成人の日の由来「元服の儀」|小正月(1月15日)
新年の1月1日(元日)から7日までの期間を大正月(たいしょうがつ)といいます。この期間は年神様(歳神様、歳徳神)を迎える神聖な厳かな時期です。年神様の依り代やお供え物として門松や鏡餅を飾り、家族の健康と繁栄を祈願します。1月15日は小正月(こしょうがつ)で正月行事の終わりの日です。どんど焼き(左義長)で正月飾りを燃やして餅花(もちばな)や繭玉(まゆだま)を飾り無病息災や豊作を願います。
奈良時代になると小正月には男子が成人になることを祝うとともに大人となった自覚を持つ重要な通過儀礼「元服の儀」が行われました。元服の元は頭、服は着用を意味します。元服は数え年で12歳から16歳の男子が子どもの髪型、服装、幼名を捨て成人となる人生の大きな節目です。
元服の儀では髪型を整え、烏帽子や冠をかぶり、幼名を大人の名前に改める成人の儀式です。小正月は年最初の満月の日でもあり、月が満ちることが成人の儀式に結びつけられ、この日に元服の儀が執り行われるようになったと考えられています。
この元服の儀に由来して昭和23年(1948年)に定められたのが1月15日の祝日「成人の日」でした。現在、成人の日は2000年にハッピーマンデー制度が導入されたため1月第2月曜日となっていますが、小正月で元服の儀が執り行われた1月15日は日本の歴史と文化を語るうえで重要な日です。
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