映画「オーメン」日本公開(1976年10月2日)
映画「オーメン」は1976年に製作されたアメリカ映画です。監督は リチャード・ドナー、脚本は デヴィッド・セルツァー、主演は グレゴリー・ペックです。ダミアンは子役のハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンスが演じました。1974年に映画「エクソシスト」が日本で公開、オカルト・ホラー映画ブームの中で「オーメン」は大ヒットしました。
オーメンとは英語で「前兆」「予兆」「予言」などを意味します。6月6日午前6時、アメリカ人外交官ロバート・ソーンはローマの病因で死産となった子の代わりに同時刻に誕生した孤児を養子として引き取りダミアンと名付けました。しばらく平和の日々が続きましたがダミアンが5歳になると異変が起こります。ローマからやって来た神父がダミアンを悪魔の子であると告げに来ましたがロバートは無視しました。次々と異変が起こり、ロバートはダミアンの出生の秘密を知りダミアンの頭に悪魔の印である666のアザがあることを見つけます。ダミアンを悪魔の子と認識したロバートはダミアンを殺そうとしますが警察官に射殺されてしまいます。孤児となったダミアンは大統領に引き取られ、ロバートの葬儀で怪しげに微笑みなす。
「オーメン」に出てくる様々なシーンの構図は秀逸なのですが、それもそのはず撮影監督はギルバート・テイラーだったのです。テイラーは後に「スター・ウォーズ」の撮影監督も務めています。ラストシーンでダミアンが微笑んだのは本体はNGだったそうです。撮影時は笑わないようにダミアンを演じた子役に指示したそうですが微笑んでしまったそうです。その微笑みがあまりにも不気味に感じられたことから採用されました。次作に繋がる意味深い微笑みとなったのは言うまでもありません。
またこの映画の制作にまつわる不吉なエピソードがたくさんあり、これも話題になりました。「オーメン」は続編が作られ「オーメン3/最後の闘争」まで制作されました。「オーメン3」で青年となったダミアン役はサム・ニールが演じました。サム・ニールは「ジュラシック・パーク」でアラン・グラント博士を演じた俳優さんです。「オーメン4」はテレビ映画で「オーメン」シリーズの続編ですが内容は関係ありません。
「オーメン」には衝撃的なシーンがたくさんありましたが当時は制限なく見ることができましたが、子どもにとってはトラウマになるほどの怖さでした。この映画を見て悪魔サタンやヨハネの黙示録に興味を持つようにもなり、悪魔がいるなら神様もいるはずだろうとトラウマを払拭した記憶があります。
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