耳石とは|耳石の機能と働き
魚を解体すると頭部から真っ白な石のようなものが出てきます。これは耳石と呼ばれるもので炭酸カルシウムの結晶です。次の写真はマダラ(真鱈)の耳石です。 耳石の表面には樹木の幹の年輪のような縞模様があります。この縞模様は毎日に新しいものが生成しています。縞模様を調べると魚の年齢や生態や成長の過程などを知ることができます。
耳石は魚の頭部の脳に近いところにあります。 耳石の大きさは魚の大きさには関係なく魚の種類によって決まります。マダラ(真鱈)の耳石は大きいのですが、サケ(鮭)やマス(鱒)の耳石はかなり小さいため見つけることは容易ではありません。
耳石は脊椎動物の内耳に存在し平衡感覚と聴覚に関与しています。ヒトのものは大きな石ではなく平衡砂や聴砂と呼ばれます。魚には外耳はありませんが内耳の耳石が平衡感覚と聴覚に関係する働きをしています。また魚の場合は身体にある側線で振動を感知することができることから音を聞き取るのに役立っています。
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