映画「グリズリー」日本公開(1976年7月3日)
映画「グリズリー」は1976年5月16日にアメリカ合衆国で公開されたウィリアム・ガードラー監督、クリストファー・ジョージ、リチャード・ジャッケル出演のアメリカの生物パニック映画です。日本公開は1976年7月3日です。
生物が人間を襲う生物パニック映画というとかつてはアルフレッド・ヒッチコック監督の映画「鳥」、作家ハーマン・メルヴィル原作の映画ジョン・ヒューストン監督の映画「白鯨」などが有名でした。
1975年にスティーブン・スピルバーグ監督の映画「ジョーズ」が世界中で大ヒットすると、生物が人間を襲う生物パニック映画がたくさん制作されるようになりました。それらの作品の中で最初期に公開されたのが人間をハイイログマ(グリズリー
)が襲う恐怖を描いた本作品「グリズリー」です。「グリズリー」は低予算で製作されましたが「ジョーズ」の影響もあり世界中でヒットしました。
「グリズリー」はそのストーリーが「ジョーズ」によく似ていることがわかります。海水浴場に出現するホオジロザメが国立公園のキャンプ場に出現するハイイログマに置き換えられた物語です。
国立公園の森林で2人の女性が襲われ自然保護管のケリー(クリストファー・ジョージ)は検視結果からクマの仕業であることを知ります。動物学者のスコット(リチャード・ジャッケル)は凶暴なハイイログマ(グリズリー)の仕業であることを指摘します。しかし国立公園の管理者がグリズリーの存在を否定したことにより被害者が増えていきます。ケリーとパイロットはベトナム戦争を経験したヘリパイロットのドン(アンドリュー・プライン)の協力を得てグリズリーと戦うことを決意します。登場人物の設定も「ジョーズ」によく似ています。
「グリズリー」はヒグマの恐ろしさを知っていたので見ていてとても怖かったです。
「グリズリー」のヒットにより多くの生物パニック映画が制作されましたが、記憶に残っているのは「オルカ」と「テンタクルス」ぐらいです。動物が怪物化すると怪獣と変わりませんので記憶に残らなかったのかもしれません。
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