誤食に注意|ヨウシュヤマゴボウ
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)は北アメリカ原産のヤマゴボウ科の多年草でアメリカヤマゴボウとも呼ばれます。日本では帰化植物となり各地の市街地の空き地や庭などで見られます。
ヨウシュヤマゴボウの根はゴボウ状で赤紫色の太い茎が伸びて高さ1~2メートルになります。初夏から夏の終わりにかけて枝の先に白色や薄紅色の花穗をつけます。球形の果実が熟すと黒色になります。果汁は濃い赤紫色で強い染料となることから米国ではポークウィードやインクベリーとも呼ばれます。ヨウシュヤマゴボウは全体に毒をもっています。誤植すると約2時間で腹痛、嘔吐、下痢が起こります。摂取量が多くなると痙攣や麻痺を起こして命にかかわります。ヤマブドウと間違えて食べないないようにしましょう。
食用として販売されている「山ごぼう」はキク科ゴボウ属の多年草の野菜のゴボウの根かキク科アザミ属の多年草のモリアザミの根です。「山ごぼう」はヨウシュヤマゴボウや在来種のヤマゴボウとは異なります。
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