柱サボテンの花|昼はつぼみで日が暮れると咲く
サボテンはナデシコ目サボテン科に属する常緑の多年草です。北アメリカと中央アメリカなどアメリカ大陸の乾燥地帯に生息しています。
サボテンの葉は棘状に変化し表面に密生しています。この棘がサボテンの表面に日陰を作り表面温度の上昇を防ぐとともに水分の蒸発を防いでいます。またサボテンは多肉植物の一種で乾燥地帯で多くの水を蓄えることができるよう茎や根が肥大化した貯水組織をもっています。
近所の家の庭に立派な柱サボテンが植えられています。8月に入ってサボテンの表面から茎を出しつぼみを作り始めました。ずいぶん大きくなりましたがサボテンは乾燥地帯で受粉する必要があるため昆虫やコウモリに花粉を運んでもらいます。そのため多くのサボテンは夜間に花を咲かせます。
そこで日が暮れて夜間にサボテンのところに行ってみたところ、たくさんのつぼみが開いて花を咲かせていました。
花が腕みたいだなと見ていたらバンデル星人を思い出しました(^^ゞ
ひとつ花を接写してみました。このように夜な夜な見事な花を咲かせています。
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