カルガモ(軽鴨)の名前の由来|どうして「軽」なの?
「万葉集」に紀皇女 (きのひめみこ)の短歌「軽の池の浦廻行き廻る鴨すらに玉藻の上に独り寝なくに」が記されています。この短歌は「軽の池の浦を泳ぎまわる鴨ですら、玉藻の上に一人では寝ないのに」という意味です。「軽の池」はかつて奈良県に存在していたとされる溜め池で「軽の池」の「軽」は古代地名で橿原市丈六地区一帯を指す「軽」に由来しています。他の多くカモが渡りをするのに対して、この「軽の池」で留鳥として年中生息している鴨が「軽鴨」と呼ばれるようになったという説があります。
その他の説としてはカルガモが夏も渡らない「留鳥」であることから「夏に留まる鴨」=「夏留鴨(かるがも)」が語源になったというものがあります。信憑性が低い説としては、他のカモに比べて体重が軽いという説、マガモより味が劣るので価値が軽いなどの説もあります。
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