ATOKでタスク切り替えやGoogle ChromeやMicrosfot Edgeのタブ切り替えが遅くなる問題
昔から日本語入力に Just System のATOKを使っているのですが、Windows 11もしくはATOKのアップデートをしたのが原因と思われますが、Google ChromeやMicrosfot Edgeのタブの切り替えが遅くなったり、ソフトウェアの動作が遅くなったりする現象が出て使いものにならない状態になっていました。アプリケーションのWindowの表示切替も遅いので、おそらくタスク切り替え全般に影響していると思われます。
日本語変換や辞書の豊富さを考えるとATOKが一番使いやすいので何とか解決できないか調べてみました。ATOKの負荷がかかりそうな機能を環境設定で停止するなど試してみたのですがまったく効果がありませんでした。
動作環境は下記の通りです。
- OS Windows 11 Pro 22H2
- ATOK ATOK for Windows v34.04 (ATOK Passport [プレミアム]1年一太郎2024
現象としては、Google Chromeを起動直後はタブ切り替えに問題はないのですが、一度でもATOKで日本語入力を行うとタブの切り替えが遅くなります。ブラウザ以外で入力を行っても同じ現象に陥ります。Micosoft IMEやGoogle日本語入力に変えると症状は消えます。ATOKに戻した直後は症状は出ませんがATOKで日本語入力を行うとタブ切り替えが遅くなります。Microsfot Edgeでも同じ現象になります。
ATOKメニューの環境設定以外の項目の設定をON/OFFをしながら動作確認してみたところ、[プライバシーモード]の[学習機能を抑制する]を有効にしてチェックマークをつけるとGoogle Chromeのタブの切り替えが早くなりました。快適に動作するようになりました。
しかし、この設定を無効にするとそのうちまたもとに戻って症状が出ます。症状が出てしまうと有効にしても改善しませんが、いったんATOKからMicrosoft IMEに戻したり、Google Chromeを再起動すると症状が出なくなります。
このメニューでの設定はテンポラリのもののようでコンピュータを再起動すると環境設定の同じ設定に戻るようです。常に有効にするには環境設定(プロパティ)を開き、次の手順で[学習機能を抑制する]を有効にしておきます。
- [入力・変換]のタブを開き左側の設定項目の下の方にある[プライバシー]を選択します。
- [学習機能を抑制する]にチェックを入れます。
- [OK]をクリックし設定を終了します。
この設定をしておくと症状が出なくなりました。グラフィックソフトウェアで画像データを切り替えるときにも動作が緩慢になる現象も出ていましたが解決できました。
他の影響もあるかもしれませんので同じ現象がこの方法で解決できるかどうかはわかりませんが試してみてください。
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