コシグロペリカン
コシグロペリカン はペリカン目ペリカン科ペリカン属の鳥です。 コシグロペリカンの学名は「Pelecanus conspicillatus」でPelecanusは嘴の形に由来するギリシア語を語源とした言葉で、conspicuous はラテン語の「人目を引く」「見えやすい」を意味します。
別名オーストラリアペリカンと呼ばれるようにオーストラリアやタスマニアに生息しています。冬になるとニューギニア島にも現れます。オーストラリアにはコシグロペリカンしか生息していません。多くは海岸に生息していますが、湖沼や河川で生息している個体もいます。ときどき餌を求めて人里に現れることもあります。観光地では餌付けが行われています。日本では動物園や水族館などで見ることができます。写真は鴨川シーワールドで撮影したコシグロペリカンです。
コシグロペリカンの全長は150-190センチメートル、翼開長は2.3~2.5メートルです。体重は4~6.8キログラムで最大のもでは13kgに及びます。嘴は40~50センチメートルあり下部は柔軟で自由に伸縮することができます。肉食で魚、甲殻類、両生類、カメなどを捕食します。小型の鳥を捕食することもあります。嘴の下部を大きく膨らませてその中に獲物を捕らえます。
雌雄同色で体色は白色、翼は黒色、嘴はピンク色、足は黒色をしています。モモイロペリカンは足がピンク色ですからすぐに見分けることができます。寿命は長く25年以上の個体も確認されています。
Amazonアソシエイトとしてブログ「夜明け前」は適格販売により収入を得ています。
| 固定リンク | 0
「野鳥」カテゴリの記事
- コシベニペリカン(2024.11.22)
- コシグロペリカン(2024.11.03)
- リョコウバトが絶命(1914年9月1日)(2024.09.01)
- 思考実験「ヘンペルのカラス」(2022.12.06)
- 太陽を背に羽根を乾かすカワウ(2022.07.22)
「動物の豆知識」カテゴリの記事
- 牡蠣の日(12月23日)(2024.11.23)
- コシベニペリカン(2024.11.22)
- モモイロペリカン(2024.11.12)
- コシグロペリカン(2024.11.03)
コメント