GIF画像のLZW圧縮法の特許が日本で切れる(2004年6月20日)
GIF(Graphics Interchange Format、ジフ)は米国のパソコン通信CompuServeで使われるようになった画像ファイルの形式です。GIFは圧縮アルゴリズムLZW(Lempel–Ziv–Welch)を採用しており大きなサイズとなる画像データを圧縮することができます。GIF規格は1987年6月15日にGIF87aが公開され、1990年7月30日に背景を透過にしたりアニメーションを可能とするGIF89aが公開されました。

エドワード・マイブリッジの馬が走る連続写真をgif画像にしたもの
GIFが扱える色数は256色までですがWWWが登場した頃からJPEGと並んで良く使われるようになりました。JPEGは写真に使われることが多く、GIFは色数が少ないイラストやボタン画像などに使われるようになりました。
さてこのGIF規格はCompuServeが著作権を所有していますが、CompuServeはGIFの使用をライセンスフリーとしました。またGIFに使われていた圧縮アルゴリズムLZWの特許は米国ユニシスが保有していましたが、ユニシスもその使用料を請求しないという方針を採っていたためGIFは世界中で広く使われるようになりました。
GIFが広く使われるようになるとユニシスは1994年にLZWの特許利用に課金する方針に切り替えました。最初は対象を企業としましたが、1999年にはフリーソフトウェアの開発に対しても課金する方針をとりました。さらにライセンス契約を結んでいないソフトウェアで作成されたGIF画像を利用したユーザーにも課金することになりました。このことからGIFを利用するユーザーが激減しました。
このような背景のなかでGIFの代替手段として1996年に開発されたのが圧縮アルゴリズムDeflateを採用したPNG(Portable Network Graphics)です。当時、自分もWebサイトのGIF画像をJPEGやPNGに変更したことを覚えています。
月は流れLZW特許は米国で2003年6月20日に失効、翌2004年6月20日には日本においても失効した。GIFは自由に使うことができるようになりGIFの利用も増えてきましたが、JPEGやPNGなどのフルカラー対応の形式が主流になったことでGIFはかつてのように広く利用されることはなくなりました。GIFアニメーションは手軽に作成できるため使われていましすが、現在ではアニメーションPNGと呼ばれるAPNGが使われることが多くなりました。
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