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2024年6月26日 (水)

世界初の実用ヘリコプターが初飛行(1936年6月26日)|フォッケウルフ Fw 61

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 ヘリコプターの原型は竹トンボに始まりルネサンス期にはイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチを残しています。18世紀以降になると模型が作られるようになりやがて蒸気機関を搭載した試作機が製作されるようになりました。20世紀になると人が操縦するヘリコプターが開発されまたが空中に浮きあがることはできても実用的なものではありませんでした。

 固定翼機が主流になると回転翼をもつオートジャイロが開発されるとヘリコプターに必要な航空力学や技術的な知見が得られるようになりました。やがてホバリングが可能なヘリコプターも登場するようになりましたが飛行は不安定で実用できるようなものではありませんでした。

 安定飛行が可能な実用的ヘリコプターを開発したのは1930年代にドイツでオートジャイロの開発と生産を行っていたハインリヒ・フォッケ博士です。フォッケ博士はオートジャイロの開発を通じ回転翼による航空機はオートジャイロでは実現できないという結論に達し、ヘリコプターの開発に着手しました。1934年にはヘリコプターの試作機が完成すると、ドイツ航空省はフォッケ博士にヘリコプターの試作機フォッケウルフFw 61の製造を命令しました。

 フォッケウルフFw 61は1936年6月26日に初飛行を行いました。翌年、試作2号機作られ1937年5月10日にエンジンを止めた状態で着陸するオートローテーションに成功した。これによってドイツは世界に先駆けて安定飛行jが可能で実用的なヘリコプターの開発に成功したのです。

フォッケウルフ Fw 61のデモンストレーション
フォッケウルフ Fw 61のデモンストレーション

 

Focke-Wulf Fw 61 demonstrated by Hanna Reitsch

 

 

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