ザクロ|鬼子母神が持っていたのはザクロではない
カテゴリ:植物の豆知識
ザクロはフトモモ目ミソハギ科ザクロ属の高さ5~6メートルの落葉小高木です。漢字では石榴、柘榴、若榴と書きます。ザクロ属にはザクロとイエメンのソコトラ島のソコトラザクロの2種しか存在しませんが、ザクロには亜種と栽培品種が存在します。
ザクロは初夏になると開花し赤朱色の花をつけます。秋になると直径6~10センチメートルの球形の果実を実ります。
ザクロの果皮は硬くて厚く熟すと裂けて赤色の透明な粒状のルビーのような果肉がたくさん出てきます。この果肉1粒ずつに種子が存在します。果肉にはカリウムが比較的多く含まれ、ビタミン類や抗酸化作用があるポリフェノール類が豊富に含まれています。
日本でザクロと言えば鬼子母神の伝説が有名です。鬼子母神は自分の500人の子どもたちを育てるために人間の子どもたくさん捕まえては食べていました。鬼子母神の行いを見かねた釈迦は鬼子母神がもっとも可愛がっていた子どもを隠しました。鬼子母神は半狂乱となってその子どもを探しましたが見つかりません。困り果てた鬼子母神は釈迦にすがりました。釈迦は子どもを失う親の苦しみについて諭し、鬼子母神が従うと釈迦は隠していた子どもを鬼子母神のもとへ戻しました。以降、鬼子母神は仏法の守護神となり子どもと安産の守り神となりました。
鬼子母神は1人の子どもを抱き右手には吉祥果(きちじょうか)を持つ天女のような姿をしています。吉祥果はベルノキでザクロではありませんが、仏経が中国に伝わったとき吉祥果が知られていなかったためザクロで代用しました。また、釈迦が鬼子母神に人間の子ども食べるをやめさせるために人肉の味がするザクロを食べさせるようにしたと言うのは日本で創作された俗説です。
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