映画「風の谷のナウシカ」日本公開(1984年3月11日)
「風の谷のナウシカ」は日本のアニメーション監督・アニメクリエーターの宮崎駿先生が徳間書店のアニメージュに1982年から連載したSF・ファンタジー漫画です。宮﨑先生は多くのアニメ作品を手がけていますが、1979年に公開された映画「ルパン三世カリオストロの城」の公開後に次作の構想を練り始めました。現在では「ルパン三世カリオストロの城」は名作として知られていますが、当時は松本零士先生の映画作品が大人気で興業成績的には成功とは言えず宮﨑作品は陳腐化しているとされました。
そのような中でも徳間書店のアニメージュは宮崎先生を高く評価し宮崎駿特集を掲載するなどしていました。そしてアニメージュは宮崎先生の映画を製作するにあたり映画の原作となる漫画の連載を依頼しました。宮崎先生は米国の漫画家リチャード・コーベンの漫画「ロルフ」から小国の運命を背負う姫様の物語を着想し自身がかねてより考えていた自然と人間の対立を比喩する「腐海」を加えて「風の谷のナウシカ」として連載を始めました。
宮﨑先生は子ども頃にウィリアム・シェークスピアの戯曲「マクベス」で「森が動く」という表現に感嘆したそうです。「風の谷のナウシカ」を構想するにあたり長年考えていた自然界と人間の関係を骨子にすることにしました。「風の谷のナウシカ」の世界はかつて人間が創り上げた高度産業文明が最終戦争「火の7日間」で破壊された千年後の地球です。この世界では毒を吐く菌類の森「腐海」が広がり、人間の生活を脅かしていました。地球の大自然と人間が作り出した科学技術が対立する世界観のもと連載が始まりました。
「風の谷のナウシカ」の映画化によりアニメージュの連載は1983年6月号で中断されました。この時点では「腐海」に生息する昆虫に似た巨大な蟲の一種である王蟲の群が暴走しナウシカが襲われるところまでの物語でした。映画は原作に沿って作られていますがエンディングなど原作とは異なる点も多々あります。そして1984年3月11日に「風の谷のナウシカ」が公開されました。当初、映画界は「風の谷のナウシカ」の興業成績にあまり期待していませんでしたが公開されると大人気となりました。「風の谷のナウシカ」は宮崎駿先生の知名度を上げる作品となり、「ルパン三世 カリオストロの城」も名作となりました。
「風の谷のナウシカ」の成功により徳間書店の出資により株式会社スタジオジブリ設立され、スタジオジブリのアニメ映画が次々と公開され宮崎駿先生はアニメ界の巨匠となったのです。
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