アメックスことアメリカン・エキスプレス創業(1850年3月18日)
アメリカン・エキスプレス(American Express Company)は世界的に知られる国際ブランドのクレジットカード「アメリカン・エキスプレスカード」を発行する多国籍金融サービス企業です。「アメックス(AMEX)」の略称としても知られています。
アメリカン・エキスプレス社の歴史は古く創業は1850年3月18日です。創業2年前に1948年1月にカリフォルニア州で金が発見されゴールドラッシュが始まり太平洋沿岸の未開拓地が開拓が始まりました。同時に太平洋沿岸の開拓地から内陸部の未開地への開拓も進みました。これによって東西間の人と物の移動が活発になり米国で物流が重要な地位を占めるようなりました。
【参考】西部劇「ローハイド」が日本で放送開始(1959年11月28日)
1850年3月18日、ヘンリー・ウェルズ(Henry Wells)とウィリアム・ファーゴ(William Fargo)、ジョン・バターフィールド(John Butterfield)はニューヨーク州バッファローに馬車で貨物を運ぶ運送会社をに設立しました。これがアメリカン・エキスプレスの始まりです。
余談ですがウェルズとファーゴはカリフォルニア州のゴールドラッシュをビジネスチャンスと考えカリフォルニアへの進出を提案しましたが、他の幹部に反対され断念しました。そこで2人はカリフォルニア州サンフランシスコに運送会社を設立しています。これがアメリカ合衆国西部を基盤とする大手銀行のウェルス・ファーゴ社の始まりです。
物流の需要が高まる中でアメリカン・エキスプレス社の業績は好調に伸び、東部を中心に展開していたビジネスはやがて全米ならびにカナダやメキシコまでに広がりました。同社の事業は貨物の輸送でしたが1882年に世界初の郵便為替業務を始めました。1891年にはファーゴが当時1社し存在していなかったトラベラーズチェック発行のビジネスに注目し世界2番目のトラベラーズチェックを発行しました。
現在はトラベラーズチェックは既に存在していませんが、当時は海外渡航に便利な旅行小切手でした。とりわけ治安の悪い地域への渡航では現金の代わりに必要不可欠なものでした。多くのアメリカ人がアメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックを使うようになり、ビジネスは世界へと広がっていきました。第一次世界大戦中は多くの金融機関が為替業務を中断しましたが、アメリカン・エキスプレスはアメリカ人の海外旅行者のトラベラーズチェックの対応を行い続けたことから高く評価され信頼される企業となりました。第二次世界大戦ではヨーロッパでアメリカ人がペットとして飼っていた犬を本国に移送するなど運送業者としても高く評価されるようになりました。第二次世界大戦終了後は大型旅客機の登場により海外旅行が大衆化したことからアメリカン・エキスプレスのビジネスは拡大していきました。
1958年、アメリカン・エキスプレスはアメリカホテル組合のクレジットカード会社を買収しクレジットカードのビジネスに参入しました。クレジットカードはトラベラーズ・チェックの代わりに広く使われるようなりました。ゴールドカードが登場したのは1966年です。
アメリカン・エキスプレスのブランドは世界的に有名になり、同社は世界的ネットワークを活用しながら事業を多角化していきました。
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