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2025年5月30日 (金)

114番元素と116番元素の名前が決まる(2012年5月30日)

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 2012年5月30日、国際純正・応用化学連合(IUPAC)は1998年に合成された114番元素ウンウンクアジウムと2000年に合成された116番元素ウンウンヘキシウムの名称と元素記号をそれぞれflerovium(Fl)、livermorium(Lv)と発表しました。これに基づいて日本化学会命名法専門委員会はそれぞれの日本語名をフレロビウムおよびリバモリウムと決定しました。

 114番元素のフレロビウムはロシアの物理学者ゲオルギー・フリョロフが創立したフリョロフ核反応研究所で合成されたことからフレロビウムと名付けられました。フレロビウムの原子量は289ですが多数の同位体が存在します。最も安定なフレロビウム289の半減期は2.6秒です。

ロシアのゲオルギー・フリョロフとフレロビウムの記念切手
ロシアのゲオルギー・フリョロフとフレロビウムの記念切手

 一方の116番元素のリバモリウムは米国のローレンス・リバモア国立研究所とロシアのドゥブナ合同原子核研究所によって合成され、ローレンス・リバモア国立研究所に因んでリバモリウムと名付けられました。研究所が存在するリバモア市はイギリス生まれでメキシコに帰化したアメリカ人牧場主ロバート・リバモアに因んでいます。リバモリウムの原子量は293ですが多数の同位体が存在します。最も安定なリバモリウム293の半減期は61ミリ秒です。

ロバート・リバモア
ロバート・リバモア

 

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