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2025年10月30日 (木)

テレビアニメ「原始少年リュウ」放送開始(昭和46年 1971年10月30日)

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 「原始少年リュウ」は週刊少年チャンピオンで昭和46年(1971)年から連載された石ノ森章太郎先生の漫画です。昭和44年(1969年)に「週刊少年マガジン」で連載されていた「リュウの道」のテレビアニメ化にあたり、これを石ノ森先生が物語を脚色し「原始少年リュウ」としました。「リュウの道」は冷凍睡眠から目を覚ました主人公のリュウが文明が崩壊した未来の地球を生き抜く物語でですが、「原始少年リュウ」は時代を原始時代に変更し仲間とともに母を捜す旅の物語です。この漫画版を原作とした東映動画(現・東映アニメーション)制作のテレビアニメ「原始少年リュウ」が昭和46年(1971年)10月30から昭和47年(1971年)3月25日まで毎週土曜日の19:00~19:30にTBS系列で放映されました。

原始少年リュウ
原始少年リュウ

 「原始少年リュウ」は人類と恐竜が共存する現実には存在しない原始時代を舞台としています。幼いリュウは肌の色が白いため部族から嫌み嫌われティラノサウルスの生け贄とされます。間一髪のところで猿人キティに救われます。キティの手で育てられたくましい青年に成長しますが、ある日キティがティラノサウルスに殺されたことをきっかけにランとドンと3人で母を捜す旅に出ます。数々の困難に立ち向かっていながら旅を続けた3人はついに母との再会を果たします。

 テレビアニメ版の最終回ではリュウはランとドンと再開した母の4人で新たな旅に出ます。漫画版ではリュウは高度な化学文明をもつアトランティス人の子どもで遭難により父は死亡し、母は原始人に捕まり生き別れた設定となっています。リュウは母と再会を果たしますが突然の天変地異で母と死別してしまいます。原作は悲劇的な結末でしたがアニメ版ではハッピーエンドに変更されました。

 当時は恐竜の人気が高く多くの子どもたちは辞典などで恐竜のことを良く知っていました。人類と恐竜が共存する時代は存在していなかったことも理解していましたが、リュウと恐竜の出逢いを楽しみにしながら、ティラノザウルスが登場したときにはハラハラドキドキしながらリュウの戦いを見ていました。

 「原始少年リュウ」は未来編の「リュウの道」、現代編の「番長惑星」とあわせて「リュウ三部作」とされています。いずれも主人公は少年リュウであり時代背景は異なるものの人間の本質と生き様を追求する物語となっています。

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