ハクセキレイ
ハクセキレイ(白鶺鴒)はスズメ目セキレイ科の鳥です。ハクセキレイは世界中に広く分布するタイリクハクセキレイの一亜種ですが眼から前後方向に帯状の過眼線があるのが特徴です。
ハクセキレイはロシア沿海、ハバロフスクの沿岸、カムチャツカ半島、千島列島、樺太、日本列島の本州以北、中国東北部に生息しています。日本では北海道や東北地方など北部で繁殖していましたが現在は関東や中部にも生息しています。
体長は約20センチメートルでスズメより大きくムクドリより小さめです。体型はほっそりしています。雄は頭部、肩、背、尾にかけて夏羽では黒色、冬羽では灰色をしています。雌は通年で灰色です。 胸部は黒色ですがその下から腹部は白色です。 顔は白く上述の黒い過眼線があるのが特徴です。
ハクセキレイは地面では尾を振りながら「チュチン、チュチン」と鳴きます。飛ぶときには「チチッ、チチチッ」と鳴きます。まっすぐに飛ばずに波形に飛ぶのが特徴です。普段は短い鳴き声ですが縄張を主張するときには次の写真のように口を開いて長めにさえずります。歌をうたっているような綺麗な声を聴くことができます。
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