東京競馬場が開場(1933年11月8日)
東京都府中市にある中央競馬の東京競馬場。東京競馬場は明治40年(1907年)に東京府荏原郡目黒村に開場された目黒競馬場が前身です。開場間もなく当初は馬券の販売が禁止となったため競馬の人気はあがらず目黒競馬場も閑散としていましたが、大正12年(1923年)に馬券の販売が解禁になると競馬の人気もあがり目黒競馬場も賑わうようになりました。昭和7年(1932年)、目黒競馬場で第1回東京優駿大競走(日本ダービー)が開催されるとますます競馬の人気があがりました。その一方で目黒競馬場の周辺も発展し借地権の高騰や競馬場の拡張が困難となり目黒競馬場の移転をせざるを得ない状況になりました。
目黒競馬場の移転先としてはいくつかの候補地がありましたが、とくに最適な地形の敷地を有する府中市が誘致に力を入れたことにより、府中への移転が決まりました。名称は東京競馬場に改められ昭和8年(1933年)11月8日に開場しました。
東京競馬場で初めて競馬が開催されたのは同年11月18日です。これによって目黒競馬場も同年に閉場し26年の歴史に幕を閉じました。東京競馬場で開催されるG2重賞競走「農林水産省賞典 目黒記念」は目黒競馬場を記念した競走です。
東京競馬場で東京優駿(日本ダービー)が開催されたのは昭和9年(1934年)の第3回からです。その他、帝室御賞典(現在の天皇賞)や農林省賞典、目黒記念などの重賞競走が開催されました。
【関連記事】東京競馬場が開場(1933年11月8日)
・トキノミノル日本ダービー優勝で10戦10勝(1951年6月3日)
・第1回中山グランプリ(有馬記念)が開催(1956年12月23日)
Amazonアソシエイトとしてブログ「夜明け前」は適格販売により収入を得ています。
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- 大谷翔平選手に会った!看板の|伊藤園の「お~い大谷君」(2025.04.12)
- 【おもしろ映像】モハメド・アリ vs ロッキー・バルボア(2025.03.17)
- バスケットボールの初試合が行われる(1891年12月21日)(2024.12.21)
- ペルチェ冷却機能つきネッククーラー(2024.09.04)
- 金銀の日|1928年アムステルダムオリンピック(1928年8月2日)(2024.08.02)
「今日は何の日」カテゴリの記事
- 明治政府が長崎の浦上のキリシタンを流罪|浦上四番崩れ(慶応4年 1968年閏4月17日)(2025.04.17)
- 第1回モナコ・グランプリ開催(1929年4月14日 )(2025.04.14)
- 忠犬ハチ公の日(昭和9年 1934年4月8日)(2025.04.08)
コメント