ど根性ガエルのピョン吉参上(1972年10月7日)
「ど根性ガエル」は漫画家の吉沢やすみ先生の作品で昭和45年(1970年)から集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載が始まりました。あっという間に人気の漫画となりテレビアニメ化され昭和47年(1972年)10月7日から昭和49年(1974年)9月28日まで日本テレビ系列で放送されました。
中学生の貝塚ひろしがゴリライモとの決闘中に転んでしまいピョン吉という名前のカエルを胸で押しつぶしてしまいます。ピョン吉はひろしの白いシャツに貼り付き平面ガエルとしてひろしと一緒に暮らすことになります。東京の下町を舞台にひろしとピョン吉、そして2人を取り巻く様々な人々とのドタバタ劇が展開します。
「ど根性ガエル」はカエルが白いシャツに貼り付いて生きるという斬新なアイデアでした。漫画家の手塚治虫先生は吉沢やすみ先生の結婚式の披露宴で「平面ガエルは思い付かなかった」「すごい発明」と賛辞を送っています。ちょっと悪ガキだけど心優しいひろし、何事も根性で乗り切ろうとするピョン吉、ひろしとピョン吉は喧嘩を繰返しながら深い友情で結ばれていきます。
登場人物も多彩で声優さんも豪華なメンバーでした。貝塚ひろしは野沢雅子さん、ピョン吉は「魔法使いサリー」のカブちゃんなどを演じた千々松幸子さん、ひろしのガールフレンドは吉沢京子ちゃんは「みなしごハッチ」のハッチを演じた栗葉子さん、ひろしの後輩の五郎ちゃんは「サザエさん」のカツオを演じた高橋和枝さん、ゴリライモは「ドラえもん」のジャイアンなどを演じたてかべ和也さん、その他、梅さんことすし屋の佐川梅三郎(原田一夫さん)、ヨシ子先生こと山中ヨシコ(武藤礼子さん)、南先生こと南よし雄(仲村秀生さん)、教師生活25年の町田先生( 永井一郎)、ひろしの幼なじみでサングラスをプレゼントしたくに子ちゃんこと大林くに子(増山江威子さん)、他にもたくさんいますが本当にたくさんのキャラクターが登場しました。
「ど根性ガエル」は続編なども制作され大人気となりましたが1980年代にはその人気も下火となりました。1990年代になってテレビドラマ「ひとつ屋根の下」で柏木達也を演じる江口洋介がピョン吉のTシャツを着ていたことがきっかけで再び人気となりました。
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