ピン留めでできたGoogle Chromeのアイコンを右クリックしてメニューを開き[Google Chrome]を右クリックしてプロパティを開いて上記の設定を行う必要がありあます。

 Google Chromeの[設定][パフォーマンス]のメモリーセーバーはOFFにしています。

 CPUはIntel(R) Core(TM) i7-7600U CPU @ 2.80GHz 2.90 GHz、メモリは16GB実装しています。

 Windowsを再起動して動作確認したところChromeがずいぶんさくさく動くようになった感じです。プロセス数が増えると少しもたつきはじめます。下記を2や1に設定するともたつきがほとんどなくなりましたが現在1に設定して少し様子を見てみることにします。

 --renderer-process-limit=2

 --renderer-process-limit=1

 設定変更は自己責任で対応をお願いします。

※limit=1ではタブをたくさん開くとリソースの割当に問題が起き動作が緩慢になったのでlimit=2にしました。

【関連記事】コンピュータ・ネットワーク

IMEをATOKにするとGoogle ChromeやMicrosfot Edgeのタブ切り替えが遅くなる問題

 

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2024年5月18日 (土)

Windows 11で音量スライダーが勝手に最小になり音が出なくなる

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 Windows 10やWindows 11を使っていると何かのタイミングで音量スライダーが勝手に最小になり音が出なくなる現象に出くわすことがあります。再起動すると治るのですが色々調べてみたところウインドウが通信アクティビティを検知したときの動作のサウンド設定によるものであることがわかりました。

 この機能はチャットなど通話が可能なアプリケーションで通話機能を利用したときに起こります。ウィンドウズの初期設定では音量を自動的に下げる設定になっています。この機能を停止するには次の手順で設定します。

  1.  [スタート]ボタンを右クリックし[設定] を開きます。
  2.  [設定] の左ペインから[システム]を選びます。
  3.  [システム]の右ペイン[サウンド]を開きます。
  4.  [サウンド] の右ペインで[サウンドの詳細設定 ]を選びます。
  5.  [サウンド詳細設定] の通信タブを開きます。
  6.  Windowsが通信アクティビティを検出したときの動作を[何もしない]に設定します。
サウンドの詳細設|Windows 11で音量スライダーが勝手に最小になり音が出なくなる
サウンドの詳細設定
Windows 11で音量スライダーが勝手に最小になり音が出なくなる

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2024年5月13日 (月)

Windows 11 でブラウザのサイズが勝手に半分になる|「ウィンドウのスナップ」の停止方法

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 Windows 11 Proを使っていますが何かのタイミングでブラウザの大きさが勝手に半分になる現象が起きます。これはWindowsの「ウィンドウのスナップ」によるものです。「ウィンドウのスナップ」は1つの画面で多くのアプリケーションのウィンドウを開くことができる機能で、ウィンドウを画面の上部などに移動したり左右に振ったりしたときにウィンドウのサイズが自動的に調整され指定したレイアウトになります。

 使いこなせば便利なのかもしれませんが意図せずに画面レイアウトが変わってしまうことが多々あるので自分には不要な機能です。「ウィンドウのスナップ」はWindowsの設定で停止することができます。手順は次の通りです。

  1.  [スタート]ボタンを右クリックし[設定] を開きます。
  2.  [設定] の左ペインから[システム]を選びます。
  3.  [システム] の右ペインで[マルチタスク ]を選びます。
  4.  [ウィンドウのスナップ ] のスイッチをオフにします。
Windows 11 でブラウザのサイズが勝手に半分になる「ウィンドウのスナップ」の停止方法
Windows 11 でブラウザのサイズが勝手に半分になる
「ウィンドウのスナップ」の停止方法

 

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2022年3月20日 (日)

Goole Mapが衛星3D表示やストリートビューで真っ暗になり落ちる

 Google ChromeでGoogle Mapを衛星写真モードの3D表示やストリートビューで利用中に当該タブが真っ暗になって落ちてしまうことがあります。Google Chrome全体が落ちるわけではありませんがとても使い勝手が悪い状態です。

 Chromeの[設定][詳細設定][システム]にある「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する 」をオフにすると落ちることはなくなりますが3D表示もできなくなってしまいます。

