映画「カルメン故郷に帰る」公開(1951年3月21日)
「カルメン故郷に帰る」は昭和26年(1951年)に松竹大船撮影所が製作した日本映画です。監督は木下惠介、主演は高峰秀子です。
日本では大正時代にはキネマカラー(二色映画)が作られるようになりましたが、日本で初めて製作された総天然色のカラー映画は1937年に製作された「千人針」です。1945年にもカラー映画「春の歌」が製作されています。この2つの映画は短編映画で「千人針」は外国産カラーフィルムで撮影されたものであり、「春の歌」は試作の国産カラーフィルムで撮影されました。「春の風」は戦災で焼失し、「千人針」は満州で公開されていたものを旧ソ連が接収したものの一部が残っています。「カルメン故郷に帰る」は長編映画で国産のフジカラーを使っていることから日本初の国産総天然色の長編カラー餌映画とされています。
さて「カルメン故郷に帰る」は主役の高峰秀子が演じる東京でストリッパーのリリィ・カルメンとして働くおきんが、かつて家出をした故郷の上州北軽井沢浅間山麓ののどかな風景の田舎の村に同僚のマヤ朱美を連れて里帰りする物語を描いたものです。
カルメンは自分たちは芸術家と称し村の人々も村から芸術家が輩出されたことを大喜びし歓迎します。ところがカルメンとマヤの派手な姿や立ち振る舞いに村の人々は驚愕してしまいます。やがて2人は村で芸術を披露すると言いだしストリップの公演を敢行することになり・・・。
戦後に自由となった社会を生き抜くカルメンとマヤ、彼女たちの行動を通じて少し軽薄となった社会を風刺する喜劇です。当時としては新しい時代の幕開けを感じさせる映画でもありました。
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