王貞治が4打席連続本塁打(昭和39年 1964年5月3日)
昭和39年(1964年)5月3日、後楽園球場で行われた読売ジャイアンツと阪神タイガースの第7回戦。1本足打法で打者として開眼したジャイアンツの若き四番打者の王貞治はバッターボックスに向かいました。前日の試合でもホームランを放っていた王貞治に阪神タイガースの投手陣は警戒していた。いつもようにバッターボックスに立った王貞治であったが、この日は本人すら予期しない出来事が起きたのである。
第1打席、1回裏1塁に国松彰選手を置いてタイガースの先発の左腕の太田紘投手がフルカウントで投じた真ん中高めのカーブを王貞治選手のバットが捉えた。打球は一直前に右翼スタンド方向へ飛び場外へと消え150メートルの14号2ランとなった。第2打席は4回裏、太田投手が投じた真ん中高めのストレートを捉え15号ソロを放ちました。第3打席は6回裏、タイガース3番手の投手の若生智男から真ん中高めのカーブを捉え16号ソロを放ちました。2度あることは3度あるを実現した王貞治選手に後楽園球場は異様な熱気に包まれました。3打席連続本塁打という偉業に、観客は総立ちで声援を送りました。そして王貞治選手はこの日の最後の打席となる第4打席を迎えます。7回裏2塁に柴田勲を置いて観客が見守る中でタイガース4番手の本間勝投手からの外角低めの直球を17号2ランを放ちしました。この日の王貞治選手の成績は4打席4安打6打点、ジャイアンツは9対0で阪神タイガースに勝利しました。
同年5月5日、ダブルヘッダーとなった第1試合の読売ジャイアンツと広島カープとの7回戦。王貞治選手が第1打席で本塁打を打つと5打席連続本塁打となることを誰もが期待していましたが、大羽進投手が2球目に投じた内角高めのシュートを打ちファーストライナーに仕留められ新記録の達成はかないませんでした。
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