 OSはWindows 11 Pro、Chromeは「バージョン:99.0.4844.74(Official Build)(64 ビット)」です。

 いろいろと試した結果、下記の設定を行うと落ちなくなりました。

1)Windowsのスタートメニューを開き設定を開く

2) 左側の[システム]を選び、右側の[ディスプレイ]を開く

3) 下の方にある関連設定の[グラフィック]を選ぶ

4) アプリのカスタムオプションのところにあるアプリを追加するで「デスクトップアプリ]を選び[参照]ボタンをクリックする

5)chrome.exeを選ぶ

 64ビット版の場合 

  C:¥Program Files¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe

 32ビット版の場合 

  C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe

6)Google Chromeが一覧に表示されるので開いて[オプション]ボタンをクリックする

7) グラフィックの基本設定で「高パフォーマンス」を選ぶ

8)アプリのカスタムオプションが次の図のようになっていることを確認する

アプリのカスタムオプションの設定後の画面
アプリのカスタムオプションの設定後の画面

9)Google Chromeを再起動する

 自分のパソコンの環境ではこの設定を行うことによりChromeのグラフィックアクセラレータONで衛星写真モードの3D表示とストリートビューが安定して稼働するようになりました。パソコンの環境によっては改善しない場合もあるかもしれませんが同様な問題を抱えている場合は是非一度お試し下さい。なお、Microsoft Edgeも同じ設定をしてみましたが、Edgeでは3D表示そのものができない状況です。

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2022年1月 5日 (水)

ATOKオンメモリマネージャを停止する方法

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 先日、新規に購入したノートパソコン(Windows 11)に一太郎2021をインストールしたのですが、それ以降Google Chromeの動作が遅くなることに気がつきました。タスクマネージャで確認したところ、ATOKオンメモリマネージャー(32bit)ATOK32OM.EXEがやたらとCPUを消費していることがわかりました。

 ATOKオンメモリマネージャはATOKインサイトという機能を有効にしていると重くなるようです。この機能はブラウザに表示されている単語を一時的に利用して変換効率を上げる学習機能らしく、これによってGoogle Chrome重くなっていたのかもしれません。

 この機能はATOKのプロパティの設定ダイアログを開いて[入力・変換]タブの設定項目[変換補助]を選択し右側の[一時文字学習候補を表示する(I)]のチェックボックスをオフにすることで停止することができます。

 前のノートパソコン(Windows 10)も同じ状態だったと思いますが気がつきませんでした。Windows 11で症状が顕著に出るようになったのかどうかは不明です。

 

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2021年7月 3日 (土)

Windows 11をMac Book ProのParallels仮想環境にインストール

 Microsoftは米国時間6月24日に次世代Windowsとして開発している「Sun Valley」をWindows 11として発表しました。

 このWindowsのバージョンアップの発表については多くの人が注目したと思います。なぜならMicrosoftはWindows 10をWindowsの最後のバージョンと位置付け、Windows as a Service(WaaS)というポリシーにより年2回のアップデートで常に最新の状態に更新されると説明していたからです。

 もっともWindows 11も既存のWindows 10に無償で適用されるため、Windowsが常に最新の状態に更新されるというポリシーは変わらないようです。それではなぜ10から11へのバージョンアップが必要だったのでしょうか。Windows 11はWindows 10に比較すると、ユーザーインタフェースや機能が大幅に見直され、パソコンの要求仕様も見直されています。次期のWindowsはWindows 10から大きな変更となることを知らせるためWindows 11と名称を変更したようです。また、名称の変更の背景にはAppleがMac用OSをOS Xからメジャーバージョンを上げ11.0にしたことも関係しているかもしれません。

 現在、Mac Book Pro Late 2013(16GB RAM、512GB SSD) macOS Big Sur(11.4)上のParalles Desktop 16.5の仮想環境でWindows 10 Pro(64bit)を使っています。Paralles DesktopがWindows 11に対応しているわけではありませんし、そもそもMac本体がずいぶん古いのでWinodws 11は稼働するはずがありません。

 MicrosoftのサイトからWindows 11の導入可否を調べる「PC正常性チェック(PC Health Check)」をダウンロード(注)して実行してみたところ、予想通りの結果となりました。何をどうチェックしているのかわかりませんが、あっという間に「このPCではWindows 11を実行できません」というメッセージが表示されました。

PC正常性チェック(PC Health Check)の結果
PC正常性チェック(PC Health Check)の結果

 「そりゃそうだ」と納得の結果となりました。そもそもこの環境ではWindows 11のパソコンの要求仕様にも合わないはずです(注)。もともと、そろそろMacを買い換えるつもりだったのであまり気にしていませんでしたが、そもそもWindows 11は将来にわたってMacの仮想環境で動かなくなる可能性もあるのかもしれないと少し心配になりました。Parallesが頑張ってくれることに期待することにし、とりあえずWindows 11に関する調査や作業はやめることにしました。

