アニキ初のアニメソング「原始少年リュウが行く」
「原始少年リュウが行く」は1971年10月30日から1972年3月25日までTBS系列で放映された東映動画制作のテレビアニメ「原始少年リュウ」のOP主題歌です。作詞は石ノ森章太郎先生が手がけ、作曲は大塩潤こと渡辺岳夫先生が手がけました。
「原始少年リュウが行く」を歌ったのはアニメソング界帝王と呼ばれた我らがアニキ(ANIKI)こと水木一郎さんです。アニキは昭和43年(1968年)にレコードデビューを果たしました。5枚のシングルを発売しましたが残念ながら歌謡曲歌手としては成功しませんでした。1971年には作曲家に転身することを考えていましたが、そのときに仮面ライダーの音楽制作に関わり、アニメソングの女王こと歌手の堀江美都子さんの担当をしていた日本コロンビアの木村英俊プロデューサーの勧めで「原始少年リュウが行く」を歌うことにななったのです。
「原始少年リュウが行く」はアニキにとって6枚目のシングルで初めて歌ったアニメソングです。このシングルには堀江美都子さんが歌うEDテーマ「ランのうた」が収録されました。
〇「原始少年リュウが行く」
歌:水木一郎
作詞:石森章太郎 / 作曲:大塩潤 / 編曲:高原哲
〇「ランのうた」
歌:堀江美都子
作詞:石森章太郎 / 作曲:大塩潤 / 編曲:高原哲
次のレコードは当時よく販売されていたオムニバス版の「原始少年リュウ/ゲゲゲの鬼太郎」のレコードです。シングルですが33回転で片面に「原始少年リュウが行く」「ランのうた」の2曲が収録されています。もう片面は「ゲゲゲの鬼太郎」「カランコロンの歌」が収録されています。
アニキが原始少年リュウの主題歌を手がけてから多くのアニメソングを歌唱するようになりました。「超人バロム1」「変身忍者 嵐」「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「バビル2世」「ロボット刑事」「仮面ライダーX」「仮面ライダーストロンガー」「がんばれ!!ロボコン」「宇宙の騎士テッカマン」など数多くの特撮・アニメソングを歌いアニメソング界帝王として不動の地位を築いたのです。
水木一郎さんがアニキと呼ばれるのはNHKの「おかあさんといっしょ」の初代うたのおにいさんである田中星児さんの後を継いで1976年4月から1979年3月まで2代目うたのおにいさんとして活躍したからです。アニキは当時の子どもたちにとって身近な存在だったのです。
ありがとうアニキ!アニキは我々にとって永遠の存在、永遠のヒーローです!
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