左のハサミが大きいサワガニ
サワガニを居酒屋さんで頂きました。東京都八王子市の高尾山の奥地を流れている沢でとれたものだそうです。
サワガニ(沢蟹)は十脚目(エビ目)カニ下目サワガニ科のカニです。淡水性のカニで生まれてから一生を淡水で暮らします。サワガニは日本固有種で学名はGeothelphusa dehaaniです。
学名のdehaaniは日本の甲殻類の分類を行ったオランダの動物学者ウィレム・デ・ハーンに因んでいます。ウィレム・デ・ハーンはライデン王立自然史博物館(オランダ国立自然史博物館)でシーボルトなどが日本で収集した標本や図をもとにファウナ・ヤポニカ(Fauna Japonica 、日本動物誌)をテミンク、シュレーゲルと作成しました。デ・ハーンはファウナ・ヤポニカ甲殻類編を担当し、日本の多くの甲殻類を命名しています。
サワガニのオスの多くは右のハサミの方が左より大きいのが特徴ですが左のハサミの方が大きいものもいます。写真のサワガニもオスと思いますが左のハサミの方が大きくなっています。
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