カテゴリー「特撮のネタ」の168件の記事

2022年12月14日 (水)

アニキ初のアニメソング「原始少年リュウが行く」

 「原始少年リュウが行く」は1971年10月30日から1972年3月25日までTBS系列で放映された東映動画制作のテレビアニメ「原始少年リュウ」のOP主題歌です。作詞は石ノ森章太郎先生が手がけ、作曲は大塩潤こと渡辺岳夫先生が手がけました。 

 「原始少年リュウが行く」を歌ったのはアニメソング界帝王と呼ばれた我らがアニキ(ANIKI)こと水木一郎さんです。アニキは昭和43年(1968年)にレコードデビューを果たしました。5枚のシングルを発売しましたが残念ながら歌謡曲歌手としては成功しませんでした。1971年には作曲家に転身することを考えていましたが、そのときに仮面ライダーの音楽制作に関わり、アニメソングの女王こと歌手の堀江美都子さんの担当をしていた日本コロンビアの木村英俊プロデューサーの勧めで「原始少年リュウが行く」を歌うことにななったのです。

 「原始少年リュウが行く」はアニキにとって6枚目のシングルで初めて歌ったアニメソングです。このシングルには堀江美都子さんが歌うEDテーマ「ランのうた」が収録されました。

〇「原始少年リュウが行く」

歌:水木一郎
作詞:石森章太郎 / 作曲:大塩潤 / 編曲:高原哲

〇「ランのうた」

歌:堀江美都子
作詞:石森章太郎 / 作曲:大塩潤 / 編曲:高原哲

 次のレコードは当時よく販売されていたオムニバス版の「原始少年リュウ/ゲゲゲの鬼太郎」のレコードです。シングルですが33回転で片面に「原始少年リュウが行く」「ランのうた」の2曲が収録されています。もう片面は「ゲゲゲの鬼太郎」「カランコロンの歌」が収録されています。

原始少年リュウ/ゲゲゲの鬼太郎
原始少年リュウ/ゲゲゲの鬼太郎

 アニキが原始少年リュウの主題歌を手がけてから多くのアニメソングを歌唱するようになりました。「超人バロム1」「変身忍者 嵐」「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「バビル2世」「ロボット刑事」「仮面ライダーX」「仮面ライダーストロンガー」「がんばれ!!ロボコン」「宇宙の騎士テッカマン」など数多くの特撮・アニメソングを歌いアニメソング界帝王として不動の地位を築いたのです。

 水木一郎さんがアニキと呼ばれるのはNHKの「おかあさんといっしょ」の初代うたのおにいさんである田中星児さんの後を継いで1976年4月から1979年3月まで2代目うたのおにいさんとして活躍したからです。アニキは当時の子どもたちにとって身近な存在だったのです。

 ありがとうアニキ!アニキは我々にとって永遠の存在、永遠のヒーローです!

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2022年12月 8日 (木)

ライダーマン登場(1973年12月8日)

 1971年4月に放送が始まった仮面ライダーは1973年2月10日に最終回を迎えました。翌週2月17日から始まったのが仮面ライダーV3でした。

 仮面ライダーの最終回は第98話でしたが本当の締めくくりは仮面ライダーV3の第2話です。第1話で瀕死の重傷をを負った宮内洋さん演じる風見志郎が仮面ライダー1号と2号による改造手術によって仮面ライダーV3となります。そして第2話で1号と2号が体内に原子爆弾を抱え込んだカメバズーカとともに洋上で大爆発、世界の平和を仮面ライダーV3に託します。その後、V3は単独でデストロンと戦いますが第33話「危うし! 帰って来たライダー1号、2号!!」でダブルライダーが再登場します。3人の仮面ライダーが再び揃ったのです。

 そして1973年12月8日に放送された第43話「敵か味方か? 謎のライダーマン 」で山口豪久(山口暁)さんが演じる結城丈二ことライダーマンが登場します。ライダーマンは仮面ライダーシリーズとしては初めての主役ではない仮面ライダーです。仮面ライダーと言ってもライダーマンは1号、2号、V3と違って完全な改造人間ではありません。改造されているのは右腕だけで強化服で戦闘力を高めているだけですから、常人を超える身体能力は有していますが他の仮面ライダーには及びません。ですからマスクも口や顎が出たままの人間であることがわかるものになっています。

