「勧める」「薦める」「奨める」の違い
人に何かをすすめるときの「すすめる」には「勧める」「薦める」「奨める」という漢字があります。どれも「すすめる」という意味ですがそれらの違いはどこにあるのでしょうか。
この3つの「すすめる」は何をすすめるのかによって使い分けます。
「勧める」は相手にそうするよう働き掛けるときに使います。対象は主に動作となります。読書を勧める、出席を勧めるなどのように使います。また座席を勧める、食べ物を勧めるなど物や飲食物を提供する場合にも使います。
「薦める」は相手に採用するよう働きかけるときに使います。つまり推薦の意味です。対象は人物やものなどです。候補者として薦める、良書を薦めるなどのように使います。
「奨める」は「勧める」と同じように使いますが奨励や推奨の意味です。つまり勧めるに比べて励ましたり褒めたりする意味が加わります。映画鑑賞を勧めるは映画を見ることを勧めるですが、映画鑑賞を奨めるになると映画鑑賞を奨励したり作品が素晴らしいので推奨するという意味が含まれてきます。
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