洋服を男性は右前、女性は左前に着る由来
和服(着物)は男性・女性に関わらず右前に着ます。右前は右の衿を先に体に合わせその上から左衿を重ねて着るので、相手から見ると左衿が上側に見えます。右前の「前」とは先に・手前にという意味です。自分から見て右衿が手前にあるので右前となります。和服(着物)が右前で統一されている理由は日本人は昔から右利きが多かったからです。右前に和服(着物)を着ると利き腕の右手を懐に入れやすいためです。右前に着ると懐中の財布や小物をすぐ取り出せます。 日本では和服(着物)を左前に着せるのは死者を弔うときです。これは死者と生者を区別するための習慣とされています。
一方、洋服の場合は男性は右前、女性は左前に着ます。この由来にはいくつかの説がありますが、もともと西洋は男性・女性に関わらず服を左前で着ていました。中世時代に剣を腰に吊るす剣士や騎士が登場すると、右利きの剣士や騎士は外衣を右前(左側が上側)に着た方が左腰の剣を抜きやすかったため、服を右前で着るようになりました。これが一般に男性の間で広まったとされています。西洋も右利きの人が多く右前の方が利き手でボタンを留めやすいため右前が一般的になったという説もあります。
利き手に関係なく女性が左前となったのは、当時の貴婦人はコルセットを着用していたため服を1人で着ることができず使用人に着せてもらっていたことに由来します。使用人が服を着せるときボタンを留めやすい左前が一般的になったとされています。また赤ちゃんを左手に抱えて授乳する際に左前の方が都合が良かったという説もあります。
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