 結城丈二は元々はデストロンの科学者でした。孤児だった結城丈二はデストロン首領に引き取られ育てられました。そのため首領に恩義を感じ、デストロンは平和をめざす組織で仮面ライダーは敵と信じていました。しかし、将来の大幹部候補である結城丈二を好ましくないと考えていたヨロイ元帥によってデストロンの裏切者に仕立てられ無実の罪を負わされてしまいます。硫酸プールで右腕を溶かされてしまいますが部下達に救われてカセットアームを装着する改造手術を受けライダーマンとなります。ヨロイ元帥への復讐を決意し、アジトに忍び込みますが逆に追い詰められたところをV3に救われます。V3から共にデストロンと戦うことを誘われますが首領には恩義があると言って拒みます。しかし、デストロンは結城丈二を抹殺しようとします。危機一髪のところを再びV3に救われデストロンと戦うことを決意します。

 その後はV3とともにデストロンと戦いますが首領への恩義は完全には消えず首相の呼びかけに惑わされたりV3から首領を救ったりしています。東京の中心部を攻撃するブルトンロケット計画を知り発射基地に単独で向かいます。そこで首領が自分を利用していただけという事実を知りますが、それでもブルトンロケット計画を中止するよう首領に懇願します。それを一蹴する首領の正体が人間ではないと知ってショックを受けますが、発射ボタンが押されたブルトンロケットに乗り込み、その軌道を変えて空中爆発させ東京の人々を救います。V3はライダーマンを讃えて仮面ライダー4号の名を贈ったのです。

 もともとライダーマンの登場は仮面ライダーV3の視聴率を維持をするための大人の事情によるものだったようです。リアルタイムで見ていた自分や友だちは完全な改造人間ではなくあまり強くないライダーマンをすぐに受け入れることはできませんでした。しかしながら物語が進むにつれて結城丈二の悲哀や限られた戦闘能力での怪人との戦いぶりを見てライダーマンを受け入れるようになりました。ライダーマンが仮面ライダーではないことも可哀想に思いました。最期にV3がライダーマンのことを仮面ライダー4号と名付けたことで何か心が救われた思いがしました。

RIDERMAN's first The Dark Knight bofre BATMAN!!

 

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2022年12月 7日 (水)

迷探偵 3人のヒーローの正体をあばく|昭和の風景(昭和41年3月)

 3人の子どもたちが風呂敷マントに身を包み鉄柱をつかんでぐるぐる回っている。

 当然のことながら何かのテレビのヒーローの影響を受けてやっているのだと思うが、いったい何になったつもりだろうか?

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3人のヒーロー

 マントと言えば「真っ赤なマントをひるがえし~♪」のパーマンである。パーパンの漫画の連載やテレビアニメの放送が始まったのは昭和42年。この写真の撮影日は昭和41年3月13日なのでパーマンはまだ存在していないのである。

 パーマンでなければなんのだろう。

 昭和42年でこのぐらいの年齢の子どもたちにとってマントをつけたヒーローとは誰だろう。

 月光仮面、ナショナルキッド、七色仮面は昭和30年代前半に放送されていたドラマなのでおそらく対象外だろう。

 黄金バットはもっと古いのだが昭和40年代にテレビアニメが放送されている。しかし放送開始は昭和42年4月とあるのでやはり対象外だろう。

 当時、アニメで放送されていたのは手塚治虫先生の「ビックX」。昭和39年から40年にかけて放送されていた。

 海外ヒーローではスーパーマンだが日本でテレビドラマが放送されたのは1956年、アニメ版が日本で放送されたのは昭和50年のようだ。となると対象外。

 バットマンはテレビドラマが昭和41年から42年にかけて放送されている。

 他にもいろいろあるが再放送の可能性もある。

 う~む、これは難題だ。

 いったいこの3人はなにごっこをしているのだろう。

【関連記事】

パーマン誕生の日(1967年4月2日)

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黄金バット|金色|光と色のヒーロー列伝①

月光仮面|月光|光と色のヒーロー列伝②

七色仮面|虹色|光と色のヒーロー列伝③

ナショナルキッド|光源|光と色のヒーロー列伝④

仮面の忍者 赤影|赤青白黒紅|光と色のヒーロー列伝⑤

愛の戦士 レインボーマン|虹色|光と色のヒーロー列伝⑥

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2022年12月 5日 (月)

朝焼けの光の中に|ミラーマン登場(1971年12月5日)

