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2024年6月10日 (月)

窓付き封筒の特許取得(1902年6月10日)

ココログ「夜明け前」公式サイト

 窓付き封筒は中に入っている手紙に書いてある宛名が見える封筒でビジネスで良く使われています。

 この窓付き封筒は昔からありますが米国イリノイ州シカゴのアメリカス・F・キャラハンが発明したものです。キャラハンは発明した窓付き封筒を「アウトルック封筒」(Outlook Envelope)と名づけ1901年12月9日に特許を申請、1902年6月10日に特許を取得しました(米国特許番号701839)。キャラハンは特許をマサチューセッツ州のエンベロープ社に貸与、同社は1902年7月に製造を開始した。

窓付き封筒(米国特許番号701839)
窓付き封筒(米国特許番号701839)

 窓就く封筒の登場により封筒内の手紙の宛先を郵便の受取人の宛先にも使用できるようになったことから宛名を封筒に印刷する必要がなくなりました。開発当時は文字はタイプライターで打っていましたので手間や打ち間違いなくなりインクの節約にもなりました。一方で窓の部分を切り抜きグラシン紙を取り付けた封筒の製造には手間がかかりましたが封筒に宛名を書かないで済むことの方が便利だったようです。また当時は紙も貴重品であり封筒に使う紙を印刷ができない品質のものを選べるようになりました。第二次世界大戦中、イギリスでは紙不足で新聞紙の封筒が使われたこともあるようです。

 長らくの間、窓の素材にはグラシン紙が使われましたがプラスチックのフィルムが使われるようになったのは20世紀の終わり頃からです。

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