永久の未完成これ完成である
浅草から上野に向かって歩いていたら「永久の未完成これ完成である」という言葉が目に入りました。東上野の報恩寺です。
「永久の未完成これ完成である」は宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」に登場する言葉です。矛盾しているように聞こえますが、これは宮沢賢治の芸術やに人生に対する考え方を表したものです。
宮沢賢治の言う「永久の未完成」とは芸術は完成形に到達することはなく常に変化し新たな解釈を生み出す可能性を秘めているということです。そして「これ完成である」は未完成な状態こそが作品の生命力であり結果として完成された状態であることを意味しています。このことから、 芸術作品は一つの枠に収まるものではなく、常に新しい可能性を探求していく過程が重要であるということです。これを人生に重ねると、人生も完成された状態に到達することはなく常に学び成長していく過程が重要であるということです。
常に変化しながら新しいものを生み出していく。宮沢賢治はこの言葉を通じて変革の重要性を説いたのではないかと思います。
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