 ミラーマンは円谷プロダクションの巨大ヒーローでウルトラシリーズとは別の企画で制作された特撮テレビドラマです。

 ミラーマンの原案は円谷プロダクションの脚本家だった金城哲夫氏が円谷プロダクションを退社するときに作成したものですが、原案そのものはメモ程度の内容でした。この原案に同社の脚本家の田口成光氏や満田かずほ監督が肉付けをして企画を作成しました。昭和44年(1969年)に小学館の学習雑誌で連載が開始され、旭通信社を通じてよみうりテレビで放送されていた「巨人の星」の後番組としてテレビドラマの作成も検討されましたが実現されませんでした。

 同じ頃、旭通信社はフジテレビで「長くつ下のピッピ」を放送するべく制作を進めていましたが原作者から許可が得られなかったため企画が頓挫しました。そこで旭通信社はフジテレビにミラーマンの企画を打診しフジテレビもこれに了承、1971年12月5日から大塚製薬単独スポンサーでミラーマンの放送が決まりました。

 当時、円谷プロダクションはTBSで「帰ってきたウルトラマン」を放送していました。ミラーマンをウルトラマンと区別するためのアイデアが盛り込まれま独特の雰囲気の特撮ドラマに仕上がりました。

 ミラーマンを最初に見たときには新鮮で不思議でした。まずは鏡の世界です。鏡京太郎は鏡や光るものがなければミラーマンに変身できないこと、鏡から別の鏡へ移動できることなどの設定です。ミラーマンの顔はウルトラマンよりもアメリカンヒーローに近くそれまでのウルトラシリーズとは異なる雰囲気のヒーローでした。光線技も鏡を主題にしておりミラー・ナイフはちょっと危ない割れた鏡やガラスなどを連想しました。敵をインベーダーと呼んでいたことにも何か新しさを感じて見ていました。

 そして主役の鏡京太郎を演じた石田信之さん。オーディションに参加したわけではなく、所属事務所が広告代理店に置き忘れた石田さんのプロフィールをプロデューサーが見て優しそうで純朴な雰囲気の石田信之を選んだそうです。鏡京太郎はミラーマンと人間の混血であり悩み事の多き青年でしたが、石田信之さんの雰囲気と演技はぴったりでした。

『ミラーマン』放映開始45周年記念!石田信之さんトークショー!

 石田信之さんとはTwitterで繋がっていて「いいね」や「返信」をいただいたことがあります。病気になられてからもイベントなど精力的に手がけておりましたが残念なことに2019年6月13日に他界されました。きっと鏡の世界へ行かれたのだと思います。

 

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2022年11月16日 (水)

世界の人口が80億人に

 1968年、幽霊惑星と呼ばれるゴース星から地球征服にやってきたゴース星人。彼らは地球の防備が海や空からの攻撃に対してはしっかりしているものの地底からの攻撃に対しては無防備なことから強力な地底ミサイルで全世界の首都を攻撃する計画を実行に移す。「史上最大の侵略」の始まりである。これは1967年から1968年にかけて放映されたウルトラセブンの最終回「史上最大の侵略」の物語です。このときゴース星人は地球の人口は30億人と言っていました。1965年の世界人口は33億人、1970年は37億人でしたので30億人は少なめですが、今から55年前は40億人未満だったのです。

 さて国連が世界人口を発表しました。国連の推計では80億人に達したようです。人類80億人目となったのは旧ソ連アルメニア東部ゲガルクニク州マルトゥニで生まれた女の子がだそうです。

 世界人口は1950年は25億人、1987年に50億人、2010年に70億人となっています。1年あたりの増加率は減少してきていますが絶対数は増え続けています。世界で人口が最も多い国は中国(約14億2600万人)、次いでインド(約14億1700万人)です。第3位の米国が約3億3800万人ですから、中国とインドの人口は突出して多いのです。中国の人口は減少傾向にあるため、やがてインドが世界一の人口になる見込みです。

 世界人口デーの記事でも計算したのですが地球の陸地は限られています。陸地全体に人類が分散したとき、単位面積あたりにどれぐらいの人がいることになるでしょう。

 地球の表面積は510,065,600平方キロメートルです。このうち、海洋の面積が362,822,000キロ平方メートルで、陸地の面積は147,244,000平方キロメートルです。陸地には人が暮らせないところもあるので本当はもっと小さい値になるはずですが計算を簡略化するため約1億5000平方キロメートルとします。

