世界初のオールトーキー映画「ニューヨークの灯」米国で公開(1928年7月6日)
映画「ニューヨークの灯」は1928年7月6日に米国で公開されたブライアン・フォイ監督、ヘレン・コステロ、カレン・ランディス、ユージン・パレットなどが出演の犯罪映画です。ワーナーブラザーズは1927年に世界初のトーキー長編映画「ジャズ・シンガー」を公開していますがこの映画は一部の台詞や歌唱シーンのみがトーキーでした。本作品はワーナーブラザーズが公開した世界初の全編トーキー長編映画です。
エディー・モーガンとその友人のジーンは密造酒の密売人からニューヨークで床屋を開く話を持ちかけられます。エディーは憧れのニューヨークでの成功を夢見て母親に借金しニューヨークへ赴きました。しかし、彼らに床屋を開くよう持ち掛けたのは密造酒の密売人でした。彼らの床屋は密造酒の密売所を隠すための偽装店舗とされてしまいます。
ある日、エディーはく故郷で恋人でナイトクラブで働くキティ・ルイスに再会しました。そのナイトクラブもエディの床屋を管理する密造酒密売組織のリーダーのホーク・ミラーが経営していました。やがて警察は密造酒の摘発に乗り出しますが、その過程で警官が殺害されてしまいます。ホークはエディーに密造酒を隠すよう命じ密造と殺人の罪をエディーになすりつけようとします。ところがその直後にホークは何者かに殺害されます。エディーとジーンは警察に疑われるのを恐れてホークの遺体を床屋の座席に座らせて隠そうとしますが警察にばれてしまいます。エディーはあわててキティーの部屋に逃げ込みましたが警察に追い詰められてしまいます。
その後、モーリーというホークの愛人が現れホークを殺害したのは自分だと自首します。罪を償う覚悟のモーリーに対して警察は警官殺しの犯人には生死を問わない懸賞金がかけられていることを告げます。モーリーの罪は不問とされエディーの疑いもはれました。ホークがいなくなり密造酒密売組織との関係がなくなったエディーとキティは故郷へ帰る列車に乗り憧れのニューヨークを去りました。
この映画はWikipediaで全編を見ることができます。
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Lights_of_New_York_(1928)_by_Bryan_Foy.webm
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