函館市の実行寺の日仏親善函館発祥記念碑
北海道函館市船見町に日蓮宗の寺院「実行寺」があります。マシュー・ペリー提督が率いる黒船来航で安政元年(1854)年に日米和親条約が締結されると箱館が米国に開港されました。続いて幕府はイギリス、ロシア、オランダと和親条約を締結、それらの国に対して箱館は開港されました。箱館が開港さると実行寺は外国人の宿所としても利用されるようなりました。
この実行寺の正門奥には「日仏親善函館発祥記念碑」と刻まれた石碑があります。この石碑の上部は円形の穴が空いており、穴の中央部に握手している人の手の彫刻があります。この石碑には日本とフランスの間の外交に関する逸話があります。
幕府はアメリカ、イギリス、ロシア、オランダと和親条約を結びましたが、フランスとは和親条約を結んでいませんでした。そのため箱館はフランスには開港されていませんでした。安政2年(1855年)6月から7月にかけてフランス海軍のインドシナ艦隊のシビィル号、ヴィルジニ号、コンスタンチヌ号が多くの病人が出たため立て続けに緊急に箱館に寄港しました。箱館奉行の竹内保徳は人道的な見地に立ち病人たちの治療のための上陸と養生を独断で許可しました。「日仏親善函館発祥記念碑」は実行寺が日仏親善の発祥の地であること、また仏教徒とキリスト教徒の友愛の証しを記念し平成13年(2001年)に建立されたものです。
余談ですが五稜郭を築城した武田斐三郎はコンスタンチーヌ号副艦長から見せられた星型城塞都市の絵図にヒントを得て五稜郭を設計したと言われています。
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