映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」公開(2007年11月3日)
2007年11月3日は「ALWAYS 続・三丁目の夕日が公開」された日です。前作「ALWAYS 三丁目の夕日」が公開されたのは2005年11月5日です。前作は昭和33年(1958年)の春から年末までの物語ですが、本作は 前作から4ヶ月後の昭和34年(1959年)の春から始まります。
昭和34年(1959年)というと高度成長時代の幕開け期です。敗戦から復興する日本が東京オリンピックの開催を前にどんどん経済大国と成長していった時期です。その日本の姿と人間模様を描いたのがこのシリーズです。
本作も前作同様に昭和の町の映像づくりのこだわりがありました。ストーリーと同じぐらい映像を楽しむことができます。ゴジラで始まる映画の導入の展開もちょっとびっくり。なぜゴジラが登場もすぐになるほどなとわかります。それから自分が「あ~」と思ったのは羽田空港でした。その他、作り込まれた色々な映像を見て昔の記憶も蘇りました。
古いものは新しいものへとかわり都市の様子もどんどん変化していきます。となりの住人の喜怒哀楽を共有する人と人とのつながり、地域ぐるみの生活、そんな人間模様を見ていると、今の時代はちょっと寂しくなったと思います。昭和の時代の近所の友達、おじさん、おばさん、どうしてるかなとか思い出します。
本作の中で超満員の映画館が出てきます。かかっている映画は石原裕次郎主演の「嵐を呼ぶ男」。裕次郎がドラムを叩くのに合わせて観客も大盛り上がりです。昔はテレビが高価で他のメディアもほとんどありませんでした。映画が大衆の娯楽だったのです。
2007年公開時にこの映画を映画館に見に行きました。超満員で大盛り上がりの映画館の様子をスクリーンを映し出している我が町の映画館には観客がパラパラとしかいませんでした。となりのちょっと大きな町にも映画館があり、電車に乗っていけば有名な大きな映画館があります。地方都市の映画館は経営が厳しいだろうと思っていましたが、我が町の映画館も閉館してしまいました。
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