ノウゼンカズラ
川原のフェンスにノウゼンカズが咲いていました。ノウゼンカズラ(凌霄花、紫葳、Campsis grandiflora)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属ののつる性の落葉樹です。日本では東北地方以南で見られますがもともとは中国原産です。日本には平安時代に渡来したとされています。
ノウゼンカズラは高さ3~10メートルほどになります。茎や幹から気根を出してつるを巻いて伸びていきます。夏から秋にかけて橙色や赤色の花を咲かせます。鳥類が花粉を運び受粉する鳥媒花であることから色鮮やかな花を咲かせます。
花の形はトランペットによく似ていることから英語ではトランペット・フラワーなどと呼ばれます。
ノウゼンカズラは寒さにはあまり強くありませんが暑さに強く日当たりと水はけの良い場所で繁殖します。繁殖力が強いため放置すると周囲の植物を覆うほどに育ちます。主に観賞用に栽培されますが、花や樹皮が漢方薬として利用されます。有毒という言い伝えがありますがこれは迷信であり実際には無毒です。
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