ラジオドラマ「赤胴鈴之助」放送開始(1957年1月7日)
漫画「赤胴鈴之助」は福井英一先生と武内つなよし先生の作品です。江戸時代後期の武士で剣術家の千葉周作が創始した北辰一刀流千葉道場の少年剣士金野鈴之助の活躍を描いたものです。鈴之助は父の形見である赤い胴具足を身に着けていることから赤胴鈴之助と呼ばれます。
「赤胴鈴之助」は福井栄一先生が読み切りの自作「よわむし鈴之助」をもとに少年画報で連載するために執筆を始めたものでした。しかし、昭和29年(1954年)に同誌8月号に第1回が掲載された後に福井先生が狭心症で急逝したため武内つなよし先生が執筆を続けました。連載は昭和35年(1960年)12月号まで続けられました。
人気作品となった「赤胴鈴之助」はラジオドラマ化され昭和32年(1957年)1月7日から昭和34年(1959年)2月14日までラジオ東京(TBS)で全42話が放送されました。赤胴鈴之助は横田毅一郎さん、千葉周作は久松保夫さんが演じました。また公募で選ばれた当時小学生だった吉永小百合さんが千葉さゆり、藤田弓子さんがしのぶを演じています。道場破りの横車押之助は大平透さんが演じています。語り手は当時15歳で現在は参議院議員の山東昭子さんが担当しています。主題歌の「赤胴鈴之助の歌」はその後のテレビドラマやアニメでも使用されました。
自分は「赤胴鈴之助」と言えば1972年のテレビアニメをよく見ていました。こちらの顔の方がお馴染みです。
さて幕末に北辰一刀流には多数の藩士が集まりました。千葉道場には6千人ほどの門弟がいました。その中には坂本龍馬、浪士組を結成した清河八郎と山岡鉄舟、浪士組から新選組となった藤堂平助、山南敬助、伊東甲子太郎、服部武雄、吉村貫一郎がいました。
赤胴鈴之助のモデルは諸説ありますが千葉周作とされています。つまり子どもの頃の千葉周作が大人の千葉周作の弟子になっていることになります。
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