映画「インディペンデンス・デイ」日本公開(1996年12月7日)
「インデペンデンス・デイ」は1996年に公開されたローランド・エメリッヒ監督の米国のSF映画です。脚本はローランド・エメリッヒ監督とディーン・デヴリン氏が手掛けました。ウィル・スミス、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラムなど多数の俳優が出演するアンサンブル・キャストとなっています。
アメリカ合衆国独立記念日(7月4日)を迎える7月2日に強力なエイリアンの大型の円盤が世界の主要都市に現れ攻撃を開始。7月3日、人類は反撃を開始するバリア-に守られた円盤には核兵器する通じなくもはや打つ手はなくなりました。そして迎えた独立記念日の7月4日、エイリアンの母船のコンピューターシステムにウイルスを送り込みバリアーを一時的に無効化、全世界で人類はエイリアンに反撃を開始しました。
エメリッヒ監督とディーン・デヴリン氏は映画「スターゲイト」の監督・脚本を手掛けていますが、エメリッヒ監督が欧州で「スターゲイト」のプロモーションをしていたときに記者からの「異星人の存在を信じるかどうか」という質問に答えているときにインデペンデンス・デイ」を構想しました。
突然エイリアンがやってくるというストーリーはH・G・ウェルズの「宇宙戦争」を彷彿させます。「宇宙戦争」の宇宙人たちは地球の細菌によって絶滅しますが、「インデペンデンス・デイ」の宇宙人はコンピューター・ウィルスによって絶滅します。細菌がウィルスになっていますがオマージュした映画と言えるでしょう。
ラジオ番組「火星人の襲来」で全米大パニック(1938年10月30日)
この映画を見たとき「コンピュータ・ウィルスかい!」と思ったのですが、それはバリアーを無効にして反撃を開始するきっかけを作るためであってエイリアンの円盤を破壊したのは戦闘機による攻撃でした。
ラストシーンでエイリアンの円盤を破壊するランディ・クエイドが演じるラッセル・ケイスは映画では正式に作戦に参加しF/A-18戦闘機で家族と地球を守るため円盤に体当たりしますが小説では作戦に紛れ込み軽飛行機に爆弾をくくりつけて突っ込んでいます。
タイトルの「インデペンデンス・デイ」は1983年のアメリカのドラマ映画と同じタイトルでした。この映画はワーナー・ブラザーズの作品です。1996年の本作の「インデペンデンス・デイ」は20世紀フォックス映画の作品です。同名の映画の公開を決定づけたのはトーマス・ホイットモア大統領の演説の撮影の直前にデヴリン氏とホイットマン大統領を演じたビル・プルマンが演説の最後に「今日、我々は独立記念日を祝う!」という台詞を付け加えたことでした。
米国での公開は1996年7月3日を予定していましたが公開前から大人気となっていたため、多くの映画館が映画の物語が始まる7月2日の深夜に上映を始めました。日本で公開されたのは同年12月7日です。
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