 1億5000平方キロメートルしかないので1平方キロメートルあたりに1人だと地球の陸地には1億5000万人しか存在できないことになります。

 それでは80億人を配置すると1平方キロメートルあたりの人数は

    80億人 / 1.5億平方キロメートル = 53人 / 平方キロメートル

 になります。つまり一辺が1キロメートル正方形の中に53人です。1キロ平方メートルは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの面積を合わせた広さです。

 1人あたりの面積は

    1平方キロメートル / 53人 = 約0.019平方キロメートル / 人

 となります。これは1辺が138メートルの正方形に相当します。これは東京ドームの0.4個分の広さに相当します。 

 ゴース星人が地球征服のリベンジにやって来たら何と言うでしょうか・・・

ゴース星人
ゴース星人

【関連記事】

世界人口デー|地球上で1人あたりの面積は?(1989年7月11日)

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2022年10月19日 (水)

仮面ライダーアマゾン参上(1974年10月19日)

 仮面ライダーアマゾンの放映が開始したのは1974年10月19日です。仮面ライダーアマゾンはそれまでライダーとは異なり野生的でその姿も野獣的でした。初めてその姿を見たときには様変わりした仮面ライダーに驚きました。仮面ライダーアマゾンの企画には仮面ライダーの原点になった怪奇性や野獣性が重視されていたのです。

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 この原点回帰によって石ノ森章太郎先生は新しい仮面ライダーを野生的・野獣的なデザインに仕上げました。公式には参考にした動物は爬虫類のマダラオオトカゲとされていますがマダラオオトカゲは実在していません。ピラニアが元になっているのではないかとも言われています。

 仮面ライダーアマゾンの変身前のアマゾンこと山本大介もアマゾンで遭難し動物に育てられたという設定でターザンのように上半身裸で最初は言葉を話すことができない野生的な青年として描かれました。それが普通に受け入れることができたのは折しも前年に燃えよドラゴンが公開されブルース・リーが大人気だったからに他なりません。

 実は仮面ライダーアマゾンの企画にはブルース・リーの要素も加えられており、最初の仮題は「ドラゴンライダー」だったそうです。拳法使いのリュウという若者が旅をしながら敵を倒すという内容だったそうですが野性的なイメージにすることができずにボツとなったそうです。1971年に放映された石ノ森先生の「原始少年リュウ」と1974年に放映されたブルース・リー原作で本人は出演がかなわなかった「燃えよ!カンフー」を合わせたような印象を受けました。

 いずれしろ仮面ライダーアマゾンはブルース・リーのイメージが残り、戦い方もそれまでの仮面ライダーとは異なりました。あえて拳法を意識するならば野獣拳とでも言えるような戦いぶりです。アクションシーンの撮影も過激で大変だったと思います。前半はシリアスな内容でしたが中盤には敵のモグラ獣人が仲間になるなどコミカルな要素も加えられるようになりました。最初は違和感だらけの仮面ライダーでしたが見ているうちにすっかりかっこいいと思うようになっていたのです。

 立花のおっさんは登場しますが歴代のライダーの客演はなかったものの、この奇抜なアマゾンライダーは当時の子どもたちの記憶に強烈に残ったに違いありません。

ア~~マ~~ゾ~~ン!

仮面ライダーアマゾン 第01話[公式]

仮面ライダー 昭和 vol.5 仮面ライダーアマゾン (平成ライダーシリーズMOOK) Kindle版

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2022年10月17日 (月)

日本モンキーセンターが開園(1956年10月17日)

 日本モンキーセンターは公益財団法人日本モンキーセンターが運営する愛知県犬山市に所在する霊長目(サル類)の動物園です。生きたサル類を専門に展示する世界最大規模の動物園として知られています。京都大学ヒト行動進化研究センターが隣接しています。

 公益財団法人日本モンキーセンターはサルの研究ならびにニホンザルの保護の目的で昭和31年(1956年)に設立され同年10月17日に日本モンキーセンターが開園しました。もともとは名古屋鉄道の出資による財団法人でしたが2014年4月に京都大学ヒト行動進化研究センター(当時:京都大学霊長類研究所)が運営する公益財団法人となりました。

 さて日本モンキーセンターと言えば1968年8月4日に放映されたウルトラセブン第44話「恐怖の超猿人」のロケ地として有名です。第44話は人間と猿の脳波を交換して猿人間を増やし地球を征服しようとしたゴーロン星人の物語です。

