映画「クレーマー、クレーマー」日本公開(1980年4月5日)
映画「クレーマー、クレーマー」(Kramer vs. Kramer)は1979年12月8日に公開されたアメリカ映画です。原作はエイヴリー・コーマンの同名の小説でロバート・ベントンが監督・脚本を手掛け、主演はダスティン・ホフマンです。
この映画は原題にあるとおり「クレイマー対クレイマー」の争いの物語です。ダスティン・ホフマン演じるテッド・クレイマーとメリル・ストリープ演じるジョアンナ・クレイマーの夫妻の生き方とその子どもビリー・クレイマーをめぐる離婚裁判の行く末を描いたものです。
ある日、仕事人間のテッドに愛想を尽かしたジョアンナが家を出ていきます。テッドは今までジョアンナに任せっきりだったやった5歳のビリーを育てながら仕事を始めます。最初は朝食に作ろうとしたフレンチトーストを丸焦げにしてしまうなど母親の代わりなどできませんでした。そんな生活が続き次第に2人の生活が安定してきた頃、テッドが目を離した隙にビリーがジャングルジムから転落して怪我をします。この事故がきかけでテッドは仕事に身が入らなくなり会社を解雇されてしまいます。
仕事と子育ての両立に悩みながら1年ほど暮らしていたろころにジョアンナが息子の養育権を主張し裁判を起こしました。もとはと言えばジョアンナが家出をしたので離婚後の養育権はテッドにありましたが、ジョアンナは独立して仕事を始めテッドよりも年収が多くなっていました。あなたはビリーを幸せにすることができないと主張するジョアンナにテッドは反論することができず敗訴します。
やがてテッドとビリーのもとにジョアンナがやってくる朝を迎えました。テッドはフレンチ・トーストを上手に作りビリーと朝食を済ませジョアンナが来るのを待っていました。マンションに到着したジョアンナはテッドに電話をかけます。テッドが階下に降りるとジョアンナはテッドとビリーの2人の生活を案じて・・・
養育権を争いながら子どもを目の前に揺れ動く元夫婦の気持ちや行動を描いた本作品は、実際に世界各国で社会問題となっていることを背景に話題となりました。第52回アカデミー賞作品賞、第37回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞を受賞しました。
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