ホヤってどんな動物?|海のパイナップル
ホヤ(海鞘、老海鼠、保夜)は尾索動物亜門ホヤ綱の動物の総称です。ホヤは海中の岩場などに根を下ろしたように固着して生活しており、その形から「海のパイナップル」も呼ばれています。食用にされるマボヤは日本では東北・北海道を中心とする沿岸に生息していますが養殖も行われています。調理したホヤの身は貝に似ていますが磯の香りがして独特の風味があります。グリコーゲンなどの栄養が豊富に含まれています。
ホヤは雌雄同体で卵巣と精巣を合わせ持っていますが同じ個体では受精できず必ず他の個体との間で受精します。ホヤの幼生はオタマジャクシのような姿をしており、誕生後は海中を泳いでいますが間もなく頭部の付着突起で岩に固着して成体に変態します。
その後、口の入水口と肛門の出水口の両方が上を向いた構造になります。入水口から海水と一緒に吸い込んだプランクトンを食べます。握り拳の大きさまで育つには5年ぐらいかかります。
ホヤはその外観からかつては軟体動物の仲間とされていました。しかし脊椎動物の発生過程で体の中心軸にあらわれる柔軟な棒状の脊索(せきさく)を持つことが判明したことから脊椎動物に近い動物であることがわかりしました。脊索は脊椎動物の体の構造が作られていくうえで重要な役割をしますが、体が成長すると機能を消失し痕跡が残るだけになります。
ホヤは脊索動物の尾索動物に分類されています。ホヤの幼生は脊索を持っていますが岩に固着し姿を変えるとわずか30分ほどで脊索は消失します。そのためホヤは生物学的に無脊椎動物と脊椎動物をつなぐ存在と考えられています。また同じ脊索動物で頭索動物のナメクジウオは体が成長しても脊索を持ち続けます。このことから魚類はホヤの仲間から進化してきたと考えられています。
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