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ゴーロン星人

 ゴーロン星人は日本モンキセンターではゴールデンライオンタマリンというブラジル固有種のサルとして登場していました。ゴールデンライオンタマリンは名が体を表す通り頭部にたてがみ状の体毛があり全身が光沢のある赤色をしています。大きいものでも体長30センチメートル、体重1キログラムぐらいです。尾が長く40センチメートルぐらいあります。姿がめずらしいサルなので宇宙人に抜擢されたのでしょう。巨大化したゴーロン星人は姿形がゴールデンライオンタマリンとは少し異なります。

ゴールデンライオンタマリン
ゴールデンライオンタマリン

第44話の最後は「平和を取り戻したモンキーランドは今日もよい子の見学者たちでいっぱいです。しかし安心は出来ません。いかにも人間らしい顔つきでその実脳みそは猿というトンでもない動物があなたの身近にもいないとは限りませんからね」という言葉で締めくくられます。

【関連記事】

ウルトラセブン語録@第44話 恐怖の超猿人(1968/08/04)

ウルトラセブン第44話「恐怖の超猿人」放映45周年!(1968/08/04 19:00)

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2022年10月 1日 (土)

ウルトラセブン放送開始55周年(1967年10月1日)

 55年前の今日午後7時からTBS系タケダアワーで「ウルトラセブン」の放送が始まりました。当時のこの時間帯は「ウルトラQ」「ウルトラマン」「キャプテン・ウルトラ」とウルトラシリーズが放映されており第4作目として始まったのが「ウルトラセブン」です。

 「ウルトラセブン」は1966年後半に企画が始まりました。「ウルトラマン」の後番組「キャプテン・ウルトラ」の放映中に制作され、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」よりも本格的に仕上げられた特撮シーンや超兵器メカが特徴的でした。特に超兵器の発進シーンは細部まで作り込まれており、このシーンを見るのがとても楽しみでした。こうした描画は当時NHK総合で放送されていた英国のジェリー・アンダーソン作品「サンダーバード」の影響を受けたとされていますが、円谷プロダクションの特撮技術とアイデアが加わり独自の素晴らしい仕上がりになったと思います。

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 「ウルトラセブン」では物語もそれまでのウルトラシリーズとは変わりました。「ウルトラQ」や「ウルトラマン」は怪獣退治がメインでしたが、「ウルトラセブン」では地球侵略を狙う宇宙人との攻防がメインとなりました。そして各エピソードもテーマやドラマ性が重視された作りになりました。単なるハッピーエンドではなく、たいへんな犠牲のうえでの勝利や何かを考えさせられるような後味の悪い終わり方のエピソードもたくさんあり見応えのあるドラマに仕上がっていました。

 そうは言っても初回放送時に幼かった子どもにはよく分からないところもたくさんありました。しかし年齢を重ねながら再放送を見るたびに新しい気づきがあり物語の奥深さを次第に理解することができたと思います。その間に家のテレビが白黒からカラーになったという体験も大きいと思います。

 そしてあれから55年たった今も新しい気づきと出逢ったりするのです。ここはどう解釈すれば良いのかなどを考えるのも楽しいのです。これが「ウルトラセブン」の醍醐味かもしれません。

 55年前の10月1日、日曜日午後7時のテレビの前の自分を思い出し、これからほぼ1年間にわたり「ウルトラセブン」55周年を楽しむことにしましょう。

【関連記事】

ウルトラQ放送開始(1966年1月2日)

ウルトラマンの日(1966年7月10日)

ウルトラセブン放送開始の日(1967年10月1日)

キャプテン・ウルトラ放送開始(1967年4月16日)

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2022年9月 5日 (月)

Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー④

 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダーの続きです。今回はページ7・8です。

 最後のページは仮面ライダーと怪人達の戦いが描かれています。トカゲ男が仮面ライダーに飛びかかる。仮面ライダーは直前に空中高く飛び上がる。トカゲ男をライダーキックで倒しますが、ハチ男、ワニ男、サソリ男が仮面ライダーを狙います。

 やんちゃな子どもが持っていた本ですからこのページも損傷が激しいのです。仮面ライダー(足がちぎれている)の左側にトカゲ男(頭部がちぎれている)、すぐ下側にハチ男(なんとか無事)、その下にサソリ男(上半身がない)、あれ?ワニ男がいない!

