セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)
セイヨウオトギリソウはオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。英語では「セント・ジョーンズ・ワート」と呼ばれます。英名は聖ヨハネの誕生日である6月24日頃に花を咲かせることに由来します。原産地はヨーロッパ、アジア西部から中部、北アフリカですが、日当たりの良い乾燥した草地や荒れ地などに自生します。現在は世界各地に帰化しています。
セイヨウオトギリソウ高さ30cmから1メートルほどに成長します。花期は初夏から夏で鮮やかな黄色の花を咲かせます。花びらや葉には光にかざすと透けて見える細かな油点(油腺)が存在しています。
セイヨウオギリソウにはヒペリシンやハイパーフォリンが含まれ古くから鎮静、創傷の治療用のハーブとして利用されてきました。現在においてもサプリメントやハーブティーとして広く利用されています。ただし日本を含む多くの国では医薬品としては認可されておらず、効果や安全性については研究レベルです。
【関連記事】植物の豆知識
Amazonアソシエイトとしてブログ「夜明け前」は適格販売により収入を得ています。
| 固定リンク | 0
「植物の豆知識」カテゴリの記事
- 杉玉とは?|酒蔵の軒先に吊るされた球体(2025.10.17)
- 弾丸パンチを放つ甲殻類シャコ(蝦蛄)(2025.08.12)
- セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)(2025.07.11)
- アザミの名前の由来(2025.07.06)
- 葉が白く変化するハンゲショウ(半夏生、半化粧)(2025.06.08)

コメント