ココログ「夜明け前」公式サイト
Windows 11をアップデートしたらGoogle Chromeの動作が遅くなりました。現在のバージョンは22H2(22621.3593)です。タスクマネージャでGoogle Chromeのプロセスを確認したところ見慣れない「効率モード」のアイコンが表示されていました。「効率モード」は稼働しているプロセスの優先度を下げて省電力機能のようです。つまり「効率モード」で稼働しているアプリケーションは効率を下げられていることになります。
Google Chromeの動作が遅くなったのは「効率モード」によるものかどうかを確認するため「効率モード」を無効にする方法を調べてみましたが一時的に「効率モード」を無効にすることはできるものの使用しているうちに「効率モード」になってしまいます。
恒久的に「効率モード」を無効にすることはできないかいろいろ調べてみたところ海外のサイトでGoogle Chromeの起動オプションを設定することで可能という情報を見つけました。設定してすぐにGoogle Chromeを再起動してしまったのでそのサイトは見失ってしまいました。サイトの管理者様、貴重な情報を得られたのにたいへん申し訳ありません。
さて実際にどのような起動オプションを設定すれば良いかというと下記の通りです。
--disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess
Google Chromeのショートカットのプロパテの[リンク]先を下記のように設定するだけです。
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess
Windows 11でGoogle Chromeを効率モードにしない方法
この設定をした以降はタスクマネージャのプロセスのGoogle Chromeは「効率モード」にならなくなりました。
ところがこれだけではあまり改善されなかったのでGoogle Chromeの起動プロセス数を3に制限してみました。具体的には下記のオプションを追加しました。
--renderer-process-limit=3
Google Chromeのショートカットのプロパテの[リンク]先を下記のようにしています。
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --renderer-process-limit=3 --disable-features=UseEcoQoSForBackgroundProcess
起動したGoogle Chromeをタスクバーにピン留めしここからGoogle Chromeを起動する場合、ピン留めでできたGoogle Chromeのアイコンを右クリックしてメニューを開き[Google Chrome]を右クリックしてプロパティを開いて上記の設定を行う必要がありあます。
Google Chromeの[設定][パフォーマンス]のメモリーセーバーはOFFにしています。
CPUはIntel(R) Core(TM) i7-7600U CPU @ 2.80GHz 2.90 GHz、メモリは16GB実装しています。
Windowsを再起動して動作確認したところChromeがずいぶんさくさく動くようになった感じです。プロセス数が増えると少しもたつきはじめます。下記を2や1に設定するともたつきがほとんどなくなりましたが現在1に設定して少し様子を見てみることにします。
--renderer-process-limit=2
--renderer-process-limit=1
設定変更は自己責任で対応をお願いします。
※limit=1ではタブをたくさん開くとリソースの割当に問題が起き動作が緩慢になったのでlimit=2にしました。
【関連記事】コンピュータ・ネットワーク
・IMEをATOKにするとGoogle ChromeやMicrosfot Edgeのタブ切り替えが遅くなる問題
ココログ夜明け前|Googleニュース
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
Amazonアソシエイトとしてブログ「夜明け前」は適格販売により収入を得ています。
プライバシーポリシー
最近のコメント