 このページの可動部分はサソリ男の上半身でしたが肝心な部品がないのでどのように動いていたのかはわかりません。しかし、ワニ男はどこにいってしまったのでしょう。部品がなくなったというわけでもなさそうです。最初から描かれていなかったのかもしれません。

ページ7・8 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
ページ7・8 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

 さて「Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー」の記事は今回が最終回です。この絵本の裏表紙で締めくくります。右下に価格が¥600とあります。600円だと当時の小学生の毎月のお小遣いで買える値段ではありません。

裏表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー
裏表紙 Banso(ばんそう)のとびだすえほん仮面ライダー

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2022年9月 4日 (日)

「ノアの神」と「バラージの青い石」|ウルトラマン第7話

 「バラージの青い石」とはウルトラマン第7話「バラージの青い石」に出てくる石で、中近東に存在する幻の都市バラージ王国の女王チャータムの宮殿に祀られている「ノアの神」の石像が左手に持っていたものです。

 「ノアの神」の石像はウルトラマンとそっくりで右手を高々と突き上げていました。科学特捜隊にとってはウルトラマンですが、チャータムをはじめとするバラージ王国の人々にとってはあくまでもの「ノアの神」なのです。

 バラージ王国は5000年前に怪獣アントラーに襲われ壊滅しそうになりましたが、このとき現れた「ノアの神」によって滅亡の危機を救われました。このときアントラーをバラージ王国に近づけないようにするため「バラージの青い石」が「ノアの石像」とともに宮殿に祀られました。

 しかしながら5000年の時を経てついにアントラーがバラージ王国を襲撃してきました。アントラーが活動を始めたのは中近東の砂漠に落下した隕石の影響でしょう。

 再び壊滅の危機を迎えたバラージ王国。その危機を救うためハヤタ隊員はウルトラマンに変身します。突然、現れたウルトラマンを目の前ににして「ノアの神」が再来したと信じるバラージ王国の人々。ところがアントラーは強くウルトラマンは磁力光線に翻弄されます。そしてスペシウム光線も跳ね返されてしまいます。ついにウルトラマンのカラータイマーが点滅し始めます。

 このときチャータムがムラマツキャップに「この石を早くアントラーへ、ノアの神のお告げです」と言って「バラージの青い石」を差し出します。ムラマツキャップは手に取りそれをアントラーめがけて投げつけます。「バラージの青い石」はアントラーに見事に命中。爆発するアントラーを見届けてウルトラマンは宇宙に帰っていきます。

ウルトラマン第7話「バラージの青い石」
ウルトラマン第7話「バラージの青い石」

 さてウルトラマン第7話「バラージの青い石」で話題になるのは「ノアの神」の正体です。劇中ではウルトラマンが5000年前に地球を訪れバラージ王国の危機を救ったのではないかというやり取りがあります。「ノアの神」の正体には諸説ありますが、おそらく初代ウルトラマンが5000年前に現れてバラージ王国を救い人々から「ノアの神」と呼ばれるようになったのでしょう。青い石の力を知っていたウルトラマンは「ノアの神」のお告げとしてチャータムにテレパシーを使って青い石をアントラーにぶつけるように伝えてきたのではないでしょうか。

 ところで人類は青色を昔から使ってきました。特に植物の藍から得られる色素は太古の昔から利用されてきたと考えられています。絵画などで青色を表現する顔料としては鉱物の青金石を主成分とするラピスラズリという宝石から作られるウルトラマリンが使われました。

 ラピスラズリやウルトラマリンはたいへん貴重なものでした。旧約聖書や新約聖書に出てくる青い石もラピスラズリだったという説もあります。モーゼが神から授かった十戒が刻まれたサファイヤ製の石板もラピスラズリだったのではないかという説もあります。

 さて劇中で「ノアの神」を「ノアの方舟」と結びつけるような台詞があります。「ノアの方舟」は旧約聖書の創世記に出てくる物語でノアは「ノアの方舟」を作った人物です。神は人類の堕落を見て世界を洪水で洗い流すことを決めます。ただし、神はノアの家族と動物のつがいを残すことにしノアに洪水から避難するための「ノアの方舟」を建設するよう命じます。

 ノアはアダムが130歳のときに生まれたセトの子孫ですべての人類の祖先と言われています。ノアが方舟を完成させたときの年齢は600歳でした。ですからノアは普通の人間ではありませんが、ノアそのものが神ではありません。つまり「ノアの神」と言えばノアに方舟の建設を命じた神のことです。

 ウルトラマン第7話「バラージの石」の脚本は南川竜さんと金城哲夫さん。どうしてバラージ王国のウルトラマンそっくりな石像の名前を「ノアの神」としたのでしょうか。

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