 それから数日してWindows Insider PreviewでWindows 11の配布が開始されたというニュース記事を読みました。Windows 10 Insider Previewの仮想環境も作成してあるので、さっそく立ち上げてみました。「PC正常性チェック(PC Health Check)」の結果は「このPCではWindows 11を実行できません」です。当たり前です。ところが直後にWindows Updateを行ったところ、いくつかのアップデートの後になんとWindows 11のダウンロードが始まりました。

 ダウンロードとインストールには少し時間がかかります。インストールに失敗して、Windows Insider Previewが起動できなくなるのではないかと心配しながら待っていたところ、インストールが終了し、何度かの再起動の後、Windows 11が立ち上がりました。

 ということで、下記の条件で稼働している仮想環境のWindows Insider PreviweにWindows 11をインストールすることができました・

・Mac Book Pro Late 2013(16GB RAM、512GB SSD)

・macOS Big Sur(11.4)

・Paralles Desktop 16.5の仮想環境

・Windows 10 Pro(64bit)

 ところで、Windows 11が稼働している状態で「PC正常性チェック(PC Health Check)」を起動したところ、上図と同様の結果となり「このPCではWindows 11を実行できません」というメッセージが表示されてしまいました。あなたWindows 11動いていますよ!整合性がまだとれていないのでしょう(注)。

(注)現在、Microsoftは要求仕様を見直しており、「PC正常性チェック(PC Health Check)」のダウンロードが一時的にできなくなっています。

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2021年5月16日 (日)

Windows 10/11のSysMain(旧SuperFetch、PreFetch)を停止する方法

 Windows 10のパフォーマンスを改善する方法はアニメーションの停止などいろいろありますが、キャッシュメモリやCPUのリソースの消費を改善するひとつの手段としてSysMailサービスを停止する方法があります。

 Windows 10のSysMainサービスはパソコンの空きメモリを利用してアプリケーションの動作を高速化するための機能です。SysMailは以前はSuperFetchやPreFetchと呼ばれていたもので、ユーザーがふだん使用しているアプリケーションなどのデータをあらかじめメモリに配置しておくことでハードディスクへのアクセスを低減し、パフォーマンスの向上を図るものです。

 SysMainサービスが稼働しているとアプリケーションの起動が早くなったり、操作のレスポンスが良くなったりする反面、キャッシュメモリを余計に消費したり、キャッシュのサイズの計算にCPUのリソースが使われます。

 ですから、空きメモリが十分でなかったり、CPUの能力が高くなかったりする場合には逆にパーフォーマンスが落ちてしまいます。また、最近のパソコンはストレージがHDDより読み込み速度が速いSSDとなっているためSysMainの必要性は低いと言われています。また、HDDでも、多少アプリケーションの起動が遅くなっても、データの読み込みや計算処理にリソースを割いた方が良い場合があります。

 従って、SysMainを停止することでパソコンが重いなどのパーフォーマンスの低下の改善が期待できます。

SysMainサービスは次の手順で停止できます。

1. タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動します。

2. タスクマネージャーの「サービス」タブを開いて、SysMainを探します(下図①)。

タスクマネジャーでSysMainを探す
タスクマネジャーでSysMainを探す

3. SysMainが停止している場合は既に無効になっていますので以下の操作は不要です。

4. タスクマネージャの下にある「サービス管理ツールを開く」をクリックします(上図②)。

5. サービス管理ツールが開いたら、SysMainを探します(下図③)

サービス管理ツールでSysMainを探す<
サービス管理ツールでSysMainを探す

6. SysMainの行でマウスをダブルクリックして(上図③)、SysMainのプロパティを開きます。

SysMailのプロパティ
SysMailのプロパティ

7. SysMainのプロパティで「スタートアップの種類」を[自動]から[無効]に変更し(上図④)、「サービスの状態」の[停止]ボタンをクリックします(上図⑤)。

8. SysMailのプロパティの[OK]ボタンをクリックします。

以上で、SysMainの停止の操作は完了です。

もしもパーフォーマンスが改善されない、逆にパーフォーマンスが低下した場合は設定を元に戻してSysMainサービスを稼働してください。

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