ムクゲの花
ムクゲ(木槿)はアオイ科フヨウ属の落葉樹です。学名はHibiscus syriacusでハイビスカスの仲間です。原産地は中国で韓国では国花とされています。日本には平安時代初期に渡来し栽培されていたと考えられています。暖かい地方では野生化したものも確認できます。古くから庭木や生け垣として栽培され、夏の茶花としても親しまれています。別名「ハチス」とも呼ばれます。
ムクゲは高さ3~4メートルほどの落葉広葉樹の低木です。葉は3裂していて葉の縁には粗い鋸歯があります。夏から秋にかけて枝先の葉の付け根に白色やピンク色などの5~10センチメートルの大きさの花を咲かせます。一日花で朝に開花し夕方にしぼみます。ムクゲの花びらは重なって並びます。雌しべは花柱が長く突き出ています。
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